最高調達額8930万円を達成したKOTOBUKI Medicalの高山社長が語る 「スタートアップとして新しい資金調達に挑戦できるFUNDINNO」

2020年4月24日 発行者情報
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・KOTOBUKI Medicalさんは、なぜFUNDINNOを使って資金調達をしようと思ったのですか?

KOTOBUKI Medical株式会社は、2018年に技術・研究開発担当の私と、経営企画担当の杉浦と、セールス・マーケティング担当の梅本の3人で立ち上げました。私たちは、「こんにゃく臓器」を本気で医療界に広めたかったのですが、資金調達は簡単ではありませんでした。世の中には、良いものだけれど投資の対象ではない、ということがたくさんあり、VCも「ものづくり」企業に対してあまり前向きではありません。そんな時に、杉浦がFUNDINNOのことを知りました。それまでにSNSで反響もあったので、ネットでの資金調達が成功する期待感はありました。3人で話し合った結果、「一般の方にPRできるチャンスでもある」ということで、FUNDINNOでの資金調達に挑戦することにしました。実際、株主が600人近く増えて、その分だけ共感も増えました。 それまでのお客様からも「すごいね」と言われ、見直aしていただけました。

・非常に大きい金額の調達を短時間でされましたが、そうなる予測はありましたか?

FUNDINNOの担当者さんは慎重で、「ものづくりの会社が評価されるのは難しい」と言われていたので、スタート時点では半信半疑でした。しかし、「町工場発の医療系ベンチャー」というコピーをいただき、当時「下町ロケット」がはやっていたこともあり、多くの方から応援していただくことができました。募集開始後、みるみる上限に近づいていくのを見ながら、次第に身の引き締まる思いが強くなっていきました。実質でたった3週間、事業計画の作成を10日くらいの準備で完成するという目まぐるしいスケジュールでしたが、確かな手応えはありました。

・WEBサイトやFUNDINNOのクリエイティブのどのような点を評価していただけたでしょうか?

FUNDINNOで資金調達したことの最大のメリットの一つが、採用です。調達後の4〜5ヶ月で、人材紹介会社での応募が100件を超えました。我々は「こういうマインドの人が欲しい」と決めておいたのでマッチングでもうまく行き、「KOTOBUKIさんじゃなければ転職しない」と言ってくれた人もいて、とても優秀な人が集まってくれたことを心から嬉しく思っています。中には「HPよりもFUNDINNOのサイトの結果を見て来た」という人もいました。今見ても募集ページそのものが引き込まれますし、どのような役に立つかがわかりやすく伝わってきて、とてもよく訴求できていると思います。

・株式投資型クラウドファンディングで資金調達をすると、次回の資金調達が困難になると言われる方もいますが、高山さんはどのようにお考えになりますか?

資金調達をどう考えるかによりますが、事業を成功させるための資金調達という意味では、上限金額が達成できたことで金融機関の評価がガラッと変わったので、とてもよかったと思っています。また、FUNDINNOでの調達後、半官半民ファンドにお金入れてもらいましたが、FUNDINNOで大きな額を調達し、多くの人に応援されることを世の中に認められたからこそでした。株式の持分のパーセンテージも決めてやっていて、それをFUNDINNOも投資家も認めてくれたので、何に脅かされることもなくここまで来ることができました。

・手数料の20%について、どのようにお考えになりますか? 

正直言って、最初は「高いな」と思いました。しかし、私どもの計画に基づいて公認会計士の先生が缶詰になって事業計画を作成してくださり、プロのクリエーターが動画を作成してくださり、募集をかける日には、「もういける」と思っていました。調達後は、成し遂げたこと、上がった信頼値などのメリットを考えると、むしろ安いのではないかと思います。

・エンジェル税制について

エンジェル税制があったおかげで株主が集まったという側面もあります。591人の投資家のうち、3分の2以上がエンジェル税制を活用されました。実際の手続きでは、投資契約書を訂正するというトラブルがあり、株主の皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。今後は、FUNDINNOさんで手続きできるようになるとうかがっているので、第2回目の調達があるとしたら、ぜひお願いしたいと思っています。