約9000万円を調達したグッドラックスリーの井上社長が語る 「2万人の投資家にプレゼンできる資金調達プラットフォームの魅力」
2020年4月24日 発行者情報グッドラックスリーさんがFUNDINNOを使って資金調達をしようと思ったきっかけは?
これまでスタートアップ投資に参画してこなかった個人投資家の皆さんに我々を知っていただき、投資していただける機会を求めていたところ、FUNDINNOに出会うことができました。
我々にとってFUNDINNOの魅力は、20,000人の個人投資家というビッグデータです。我々の場合、興味を持ってくださった方は、おそらく、その内の10%の2,000人位で、実際には600名を超える株主が増えました。VC (ベンチャーキャピタル)20~30社に個別に当たるのは大変なことですが、FUNDINNOではプラットフォームという形をとり、20,000人に一気にアクセスできる、これはすごいことです。
非常に大きい金額の調達を短時間でされましたが、そうなる予測はありましたか?
私個人がFUNDINNOに投資家として登録していたので、毎週のように情報が入ってきて、案件数が増えていくのを見ていました。案件が100を超え、調達額8,000万円を超える案件が出てきたとき、弊社でも可能性があると感じました。8,000万円という数字はVCなら2〜3社の出資額になるので、個人投資家の力で集められるならば、とてもいいと思いますね。
WEBサイトやFUNDINNOのクリエイティブのどのような点を評価していただけたでしょうか?
20,000人にアプローチしたとしても、説明が分かりにくいものであれば共感いただけません。尖った技術、尖ったプロダクトサービスであればあるほど、一般の人には理解が難しいでしょう。
FUNDINNOは案件数をこなされてきただけあり、募集ページと事業計画を語ったムービーの両方で、わかりやすく説明してくださいました。自分たちが今まで使ってきたパワーポイントの事業計画書などを口頭でプレゼンするよりわかりやすくまとまっていました。また、募集ページのタイトルやサムネイルは自社では思いつかない発想のもので、マーケティングの力があると感じました。
最近は、事業計画のプレゼンはせず、動画を見ていただき、その後で動画では伝わらないパッションをお伝えして、わかりにくいところを聞き取りながら要点を説明しています。結局、投資家の皆さんが掴んだことが全てなので、まず動画やサイトを見ていただき、わかりにくいところ、もっと聞きたいところに絞ってお話しした方が伝わります。FUNDINNOを使うとコミュニケーションの質が上がると思いますね。
投資家の皆さんは、募集ページと最後の質疑応答で投資判断をされています。調達後、実際にお会いした投資家の皆さんにも質疑応答集をお渡ししています。なぜなら、これもビッグデータであり、それぞれ渾身の質問をされているので、ベンチャーキャピタリスト一人が考えて質問してくるより精度が高く、様々な角度からの質問があるからです。
株式投資型クラウドファンディングで資金調達をすると、次回の資金調達が困難になると言われる方もいますが、井上さんはどのようにお考えになりますか?
私は以下の2つの理由からそのようなことはないと思います。
1:投資家とちゃんと投資契約を締結すること。 「ドラッグアロング」(*1)や「タグアロング」(*2)のといった条項を設けることによって、投資家は、M&A等でのEXITの際に、経営者に意思決定を委ねることになるので、株主が一体となって行動を共にすることが出来ます。
2:FUNDINNOは投資家登録の際の審査も厳しく、反社などは自動で排除されます。さらに、投資契約書にも反社であれば排除できるとあるので、後から紛れていることが分かったとしても排除することができます。
実際、我々は新株予約権付の転換社債を発行しており、出資者も出始めているので、株式投資型クラウドファンディングを行ってからの資金調達には何の問題も感じていません。
(*1) 大株主の株式売却に際して、他の株主に対して買収に応じるべきことを請求できる権利、「強制売却権」
(*2) 特定の株主が株式売却の際、他の株主も同条件で買手に売却できる権利
手数料の20%について、どのようにお考えになりますか?
そもそも資金が集まるだけでも素晴らしいのに、付加価値が非常に高いと思います。
まず、審査が厳しく、調達会社を10分の1に絞っているという信頼性があります。また、事業計画作成の時に、担当の公認会計士さんが、財務三表が連動するエクセルを作ってくれたことに感動しました。実務能力の高さに加えて、事業の話もちゃんとできる会計士さんがいること自体すごいことです。PR視点で、自分たちでは 気づかなかった視点をもらえることもありがたいですね。それらのメリットに加えて、20,000人のデータベースを共有できます。これら全てがセットになっての20%の手数料は、適正だと思います。