私たちについて
様々な社会問題に「次世代スマートロボット」と、新開発のコロナ対策「スマートマスク」で挑む!
弊社はロボット開発ベンチャーとして、「社会の問題解決をロボットで実現する」ことを目標に設立されました。
その中で、優れた顔認証技術ならびに各種コミュニケーション技術を備えた小型ロボット「cinnamon(シナモン)」の開発・製造を手掛けています。
「シナモン」は、“省人化“が強く求められる空港や病院において「見守り」と「接客」業務が「低価格」「高品質」で遂行できる点が最大の特徴です。また、幅広い機能拡張が見込めることから、オンライン診療等「命を救う現場」においての使用も期待できるなど、様々な社会問題の解決にも寄与していきます。
そして昨年、羽田ロボティクスラボが主催した「羽田空港ロボットプロジェクト」に「シナモン」が採択され、羽田空港で活用されることが決定しました。また、日立システムズ、三井不動産、NEC、NTTなどとも実証実験がスタートしており、今後更なる普及を目指します。
また、直近で大きな社会問題になっている「新型コロナウイルス」に伴う社会問題の解決のため、自社のロボット技術を応用したスマートマスク「c-mask(シーマスク)」の開発もしました。
これは、「ソーシャルディスタンス」に対応したもので、数m距離が離れていても、スマートフォン越しにお互いの「声」と「文字」を送ることができます。
さらに、8カ国語に対応した翻訳機能や、議事録の作成も可能になっており、まさに、withコロナ〜afterコロナに対応したソリューションになっています。
「c-mask」は、今年秋の発売を計画しており、個人向けや、病院での活用も見込んでおり、「新型コロナウイルス感染を防ぐ」一助となれるようになることを目指しています。
▲クリックすると、動画をご覧頂けます。
何を解決するためのビジネスか
様々な社会課題を解決するために生まれた「ロボット」。しかし、市場での積極的な活用が少ない。そこをどう打破するのか。
現在の「働き方改革」の流れの中、ロボット技術は「省人化」の切り札として、産業分野を中心に脚光を浴びるようになっています。
しかし、ロボットを開発するには、「技術開発」や「パートナー選定」など、ハードルは低くなく、工場や倉庫、介護など、人の作業の代わりに“ロボットが活躍している日常”が当たり前になるには、まだ時間がかかりそうです。
実は、ロボット製品は2000年初期から市場投入が行なわれています。当初は、ロボットをペットに見立て「癒し」にフォーカスした製品などが溢れていました。しかし、高価格な割にはできることが限定的であったり、ユーザーの課題を解決できる製品が分かりづらかったり、ロボットの普及には貢献できず、現代においても一部のことでしか利用されれていません。
一方で、経済産業省によるロボット産業の将来市場予測によると、2020年以降、産業用ロボットをサービス分野ロボット市場が追い抜き、急速な拡大を続けていくとの指標が出ています。
現在「人口減少」「少子高齢化」といった大きな社会問題が立ちはだかりつつも、「AIの進化」「スマホの普及」「Wi-Fiの普及」といった技術革新も起きています。これらの技術や社会の変化を融合しながらロボットに応用していくことで、私たちが待ち望んでいた実用性・応用性の高いサービスロボットの実現につながると考えています。
どの様に解決に導くのか
あらゆるシーンで「社会問題解決」にフォーカスした、機能拡張型スマートロボット「cinnamon(シナモン)」の開発
弊社は、ロボット技術を多様な社会問題解決に繋げていくため、機能拡張型スマートロボット「シナモン」を開発しました。
「シナモン」は、Androidをベースに開発されており、モニター画⾯、⾳声認識(翻訳機能付き)、通信機能を基本搭載しています。さらに、BtoBのニーズに応じた様々なセンシング技術や付加機能を搭載することができ、高い拡張性を有しています。
また、販売価格は1台約10万円(36回分割払い・リースにも対応予定)と低価格で提供が可能であり、BtoB市場で導入しやすい価格帯だと考えています。
そしてまずは、「見守り」と「接客」向けの応用展開を図り、空港や病院などの「省人力化」に寄与していきます。この「シナモン」は、2018年より、羽田空港で実証実験を重ねました。内容は、空港訪問客を認識し、質問内容をAIで解析し、空港案内などの「接客の無人化」を目指すものです。
また、現在開発中のものでは、病院や高齢者施設における「検温(特定の体温計とBluetoothで連携)」や「患者の見守り」を「シナモン」が担い、スタッフの業務サポートや、患者の健康管理を実現していくことを目指します。
そして、この様に様々なBtoB市場で「シナモン」がコミュニケーションロボットとして活用・認知されていくことで、個人の日常レベルまでロボットの活用が浸透していくと考えています。その為にも、多くの場面での活用が必要不可欠だと考えており、今後、様々なパートナーとともに活用シーンの拡大を目指します。
▲社会課題解決型ロボットとして、新たなポジションの獲得と、BtoBによる⾯的な拡がりを行うことで、ロボット社会を実現することを目指します。
どの様にビジネスを実現するか
名だたる大手企業との技術開発や、実証実験のパートナーの存在
「シナモン」が世の中に普及していくために必要となるのは、「ハードウェア開発」と「ソフトウェア組込み技術」、そして「技術の目利き力」の3つ要素で、弊社はそれらを強みとしています。
具体的には、NECや日立など、国内外の有力ソフトウェアメーカーとアライアンスを結び、それら企業の技術を「シナモン」に搭載しています。それにより、高品質かつスピーディーな技術開発を行うことができ、各種ニーズに適した実用的な機能を順次提供していくことが可能になります。
そして、「シナモン」の実証実験においても、羽田空港ロボティクスラボをはじめ、三井不動産、NTTなどにパートナーとして参加していただいています。また、羽田空港ロボティクスラボとは独占販売契約を締結しており、海外の空港へ共に展開してくいく体制を構築しています。
これらのパートナーの存在は非常に大きく、弊社が掲げる「社会の問題解決をロボットで実現する」と言ったビジョンの実現には必要不可欠だと考えています。
▲様々なパートナー様と共同で「シナモン」の活用に向けた取り組みを行っています。その他の取り組みについてはこちらからご覧ください。
導入企業に負担をかけないビジネスモデルの構築と、事業基盤の安定化を実現
「シナモン」の収益モデルは、「販売」と「月間使用料」を見込んでいます。
そして、BtoBへの展開を実現してまいりますが、そのためのロジックとして、まず、1台約10万円(36回分割払い・リースにも対応予定)で導入できるという「リーズナブル」な価格設定としました。
それにより、本体代、月額使用料を合わせても、5980円〜8000円で収まり、スマートフォンと同程度の料金でロボット利用が可能です。
これは、「省人化ツール」として、人件費と天秤にかけても経済的効率が良く、受け入れやすい価格帯だと考えています。実際、今進んでいる商談においても価格の優位性がキーとなっており、シェア獲得にも繋がってくると考えています。
また今後、永続性のあるコスト構造を保つための、製造・サプライチェーンの整備が重要な成功要因になると考えています。
「シナモン」は、ほとんどの部品が日本製ですが、新しいソフトウェアの組み込みが必要となっても一から金型を作り替える必要がありません。それにより、一定程度までは共通基盤で生産可能であり、製造原価をコントロールしながら量産化が図れますので、コストの圧縮にも寄与します。
▲社会課題解決型ロボットと言う独自ポジションを狙うことでも、差別化を図っていくことを目指します。
ターゲットは全世界!「ソーシャルディスタンス」の課題を、ロボット技術の応用で解決に導く「c-mask(シーマスク)」
新型コロナウイルスの蔓延で「ソーシャルディスタンス」が求められている中、マスクの着用が声高に叫ばれています。しかし、2m離れてマスクを着用したまま話をする環境では、相手の声が聞き取りづらいといった問題が発生します。
この様な社会問題を解決する為、離れていても意思の疎通が図れる「c-mask」の開発にも自社のコア技術を応用し、製品を開発しました。
このマスクには「音声認識技術」「通信技術」「8か国語対応の翻訳機能」がそれぞれ搭載され、スマホが連動します。これにより、アプリをインストールした者同士が離れていたり、ビニールシート越しでも、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。
販売価格は3,980円(税抜)前後を予定しており、軽さ、充電、そしてデザイン性に留意しています。そして、「c-mask」は法人(主に医療現場)や個人問わず、国内各所での普及を目指し、様々な場面の社会課題解決に寄与していきたいと考えています。
マイルストーン
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の可否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。
売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
創業のきっかけ
「100年後に、どの市場が隆盛を極めるのか?」を考えて・・・。
私は、これまで様々なモノの設計・デザインをしてまいりました。テレビ番組で「デザインの匠」として出演させていただいた数年前、(その理論と実践を通じて)自身のプロダクトデザインは、ある領域に達した事を感じていました。
そして、微力ながらもその力をどこに注ぐのが最も良いのか?自問しました。「今後、最もレバレッジのかかる業界はどこか?」「数年後ではなく、100年に最も風の吹いている業界はどこなのか?」その答えこそ、AIとロボット業界でした。
そして、個人的には、高齢になった母と離れて暮らす事も考えられた為、自分の代わりにAIやロボットが必要だと感じていました。
そのような理由が重なり、2014年にドーナッツロボティクスを創業、2016年に会社登記となりました。
投資家の皆様へ
コロナ禍を乗り越えるために。
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弊社は、少子高齢化などの社会問題解決のために小型ロボットを製造するスタートアップです。
空港へのロボット導入という大きな成果が出る頃、新型コロナウイルスの世界的流行で、新たな社会問題が提起されました。その様な社会問題に対して、私たちが開発してきた最先端の音声技術とロボット技術で、この問題に早急に対応したいと考えます。
その為に、新開発のスマートマスクを発売(感染予防への活用)し、ウイルス感染しない見守りロボットによる「オンライン診療」「軽症者の体温測定」などを行いたいと考えています。
そして、まず、toB から普及させ、その後、一般家庭にもお届けできれば幸いです。
新型コロナウイルスによってもたらされる“新しい社会”で、弊社製品が貢献できるよう、事業を進めさせて頂きたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。