福井銀子会社、株式投資型CF大手と提携
福井銀行子会社の福井キャピタル&コンサルティング(C&C、福井市)は、株式投資型クラウドファンディング(CF)を手掛ける日本クラウドキャピタル(東京・品川)と業務提携したと発表した。福井C&Cが県内のスタートアップ企業を紹介し、日本クラウドのサービスを通じて投資を募れるようにする。
日本クラウドキャピタルはスタートアップ企業が出資の見返りに未公開株を渡す株式型CFの仲介最大手。東京では集めにくい地場企業に関する情報の提供を福井C&Cから受け、審査して仲介するか決める。
福井C&Cは県や県内金融機関から出資を受け、新規株式公開(IPO)を目指す企業に投資するファンドを運営する。ただすでにある程度成長した企業が対象で、IPOまで時間のかかる草創期のベンチャー企業は支援しづらかった。
新サービスを活用することで創業からIPOまで一貫して支援できるようになる。福井C&Cの中嶋浩顕社長は「数年後に花開き、弊社のファンドが投資できるような企業になってくれるよう種をまきたい」と話す。