〈IPO準備中〉前澤ファンドが出資。グローバル展開が加速する世界初・排泄予測デバイス「DFree」



- 膀胱の尿の量を検知する超音波センシング技術を基に、世界初の排泄予測デバイス「DFree」を開発
- 高齢者や子どもの排泄ケアに課題を抱える医療・介護施設や家庭に提供。特定福祉用具に認定され介護保険適応が可能
- NEDOやAMED、経済産業省「J-Startup」に採択。臨床試験結果が国際誌で最高評価を獲得し国内外で注目
- 株主には前澤ファンドやユカリア[286A]、ニッセイ・キャピタルが参画。監査法人と主幹事証券会社は契約済でIPOを視野に事業を展開
- ビッグデータを活用した事業拡大に向けエコナビスタ[5585]等と連携中。今年度中に米国FDA認証取得を予定し、来年度以降は本格的な海外展開を計画
市場の魅力
- 睡眠解析技術をベースにしたSaaS型高齢者施設見守りシステムを開発するE社は初値PER約77倍、初値時価総額約190億円で上場※
発行者情報
- 会社名
- DFree株式会社
- 所在地
- 東京都港区赤坂2-10-9 大阪ガス都市開発赤坂ビル9階
- 企業サイト
- https://dfree.co.jp/
- サービスサイト
- https://dfree.biz/
チームについて

原体験を元に創業。世界の“排泄課題”解決に向け精鋭が集結
起業の原点は、事業を自ら切り拓いた祖父の仕事ぶりを小学生時代に知った時でした。将来は自分も事業を興したいという思いから、商学部に進学し、コンサル会社やベンチャーキャピタルなどで経験を積んできました。日々の生活の中で不便なことや課題を見つけては書き留め、その解決策を考える、そんなことを習慣にしながら、「いつ」「どこで」「何をやるか」を模索していました。
そして、アメリカ留学中に排泄の失敗を経験したことをきっかけに、「排泄予測」という着想にたどり着きました。複数の起業アイデアの中でも反応が最も大きく、自信を持って事業化に踏み切りました。
製品化の難しさなど、苦労は尽きませんでしたが、多くの仲間に支えられながら、排尿予測デバイス「DFree」を実用化。現在は国内外に展開し、排泄領域や他の生体モニタリングにも挑戦を広げています。
弊社主要メンバー
CTO 正森 良輔
大阪大学大学院工学部卒。オリンパスメディカルシステムズにて内視鏡のアクチュエータ開発に従事。弊社にて研究開発を統括し、超音波の技術と排泄予測に関する多数の特許の取得に貢献
電気回路設計部長 谷口 義夫
ソニー入社後、電気設計や製品開発のプロジェクトリーダーに従事 。その後、ディープテックベンチャーにて電装系の開発設計に従事
技術顧問 近藤 祐司
アロカ(現富士フィルム)入社後、カラードプラ装置の開発、医療画像通信システムの開発等を経て、超音波事業参入に従事。その後、東北大学大学院工学研究科特任教授に就任(現在退官)
事業について

排泄の“予測”で介護を支える。 世界初・排泄予測デバイス「DFree」
DFree(ディーフリー)は、超音波センサーで膀胱内の尿のたまり具合をリアルタイムに計測し、排尿のタイミングを事前に通知する、世界初の排泄予測デバイスです。介護施設や在宅介護において排泄ケアを最適化し、利用者のQOL(生活の質)向上と介護者の負担軽減を実現します。
2015年~2017年にかけて研究開発を行い、その後も改良を重ねながら導入施設を拡大。現在では、国内外の医療・介護施設に導入されています。
これまでに、下記のような実績を積み重ねてきました。

そして、2025年5月には、さらなる性能向上を図った第5世代モデルをローンチ予定です。高齢化社会における排泄ケアの課題に対し、DFreeは今後も、医療・介護現場で不可欠な存在として進化を続けてまいります。
競争優位性

長時間モニタリングを可能にする唯一無二の“統合型技術基盤”
排泄ケアの現場では、膀胱内の状態を把握する手段として、超音波を用いたスポット的な膀胱測定機器はこれまでも多数存在してきました。しかし、それらはいずれも短時間・一時的な測定を目的としたものであり、長時間にわたり継続的にモニタリングが可能なデバイスは、現時点でDFreeが唯一の存在です(弊社調べ)。
この継続的モニタリングを実現するために、弊社では単にセンサーを搭載するだけでなく、ハードウェア・装着機構・アプリケーションを一体として開発することで、実用的かつ現場に根付いたプロダクトとして成立させてきました。特に、以下の3つの開発要素を包括的に取り組んでいる点に弊社の技術的優位性があります。
① ハード/センサ技術
装着時の負担を最小限に抑えるために徹底した小型化を図るとともに、長時間のモニタリングを可能にする省電力化技術を開発。これにより、日常的な使用にも耐えうる快適性と持続性を実現
② 装着技術
身体への圧迫や違和感を極力抑えながら、安定して正確な測定を行うための専用装着具を独自に開発。高齢者や介助者にとっても扱いやすい設計を追求
③ アルゴリズム/アプリ開発技術
ユーザーインターフェースの使いやすさを重視したアプリ設計に加え、膀胱の変化を適切に予測・通知するアルゴリズムを自社で開発。センサーから得られるデータを正確に処理・可視化することで、より実用的な排泄予測が可能
これらの要素は特許を登録・出願中で、「センサ技術」「装着技術」「アルゴリズム技術」の三本柱を軸に、今後もプロダクトの高度化と多様なニーズへの対応を進めてまいります。
成長可能性

DFreeの未来を支える、2つの成長ドライバー
弊社は、これまでの国内実績を基盤に、今後のさらなる成長に向け下記2つの軸の強化を目指します。
1. 他社ヘルスケア企業との連携による事業拡張
弊社はすでに、ユカリア[286A]やエコナビスタ[5585]など、国内の有力なヘルスケア企業との連携を進めており、介護・医療分野におけるサービス連携を加速しています。
特に、排泄に関する定量的なデータを保有している点は、弊社ならではの強みです。このデータは、見守り、予測、ケアプラン設計といった他社サービスと高い親和性を持ち、連携先にとっても付加価値の高いデータ基盤となっています。
今後は、排泄データを起点としたエコシステム形成により、DFree単体ではなく“介護・医療現場DX推進の統合ソリューション”としての事業展開を一層強化してまいります。
2. 海外展開による事業スケールの加速
DFreeは、世界初の排泄予測デバイスとして、日本国内にとどまらず、グローバル市場への展開も視野に入れています。
現在、米国におけるFDA認証の取得を今年度中に予定しており、来年度以降はアメリカを中心とした本格的な海外展開を開始する計画です。高齢化が進む先進国において、排泄ケアの課題は共通しており、弊社の技術が国際的なニーズに応えるポテンシャルは極めて高いと考えています。
国内で培った実績とデータを強みに、海外の医療・介護機関との連携も進め、グローバルにおける“排泄ケアのデファクトスタンダード”となることを目指します。
※ IPO時期はFUNDINNO取扱時における発行者の計画であり、IPOの実現が確約されたものではありません。未上場株式の価格が変動することによって、価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。投資に関する決定はお客様ご自身のご判断と責任のもと行なっていただきますようお願いいたします。なお、上記の投資先は特定投資家の方のみを対象としています。