Summary -サマリー-
1. 何を解決するためのビジネスか
・既存市場に流通する下肢や上肢の血流促進や浮腫の緩和ケアに必要な医療用の弾性着衣は、「装着しづらい・おしゃれさがない」と酷評されることが多く、医師や看護師の強制力が働かないと、装着を敬遠する傾向にある
・予防目的の医療用弾性着衣は治療目的のものに比べ、日常利用頻度の高いアイテムである反面、公助比率が低く、気軽に複数枚を購入できない
・とりわけ、乳がん手術後特有の後遺症であるリンパ浮腫の予防や緩和ケアに活用される弾性着衣は、上記の傾向がより顕著であり、社会復帰を目指す女性にとっては、精神的ストレスにもなっている
2. どのように解決に導くか
・上肢リンパ浮腫を緩和するために必要な着圧レベルはそのままに、「柔らかさ・薄さ(機能性)」と「おしゃれさ(ファッション性)」を程よく兼ね備えた、全く新しいタイプの医療用弾性着衣(アームスリーブ)を開発 ・日常利用時の見た目の違和感に起因するストレスを解消する目的で、疾患側の腕に「着圧あり」+非疾患側の腕に「着圧なし」のペアリング(セット)販売
3. どのようにビジネスを実現していくか
・ファッション業界大手の「福助株式会社」さまとの協働により製造品質を確保
・医療現場(リンパ浮腫関連学会所属のドクター陣、リンパ浮腫外来担当看護師、リンパ浮腫患者を支援する団体)との協働により当事者の声を取り入れた商品開発が可能
4. 今後どのようにビジネスを展開していくか
・弾性着衣の需要ニーズの高い「心臓血管外科・循環器科・乳腺外科・婦人科」等の専門医との太いパイプを軸に、延べ1,000病院との契約獲得を目指す
・海外市場に評価を得やすい「メイド・イン・ジャパン」の医療機器開発を目指す。そして「福助株式会社」さまのブランドバリューを最大限に活かし、グローバル市場展開を図る
私たちについて
職場やプライベートで人目を気にせず着用できる弾性着衣を提供し、女性がストレスなく暮らせる社会を目指す
弊社は足や腕のむくみに悩む人々が、それらを引き起こす心肺系・循環器系疾患の発症リスクや重症化リスクの緩和に有効とされる「弾性着衣」を提供している医療機器メーカーです。
とりわけ、弾性着衣の中でも、女性層に多く見られる「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」や、高齢者層に多い「エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症の総称)」など、血栓症に起因した「足のむくみ」の予防や治療用の医療用着圧ソックスの販売を主力事業としております。
ウィズ&アフターコロナ生活も支える医療用着圧ソックス
直近のトピックスとしては、新型コロナウィルス(COVID-19)が血管壁を攻撃し、血栓症を引き起こしやすくすること、その結果、肺血栓塞栓症などによる重篤かつ致命的な肺炎症状を引き起こしていることが日本血栓止血学会等、国内外の学会や専門医より発表されました。
(詳しくは こちら :こちらから遷移するWebサイトはFUNDINNOのものではありません。)
すなわち、新型コロナウィルスの重篤化予防対策として、またテレワーク生活によるエコノミークラス症候群予防対策として、医療用着圧ソックスが注目されると見込んでいます。
スタートアップ企業ながら、前身企業が築いた医療機関とのネットワークが強み
弊社は、今年2月に創業したばかりの会社です。しかしながら、前身企業で培われた専門医や看護師との良好な関係性により、延べ300を数える医療機関との販売ネットワークをそのまま引き継いでおり、医療現場で活用されている医療用弾性ストッキングブランド「SorrisO(ソリッソ)」を展開しているところです。
医療用アームケア市場参入へのチャレンジ そしてこの度、新会社創業を機に、予てより検討してきた「腕のむくみ」に悩む方々に向けた新商品開発プロジェクトをスタートする決意に至りました。後発ながらアームケア市場へ参入するという新たなチャレンジです。
その決意の背景には、「福助株式会社」さまとのご縁によるところがございます。
弊社オリジナル商品の中で、肌に優しいコットン繊維を採用した「ノーマル・コットン」は、化繊素材による弾性着衣が主流である競合商品に先駆けて市場投入し、化繊アレルギーや皮膚トラブルを抱えている高齢者や女性層に大好評で、「SorrisO」最大のヒット商品です。
しかしながら、コットン繊維を採用した類似商品を競合メーカーが追従してきました。そのため、差別化優位性を確固たるものとするために「ノーマル・コットン」の後継となる新商品開発に着手し、創業時の「名刺代わりのアイテム」としてリリースさせたいと検討しておりました。
そんな折、この新商品開発に名乗りを挙げていただき、ご尽力いただいたのが「福助株式会社」さまです。福助チームメンバーに女性が多かったこともあり「後発参入であるからこそ競合他社と見た目から差別化された医療用のアームスリーブ」を商品化したいと投げかけたところ、弊社同様に「腕」分野での商品開発は未経験ながら「チャレンジしがいのあるプロジェクト」とご評価いただきました。
そして、創業間もない医療機器メーカーと創業130余年を有する老舗ファッションメーカーとがタッグを組むという他に類を見ない体制で、この協働プロジェクトがスタートする運びとなりました。
VIDEO
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何を解決するためのビジネスか
死因トップの「乳がん」はもちろん、乳がん手術後の後遺症である「リンパ浮腫」に悩む女性たち
現代の女性(30~64歳)の死因のトップは乳がんです。乳がん罹患者数と乳がんによる死亡者数の推移をみると、乳がん罹患者数は30年で約5倍となり、年々増加傾向にあります。
しかしながら一方で、死亡者数そのものは微増に留まっていることが分かります。これは、ピンクリボン運動などの啓発活動が、乳がん検診の受診率を高め、早期発見に大きく寄与していることの現れとも言えます。
また、乳がん罹患数の大幅な増加は、外科的な手術機会が増加トレンドにあり、上肢リンパ浮腫は、上述のとおり、乳がん手術後の後遺症によって発症する「続発性(二次性)」が約8割を占めることから、医療用弾性アームスリーブを必要とする「リンパ浮腫」患者数についても、ますます増加していくことが予想されています。
一度発症すると、完治することはほとんどないとされ、一生付き合っていく必要がある「リンパ浮腫」
乳がんの手術は、通常、乳房や乳腺だけでなく腋の下にある「リンパ節」を取り除きます(腋窩リンパ節郭清術)。リンパ節を取り除くと、リンパ管の排液循環がうまくいかず、たんぱく質を含んだ内容物がリンパ管の外に浸み出し、片方の腕のみが過大にむくむ身体的トラブルが「上肢リンパ浮腫」といわれるものです。
ピンクリボン運動による盛り上がりから認知度があがる一方で、専門医の数が圧倒的に少ないとされています。医師側の知識や情報不足から、乳がん手術前に「リンパ浮腫」を発症する可能性について十分な説明を受けていなかったり、術後の専門治療を行う医療外来を紹介される事すらないという状況も多く、現在の医療から取り残された特殊な面をもっています。
女性の外見にも関わる重大な疾患であるため、身体的な苦痛はもちろん、精神的な苦痛は非常に強いものがあります。
「装着しづらい」弾性着衣を、仕方なく使用させられている、乳がんサバイバーの現状を解決する
既存市場に流通する「リンパ浮腫」の緩和ケアに必要な医療用弾性着衣は、治療目的の場合、着圧レベルの高いアイテムの装着を指導する必要があるため、ともすると「装着しづらい・おしゃれさがない」と酷評されることが多く、医師や看護師の強制力が働かないと装着を敬遠する乳がんサバイバーがいるのが実態です。
また、予防目的の医療用弾性着衣は、治療目的の医療機器に比べると、日常利用の必然性が高いアイテムである反面、公助比率が低く、総じて高額なものが多く、気軽に複数枚を購入できる現状にないと訴える乳がんサバイバーの声を多く耳にします。
どの様に解決に導くのか
肉体的苦痛の緩和に「医療用でこんなの見たことない!」アイテムの開発
弊社の開発構想にある上肢リンパ浮腫向けアイテムは、浮腫状態を緩和し、リンパ還流を促進するために必要な着圧レベルはそのままに、[柔らかさ・薄さ(機能性)]と[ファッション性(おしゃれ)]を程よく兼ね備えた、全く新しいタイプの「医療用弾性スリーブ」を開発する計画でおります。
精神的苦痛からの解放を実感していただくための「ペアリング」と「ギフトサービス」 現在流通する商品は、疾患側の片腕のみをカバーするアイテムの単品販売がほとんどです。しかし、片腕のみの装着では、自らが「リンパ浮腫罹患者」であることや「乳がんサバイバー」であることを公表したも同然であり、日常利用時の見た目の違和感によるストレスが生じてしまいます。
これに対し、弊社が計画する弾性着衣は、疾患側の腕に「着圧あり」+非疾患側の腕に「着圧なし」のペアリング(セット)で提供することで、ファッションアイテム感覚で積極的に装着いただくことを促していきたいと考えています。
そして将来的には、世の中のより多くの女性たちの間にアームカバーを装着するムーブメントが起これば、乳がんサバイバーにとっては“隠れ蓑”のツールにもなっていくことを期待しています。
また、付帯サービスとして、アームスリーブにご家族や友人からの「応援メッセージ」をプリントできるギフトサービス展開も検討しております。“愛あるお守り”アイテムを身に着けることで、着用するご本人がより積極的にご利用いただく動機付けの一助となればよいと考えております。
どの様にビジネスを実現していくか
ファッション業界大手「福助株式会社」さまとの共同開発
市場に流通する競合アイテムには、輸入ブランド品も多く「サイズ感が適合しない」という現場の声が少なくありません。弊社はファッション業界大手の「福助株式会社」さまとタッグを組み、医療機器製造業認可を有した国内工場で、日本人の足を守る精神と技術力を誇る「匠」たちの手によって、日本人体型のために設計された医療用弾性着衣ブランド「fukuske MEDICAL LABO」を展開してまいります。
同社のマーケティング・商品デザイン・品質管理の各部門から集った精鋭メンバーには、日本人の皮膚に優しい繊維や素材の選定に長け、ファッショントレンド感覚に秀でた女性スタッフが多く参画しています。これにより、リンパ浮腫に悩む女性たちの課題解決に向けて、選択肢の幅が格段に広がったことは、「fukuske MEDICAL LABO」ブランドの商品開発を推進していく上で、大きな強みです。
VIDEO
医療現場や患者の「現場の声」を徹底的に新商品開発に活かすということ
今回の医療用弾性アームスリーブ開発プロジェクトには、医療現場(リンパ浮腫関連学会所属のドクター陣、リンパ浮腫外来担当看護師、リンパ浮腫患者を支援する団体)との協働も大きな力となる予定です。
弊社は、前身企業のマーケティング手法を継承し、事業戦略の中心軸には常に「現場の声」を据え、しがらみのない後発ベンチャーらしい営業スタイルで、医療機関とのネットワークを拡大していく考えです。「現場の声」を貪欲に傾聴すること。それは、至極当然なことではありますが、地道に実績を積み重ねてきた前身企業からのこだわりでもあります。
今後のビジネスの進め方
前身企業が築いた医療チャネルとの良好な関係を再掘しながら更なる市場開拓
市場投入する医療用弾性アームスリーブは、まずは地道に「草の根マーケティング」サイクルをフル回転させて展開することからスタートしていく考えです。
次に「取引病院のコンタクトポイント」を新規獲得する手段として、主要学会(日本静脈学会、日本血管外科学会、日本循環器学会、日本リンパ浮腫学会、日本リンパ浮腫治療学会、日本乳がん学会等)が主催するイベントを有意義に活用してまいります。
これは徹底した「差別化戦略」を前面に押し出したプレゼンテーション戦術によって、延べ300に及ぶ契約病院の獲得に大きく寄与してきたノウハウがございます。今後は、協働事業パートナーである「福助株式会社」さまの販促支援を仰ぎながら、「fukuske MEDICAL LABO」のブランド価値最大化につながる活動を実践してまいります。
尚、取引先となる医療機関としては、心臓血管外科や婦人科・乳腺外科などの専門医を抱える病院を中心に、病床を有する約14,500病院(平成30年医療施設調査:厚生労働省)が対象となります。医療用弾性アームスリーブについては、がん診療連携拠点病院×リンパ浮腫外来のある医療施設を中心にアプローチし、レッグ&フットトケア商品の取引先と併せて「目標1000病院」との契約締結に向けて機動力のある営業活動を展開してまいります。
自社通販サイトを軸に、積極的なオンライン販売戦略を展開
従前のマーケティング調査によると、リンパ浮腫罹患者による商品購入動態は、スポーツアパレル市場のコンプレッションウェア系アイテムの購入動態に酷似していることが分かっています。また「非医療機器(着圧なしタイプ)」の購入層を取り込む上では、オンライン販売チャネルは戦略上、必須と考えています。
弊社代表のインターネットマーケティング分野でのキャリアをフル活用し、自社通販サイトを最大限に活用したオンライン販売施策をSNSマーケティングと連動しながら実行してまいります。
マイルストーン
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の可否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。
売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
KPI
下記のKPIの推移については、事業計画書(売上高等推移予想)の内容を反映しております。なお、KPIの推移については、発行者の予測であり、必ずしも保証されるものではありません。
事業計画書につきましては契約締結前交付書面の別紙1-1・別紙1-2をご確認ください。
創業のきっかけ
誰もが「履きたくなる」究極のソックス
「あれ?アタシでも履けたねぇ(笑顔)」──その笑顔が見えた時、私たちは心の中でガッツポーズする瞬間があります。
弊社では、秋のシルバーウィーク時期に開催される「TAKE ABI(血管の健康状態を検査する学会共催イベント)」の会場で、明らかに足がむくんでいる高齢者に対し、専門医や看護師の指示の下、弾性着衣の履かせ方を指導する通称「履かせ隊」活動を毎年行っています。
医療用の「弾性着衣」は、商品の特性上、履きづらさや圧迫圧による締めつけ感があるせいか、「できるなら履きたくない」と愚痴をこぼす方々も少なくありません。しかしながら、むくみ(浮腫)は、カラダの不調や重篤な疾患を引き起こすサインであることから、装着指示を受けた方は「どうしても履き続けていただく」必要があります。冒頭にある「あれ?アタシでも履けたねぇ(笑顔)」といった声は、そんな中、弾性着衣特有の履き方のコツを指導し、弊社商品をご自身で履くことができた人生経験豊かな高齢女性の声です。
「履かせ隊」による指導の場は、私たちにとって、医療現場の方々と一緒に、利用者の方々の弾性着衣への本音を知ることのできる大切なマーケティング活動の場です。そして、「誰もが"履きたくなる"究極のソックス」をなかなか生み出せないでいる私を叱咤激励していただく場でもあります。
第二創業に至る最大の理由──、それは、少しずつ近づけている感覚はあるものの、明確な解が未だに見つかっていない、この「大切な宿題」があるからに他なりません。
IT&クリエイティブ分野で20年以上のキャリアを積み重ね、偉ぶり始めた私に、門外漢であった医療ビジネス市場の醍醐味と新規参入する厳しさを懇切丁寧にご指導いただいた専門医や看護師の皆さま、そして、弊社商品を愛してくださるご利用者さまに対し、しっかりと御恩返ししてまいる所存です。
山下 竜一【代表取締役】
1993年 筑波大学 第三学群国際関係学類(現:国際総合学類)卒
1993~1997年 株式会社日本交通公社[現:株式会社JTB]。新規事業部門にて海外旅行商品のダイレクトマーケティング業務を担当。「顧客分析力」や「媒体戦略企画力」を養う
1997~2001年 クリーク・アンド・リバー社。同社創業期、デジタル&ITクリエイター専門のエージェント事業(マルチメディア事業部)やプロフェッショナル・クリエイター向け教育事業(PEC)の起業メンバーとして、その後の同社IPOにつながる事業基盤固めに貢献。「営業マーケティング力」「案件プロデュース力」「新規事業力」を養う
2001~2006年 富士ゼロックス株式会社。新規事業部門(ユビキタスメディア事業)において、海外の研究部門や全国の精鋭営業部隊と協働しながら、研究段階の要素技術をビジネス化する事業企画・マーケティング戦略担当として複数の新規サービス事業の立ち上げに関与。「ITコンサルティング力」「事業開発力」「マーケティング力」を磨く
2006~2019年 株式会社アステラ起業。[ITサービス事業]では、IT 戦略やマーケティング戦略のコンサル業務に従事。川上<基幹業務系システム開発>から川下<Web&スマホアプリ開発(B2B、B2C)>に至る幅広い分野のプロジェクトを統括
クリエイティブ・プロデューサー歴は20年超。[メディカルソックス事業]では、専門医や看護師ネットワークを巻き込んだ商品開発力を武器に市場参入。医療用弾性ストッキングブランド「SorrisO(ソリッソ)」の取扱病院の開拓に貢献
医療現場目線、患者目線での「草の根マーケティング力」をフル活用
2020年~ アステラ・メディカル株式会社創業。人生100 年時代の社会を見据えた時、「目に見える社会貢献を仕事に」という使命感から、メディカルサービス事業に専念する覚悟を持ち、代表取締役に就任
現在は、一般社団法人 災害用弾性ストッキング協会の代表理事も務め、医学会と連携しながら、エコノミークラス症候群の予防対策の啓発活動や被災地域の生活者支援活動の取り組みにも積極的に参画中
平松 義規【顧問】
1989年 名古屋工業大学 工学部工業化学科卒
1989年 株式会社クリニカル・サプライ入社
研究開発部 開発室配属後、営業部エリアマネージャー、営業本部 商品企画部)部長など重職を歴任
[社外役職]
〇厚生労働省「我が国の医療機器産業の国際競争力の現状と今後の課題に関する研究会」指名委員
〇日本医療器材工業会(現 ME Japan)理事代理
その後、テルモ株式会社によるエーザイ株式会社の M&A(保有株式取得)窓口を務め、事業統合の成立に貢献
2009年 テルモ・クリニカルサプライ株式会社入社。営業本部 営業推進部 部長
2010年 三光純薬株式会社(現エーディア株式会社)入社。エーザイ株式会社関連会社
2012年 エーザイ株式会社出向
2015年 ドリームメディカルパートナーズ株式会社起業。代表取締役社長に就任
東海大学医学部医学科客員講師に就任
●医療機器業界の発展に大きく貢献
名古屋の国立工業大学を卒業後、医療機器の研究・開発を行う会社に長年在籍し、その後コンサルタント会社、大手医薬品関連会社を経て、ドリームメディカルパートナーズ株式会社を設立。また、福岡県薬務課開発コンシェルジュの任務も拝命
「低侵襲治療(体にできる限り傷をつけない)」による血管内治療を行う「カテーテル」を中心とした医療機器の研究開発から、第一線の MR(医療情報担当者)としても、幅広い経験と実績を有しており、近年では、話題のロボット関連医療機器、医薬品・医療機器の組合せ品といった新医療機器の創出にも多く関わっている
メンターよりメッセージ
田中 真日香【社会福祉法人仁生社 メディカルプラザ江戸川 看護師】
外来で上肢のリンパ浮腫に悩む方へスリーブを紹介することがあります。商品を選ぶのもサイズを測るのも大変な中やっと購入できたスリーブをつけることが何よりも大変な様子。
このような患者様方に出会う度に、もっと履きやすく、もっとつけることが楽しいものは出ないものかと考えていました。
今回外来で患者様やスタッフに紹介している弾性ストッキングを扱うアステラ・メディカル株式会社がスリーブを開発するというお話を伺うことができとてもうれしく思っています。
アステラ・メディカル株式会社の扱う弾性ストッキングはスタッフや患者様に紹介すると履きやすく、価格的にも購入しやすく喜んでいただけることが多いです。
リンパ浮腫に悩む日本の女性たちのニーズに合わせ日々の味方になってくれ、履きやすく、履くと楽になるスリーブを開発していただけることを心から願っていますし、出来上がりを楽しみにしています。
阿部 学【福助株式会社 成長事業室】
弾性着衣ユーザーと会話する際に、よく感じることは、弾性着衣を日常的に使用しなければいけないのにも関わらず、ファッションが制限される、楽しめない等不満を多く持たれていることです。
特に着用機会の多い女性目線での弾性着衣は非常に少なく感じます。
アステラ・メディカル株式会社は、長年弾性ストッキングを取り扱い、自ら現場に赴き、医療従事者、使用する方々の多くの意見を大切にしていらっしゃいます。
アステラ・メディカル株式会社が提供する弾性着衣は女性の活躍を後押しする一助となると確信しております。
遠藤 冴華【福助株式会社 技術部技術開発グループ】
患者様の治療を第一に「機能性」を追求した弾性着衣は、多くあります。しかしながら、日常に取り入れにくい製品特徴が目立ち、着用することにストレスを感じる方が多いことが現状です。
アステラ・メディカル株式会社の考える「日常に取り入れやすい、ファッション性」を弾性着衣にプラスすることは、新たな視点であり、これは、積極的・前向きな装着普及の大きな一歩となると考えています。
本プロジェクトを通し、弊社はメーカー立場から、治療に向き合う女性の思いを製品として形にすることで、ケアに対する最大限のサポートを致します。
また、アステラ・メディカル株式会社のもつ幅広い医療機関とのつながりで、製品が多くの方々に届くことを願っています。
土田 直樹【株式会社レジナ 代表取締役】
アステラ・メディカル株式会社の取り組みは、現状の患者様の不可避な問題点を捉えて、予防原則に基づいた商品開発を行っている点に、大変共感を致します。
単なる利便性やコストパフォーマンスに留まる事なく、肌触りやつけ心地という使う側の目線に立って、「福助株式会社」さまとの共同開発は大きな評価を得られることと思います。
これからは、日本の内需拡大とライフスタイルの多様化に焦点を絞った商品戦略が必要不可欠な時代になりますから、コロナショックを払拭させる展開を願っております。
エンジェル税制適用(優遇措置B)
弊社は、本プロジェクトが成立した場合に、エンジェル税制優遇措置Bの適用が確認されています。
なお、弊社は2020年7月末をもって第1期が終了致します。
本プロジェクトにおけるエンジェル税制適用の基準日(払込日)が、2020年7月末よりも後になるため、2020年7月期の決算において、営業キャッシュ・フローが赤字であった場合に、優遇措置Aが適用できることが確認されています。
エンジェル税制優遇措置についての詳細は、こちら からご確認ください。
投資家の皆様へ
「与えられる医療」から「選ばれる医療」へと変容する医療ビジネスの中で、人知れぬ悩みを持つ人々に寄り添える“ソーシャルグッド・ブランド”を追求してまいります。
VIDEO
第一創業期に「足のむくみ」に悩む人々に向けて弾性ストッキングを開発し市場参入した当時、流通する医療用弾性ストッキングの多くは、『装着しづらい』『恰好悪い』『肌に合わない』といった海外メーカーの医療機器で、 患者さまが有無を言えない状態で使用している現場がありました。
第二創業期を迎えた今、「腕のむくみ」に悩む人々に向けた弾性アームスリーブ市場を見渡すと、流通する既存アイテムの多くが20年近く商品改良されていない現状があります。
残念ながら、医療機器市場をとりまく環境は、第一創業期に感じた市場環境と、本質的には代わり映えしておらず、顕在化した疾患を抱える患者さまのみならず、人知れぬ「こころ」と「カラダ」の悩みを抱える人々が、真に求めたい品質を兼ね備えた医療デバイスが流通しづらい状況が続いているのが実情です。
私たちは、人生100年と言われる時代に、「与えられる医療」から「選ばれる医療」へと変容しつつある医療ビジネス界において、本質的な市場原理が機能するように発展するためには、より革新的な取り組みが必要不可欠だと考えています。しかしながら、私たちだけでは、到底立ち向かえるものではありません。
投資家の皆さまにおかれましては、「誰もが能動的に利用したくなる“ソーシャルグッド・ブランド”」の創出を目指す私どものチャレンジに、ぜひご支援賜りますようお願い申し上げます。