ヒントは、ボイトレ。日本人の英語力を救う異色スタートアップ

2019年7月9日 案件情報

「ニッポン人の英語力は、なぜ伸びない?」の答えは?新しい英語塾開校に向け、FUNDINNO(ファンディーノ)で資金調達するDEFアニバーサリーによる、“もう挫折しないための英語入門”。

市場規模8666億円――。

グローバルなマーケットの中で、密なコミュニケーションを取るための必須の力、それが語学力だ。

冒頭で示したこの数値は、国内語学ビジネスの市場規模を示したものだ(注・1)。

今や、語学教育事業は、フィリピンなどの英語圏の講師とオンラインでレッスンを受ける低価格帯のものから、第二言語習得論の知見に基づいた高価格の短期集中トレーニングまで、さまざまなプログラムが用意されている。

そんな中、既存のスクールにはない、まったく新しい語学教育プログラムが誕生した。

それが、「英音学」。

まるで歌い方を覚えるように、歌詞と音楽に合わせて英語の発音や単語を学んでいくというプログラムだ。

この事業を進める株式会社DEFアニバーサリーは異色の会社だ。

役員メンバーは、今やタレント業だけでなく、自身でさまざまなビジネスを手がけるマルチな実業家としての顔も持つ田村淳氏のほか、東海圏を中心に展開する学習塾・東進ゼミナ―ルを運営する飯田裕紀社長、世界8ヶ国に展開するABC cookingStudioのグループ会社である株式会社エービーシースタイル代表取締役の横井宏吏氏ら。


株式会社エービーシースタイル代表取締役・横井宏吏氏(左)、タレント・田村淳氏(中央)、株式会社DEFアニバーサリー社長飯田裕紀氏(右)

3人は、なぜ新たな英語教育プログラムをスタートさせたのか。そして、田村淳氏がタレント業以外にビジネスに取り組む本質的理由とは――。

今回、株式会社DEFアニバーサリーが、新規事業をはじめるにあたり、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで資金調達をしようとすることへの想いを赤裸々に語ってもらった。
(この鼎談は、2019年6月28日TOKYO MXの控室にて行われました)

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◆きっかけはAbemaTVの青学受験企画

――淳さんは、なぜ語学ビジネス事業に興味を持たれたのでしょうか。

淳:このプロジェクトは、4ヶ月前に始まりました。DEFアニバーサリー取締役社長の飯田さんには、AbemaTVの青山学院大学受験企画のときにすごくお世話になったんです。受験勉強を始めたものの、僕がどうしても英語がわからなくて、飯田さんに相談したら、「名古屋に住んでる家庭教師をすぐに派遣させます!」と言って、本当に一週間後に家庭教師がきてくれた(笑)。結果的に受験は失敗しましたけど、英語への課題意識を持っていた僕は、飯田さんが「英音学」の教育事業を始めると聞いて、理念やプログラムに共感して、すぐにジョインを決めました。


田村淳(たむら・あつし)
1973年山口県下関市生まれ。タレント、作家、経営者。1993年に相方の田村亮とロンドンブーツ1号2号を結成。よしもとクリエイティブ・エージェンシー(吉本興業)所属。株式会社DEFアニバーサリー役員

――今回、ABCクッキングスタジオのプロモーションを手がける横井宏吏さんもチームに加わっています。意外なつながりです。

淳:僕、料理の仕事もしてたんです。ABCクッキングスタジオで撮影する番組を録っていたので、そのときに、横井さんとは仕事でパートナーを組んでいました。ちなみに、今回ジョインしたDEFアニバーサリーという会社名の由来は、横井さんに入ってもらっていることもあり、「ABCの次にする仕事」って意味で、アルファベットでABCの次はDEF…ってことで「DEFアニバーサリー」って社名になりました。他にも“DEF”にはいい意味があるっていう話も聞いてます(笑)

◆あの、ロンブー淳が英語を学びたくなった強烈エピソード

――とは言え、淳さんがここまで英語教育事業に力を入れたいと思ったのは意外です。何か強烈な理由があるんですか?

淳:それは僕自身の経験が大きいですね。受験勉強をしてる時に強く思いましたが、英語の勉強って、ほんと楽しくないんです(笑)。毎日やっても単語も覚えられないし、リスニングしてマークシート塗りつぶして終わりっていう勉強だと、全然伸びない。以前、飯田社長に誘われてフィリピンに3日間だけ語学留学しましたが、カンヅメ状態で英語を勉強したら、3日間で英語がキライになっちゃった。

――(笑)。

淳:でも、以前出演していた番組で感じましたが、世の中の最新の知見は英語が話せないと知れない。それを自覚しているからこそ、英語が話せるようになりたいんです。

――仕事でも英語に接する機会があったんですね。

淳:NHKで『ろんぶ〜ん』(2018年10月〜2019年3月放送)という番組をやっていました。番組名の通り、最新の論文を紹介するというもので。そこで英語の論文を参考文献に入れていないと、研究結果が2〜3年遅れたものになってしまうということを知りました。英語が読めないと、最新の記述に触れられないし、翻訳文だと翻訳者のバイアスを避けられない。他には、娘にも英語で苦労させたくなかったというのもあります。あとはシリコンバレーでの経験も大きかった。

――シリコンバレーに行かれたんですね。

淳:今から3年前ですかね。当時マネージャーをしていた佐藤詳悟(現・株式会社FIREBUG 代表取締役、株式会社QREATOR AGENT 代表取締役)という人間が急に「シリコンバレーに行ってきます!」と言って、日本に帰ってきたら、吉本興業をやめて起業したんです。それで、シリコンバレーには何かあるんだろうと思って僕も視察に行ったんです。Apple、Facebook、Google、テスラ、LinkedInとか、すべて回りました。そこで彼らの合理的な部分に接して、強く刺激を受けました。

――もっとも印象に残っているのは?

淳:Facebook社でのエピソードです。会議の仕方が全然違いました。とにかく、決定権を持っている人が明確で、彼らに無駄のないように報告をして、ぽんぽん意思決定をしていく。廊下を歩きながらメシ食ってるボスに、次々報告してプロジェクトが進んでいく様子は強烈に印象に残っています。ただ、僕はその英語の会話内容がまったく理解できなかったんです。

――そこで直接彼らと英語で話せるようになりたい、と。

淳:そうです。刺激を受けつつも、どこかモヤモヤしてる僕に、ある役員が話しかけてくれました。「アツシ、今日はありがとう。僕は、アツシが失敗したことを聞きたい。次にアツシと会う時は、アツシが失敗して何を考えたか聞きたい」と。それで、英語でもなんでももっと挑戦しようと思って日本に帰ってきました。マネージャーが辞めて起業した理由がわかりました(笑)

――それで、いろいろ挑戦するモチベーションが高まったわけですね。

淳:ただ、何を勉強するにしても、楽しく学べないと続かないと思いました。たとえば、歌を勉強している人は本当に楽しそうなんです。ならば、ボイトレのノウハウを使えば、英語力が伸びていくと思ったんですよね。具体的なプログラムの内容は、飯田さんが詳しいと思いますけど。

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◆「ボイトレのように英語を覚える」が合理的な理由

――飯田さん、「英音学」は何が革新的なのでしょうか。たとえば、ビートルズやテイラー・スウィフトの曲を聞きながら英語を学ぶこともできますよね。

飯田:最も違うのは、「英語を学ぶことを前提としたオリジナルの曲を使用している」という点です。たとえば、作詞。Aメロディの文法は第3文型だけにする。そうするとAメロディを歌い続ければ第3文型が自然と覚えられます。さらに、サビでは、日本人にとって難しいLとRの発音の違いがわかるような歌詞にする。こんなふうにフレーズごとに文型や発音を固定することで「歌っているうちに英語が身につく」という体験を実現できます。


――なるほど。最新のあいみょんや西野カナの曲の歌詞を覚えるように英語を自然と学んでいくということですね。

飯田:そうです。さらに復習がしやすいように、イヤホンの右からは日本語、左からは英語が流れるようにして同時通訳できる曲を作っています。

淳:これ、すごく大事だと思うんです。ちょっとしたスキマ時間に英語を復習できるようになるじゃないですか。街を歩くと、みんなイヤホンつけてますよね。音楽を聞いている人も多いと思うんだけど、そこで聞く音楽があいみょんでも西野カナでもなくて、英語を学べる音楽に変わるだけなので復習機会を確保しやすい。

◆なぜFUNDINNOなのか

――飯田さんにお聞きします。今回、株式投資型クラウドファンディングのFUNDINNOで資金調達を進めようと思った理由はなんでしょうか?

飯田:一口で言えば、クラスターとの親和性です。FUNDINNOの投資家さまには都心に住んでらっしゃる30〜40代のホワイトカラーで高所得の方が多いと聞きました。それならば、仕事面で英語が話せるようになりたいという課題意識を持っている方が多いのではないかと思ったのです。こうした方たちに応援していただければ、我々のサービスの浸透も早いのではないか、という判断です。


飯田裕紀(いいだ・ひろき)
1983年生まれ。名古屋外国語大学卒業、立命館大学法科大学院中退。広告代理店勤務を経て、2012年 株式会社東進に入社。2016年より代表取締役社長に就任。2017年、教育機関「NAYUTAS」を開校。2年で直営4校舎、生徒数500名まで拡大させる。2017年、婚活イベントを行う合同会社TKSを設立。今年、株式会社DEFアニバーサリー代表取締役社長として新たな英語スクールを立ち上げる。

――ただ、投資家の方は「サービスの顧客」というより市場が広がることを期待して投資するかと思います。その点では市場の伸長可能性はどの程度期待できますか。

横井:私自身も英語の必要性を強く感じている1人ですが、今ABC CookingStudioではアジアを中心とした世界に163スタジオ(注・2)を展開し、各国に講師やスタッフがおります。各国にはそれぞれ母国語がありますが、各国の講師やスタッフ間の会話は英語が中心となります。


横井 宏吏(よこい・ひろし)
1967年生まれ。株式会社DEFアニバーサリー監査役。ABCクッキングスタジオのヒューマンリソース部門を担う株式会社エービーシースタイル 代表取締役社長。これまで数社の事業の立ち上げや、経営、バイアウト等を経験。

――ひとつの企業単位でもかなり英語が使われているわけですね。

横井:はい。しかし、世界各国で講師の採用をする際に、料理の技術を持っていて、かつ“日本語”ができる人材となると、かなり限られた範囲での採用になる。つまり、今のような店舗展開は実現しなかったと思います。一方、料理技術を備えた“英語力”のある人材を採用できていたので、採用幅を大きく広げることができました。

――日本語よりも英語を身に着けている講師のほうがたくさんいるはずですよね。

横井:そうなんです。だからこそ、語学教育の必要性を強く感じています。日本人は特にアジアの英語圏の他国に比べ英語力が低いですから。今後、海外で日本語を勉強されてから、日本に働きに来られる人材はより増えてくると思いますが、日本に住んでいる日本人も、彼らと英語でコミュニケーションがとれるようになるのが理想だと思います。

――互いに語学力をつけましょうという話ですね。

横井:そのため、まずは先生や生徒さまに対して「英音学」の体験を通して、楽しみながら英語を学ぶきっかけになってくれたら、多くの人にリーチできると思います。

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◆田村淳「僕は“芸人”じゃない」

――淳さんは、今回本当に役員として本気で取り組まれています。最近のタレントには「副業で飲食店をやっています」と言う人も少なくないですが、これは淳さんにとって“副業”というかんじではないですね。

淳:この英語スクール事業は“副業”ではないです。僕にとっては、タレント業も、婚活パーティも、英語スクール事業も、どれも“本業”なんですよ。あくまで興味の赴くままに、やりたいことをやっているだけ。もちろん、奥さんと娘がいますからタレントでちゃんと稼げていることが前提ですけど。

――現在の淳さんに対しては、芸人以外のイメージを持っている人も多い気がします。

淳:僕はいまの自分のことを「芸人」ではなく「タレント」だと思ってます。芸人じゃないんです。ここでいう「芸人」の定義って、板の上でネタをやっている人たちのこと。ステージで漫才とかコントをするのがメインだと芸人です。対して、タレントってのは、芸人でもなく、女優や俳優でもなく、キャスターでもなく……っていろんな芸能関係の職業の中であまったもの。それがタレントです。僕はその意味でタレントなんです

◆交換した名刺は、一枚残らず吉本興業に反社チェックしてもらう

――淳さんが色々なビジネスに携わる中で感じているご自身の強みってなんだと思いますか?たとえば、DEFアニバーサリーでは飯田社長は学習塾を経営しているというバックグラウンドから教育にかんする知見がある。ABCスタイルの横井さんは日本のみならず世界中の潜在的顧客を抱えています。

淳:やっぱり、人と人をつなげる力じゃないですかね。僕は芸能界に固執していないのでいろんな会社の人とつながりをつくっていける。これが僕の強みだと思います。僕、同業者の芸人とはほとんど飲みに行かないんですよ。飲みにいくのはほとんど経営者とか、芸人じゃない変わった人たち。よく、「淳さん、こんな人知らないですか?」と相談されて、その人に合った人を紹介してあげている。それで事業が始まることもあります。あ、でも今の御時世だと「それ、入江くんのイリエコネクションと何が違うの?」って言われそうだけど、そこは全然ちがう(笑)

――言葉だけ聞けば…。

淳:本当にクリーンな人としかつながらないようにしています。交換した名刺は、一枚残らず吉本興業に反社チェックしてもらってますから。それくらい徹底しています。

――徹底されていますね。日本クラウドキャピタルも未上場企業に投資をしてもらう証券会社ですので、社内に何人も審査担当の者がおり、財務面でも不正がないか何人もの公認会計士がチェックしています。

淳:今の時代だからこそ、それは特に強調したいですよね。僕は昔からこういう立場だからこそ、すごく気をつけてます。それで実際に僕がつないだきっかけでいいプロジェクトが回ったことはたくさんあります。たとえば、SHOWROOMの前田裕二くんと異業種交流会を開いたとき。参加していたTENGAの松本光一社長と、株式会社フィフティ 代表の佐藤美加さんが出会ったことがきっかけで、昨年TENGAは阪急百貨店で初めて売り場を持つことになりました。

――意外なつながりのハブになっているんですね。新規事業を進める上では、異業種と異業種のコラボが強みを発揮するケースが多いので、強力な武器になりそうです。

淳:他には、元々音楽をやっていたので、音楽関係の知り合いがたくさんいます。今回取り組む「英音学」プロジェクトでは、どうせ英語を学ぶならかっこいい曲に合わせて英語を覚えたいでしょってことで、彼らに協力してもらう予定です。何より、僕がこのプログラムで早く英語を話せるようになりたくて仕方ありません(笑)


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注1・矢野経済研究所調べ( https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2013
注2・国内127スタジオ・海外36スタジオ(2019年4月現在)

※本インタビューは、株式会社日本クラウドキャピタルが吉本クリエイティブエージェンシーに依頼したものです。

※これはあくまでも鼎談の内容を掲載したものであり、勧誘を目的としたものではありません。

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