弊社は、最新の3Dプリンタの技術を使い、短期間でオーダーメイドのパンプスや紳士靴、スニーカーを制作し、それらをサブスクリプションモデルで提供するサービス「AYAME」を展開するファッションベンチャーです。
2020年2月にパンプスのオーダーメイドサービスを開始し、メディアで紹介されるなどの効果により直近の受注数は、前月比の約2.8倍と成長を続けています。
靴に限らずファッション業界では、資本主義社会を勝ち抜いていくために「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」という流れが現代においてもなかなか変わりません。しかし、”SDGs”などの言葉が広まった昨今では、社会全体において“モノ”の作り方に対する価値観の変容が求められています。
もちろんファッション業界も例外ではなく、大量生産から適量生産にシフトしていく必要があると考えています。そこで最適となりうるのが、一人一人に合わせ、必要な数だけをオーダーメイドで作ることができる弊社の「AYAME」のようなサービスであると考えます。
個々人の足にフィットする靴を作ることができれば、大量生産も大量廃棄も不要です。これらをサブスクで提供することにより、継続的な利用を促します。また、定期的なメンテナンスサービスも加えることで、より長く靴を利用していただけるよう配慮もしています。
今後は、弊社が保有するモノづくりの技術を他分野にも応用し、横展開も視野に入れつつ、日本全国、そして台湾、韓国などのアジア諸国へと事業展開をしていく計画です。
▲クリックすると、動画をご覧いただけます。
私たちが日常的に履いている靴。これは日々の生活には欠かせないものである故、世界では年間約230億足もの靴が生産され、必要数が消費された後に処分されています(PR会社 エフ・ワークス社調べ)。
その背景にあるのが、資本主義社会が生み出した「大量生産・大量消費」の仕組みだと思います。同型の靴の大量生産は、利益を追求し可能な限りコストをカットした結果生まれた販売戦略です。
その一方で、一人一人の足にフィットしていない靴が大量に出回り、私たちの体に悪影響を与えてしまうのです。
このように、自分に合ってない靴で長く生活を続けてしまうと無意識のうちに健康被害に遭ってしまうのです。特に女性の場合、約8割の人が足に悩みを抱えているというアンケート結果(2018年リビングくらしHOW研究所)もあるほど、靴に関する悩みが絶えない現状があります。
「次こそは自分の足にあった靴を」と意気込んで靴を購入するも、なかなか自分の足に合わず、靴が家に蓄積してしまうことが起こりうるのです。ハイヒールやパンプスなどの疲れ易い靴こそ、自分の足にあった靴が必要なのです。
だからこそ弊社は、「大量生産・大量消費・大量廃棄」を解決するべき課題と定義し、それらを解決することで、健康問題の解消や、物持ちのいい持続可能な社会を実現できると考えています。
弊社は、前述した課題に終止符を打つ施策として、パンプスをはじめとした様々な靴をオーダーメイドで作成し、サブスクリプションモデル(サブスク)で提供するサービス「AYAME」を運営しています。
「AYAME」は、自動車業界で注目を浴びている「混流生産システム」から着想を得ており、システム上、約6,400万通りのデザインの中からお客様の好みにあった1足を製造しお届けします。サイズについては、ひとり一人の足に合わせて靴型を3Dプリントして作るので、ほぼ無制限となるサイズ展開を実現しています。
パンプスを作成する工程は大きく分けて6つ「3D計測」「木型データ作成」「木型3Dプリント」「製甲・縫製」「吊り込み」「納品」です。
足には、幅や長さだけでは表現ができない、細かい変数(甲の高さ、指の長さなど)が無数に存在しています。これらを手で正確に計測するのは容易ではないので、弊社では小型の3Dスキャナを活用してお客様の足を計測し、コンピュータ上で完全に再現しています。
3D計測によって読み込んだ足データを元に、3Dプリンタを用いて靴型を作成していきます。その靴型を元に弊社の職人が製甲・縫製・吊り込みを手作業で行い、靴が完成します。
パンプスの場合、従来では約半年かけてオーダーメイドパンプスを製造していました。一方「AYAME」は、お客様の足の計測をした後に約1ヶ月でお客様に納品するスピードを実現。
料金も月額5,000円(税別)×12ヶ月とオーダーメイドにしては安価なサービスを実現しています。また、課金期間中は定期的な靴のメンテナンスもサービス内容に含まれています。
12ヶ月経過したあとは、靴の所有権が購入者に移行し、メンテナンスプランへの切り替えや2足目以降への誘導も行っていきます。
「AYAME」は女性のパンプスへの悩みがきっかけで、2020年2月からサービスを開始しておりますが、同年11月より紳士靴「菖蒲」(しょうぶ)の販売も開始、そして2021年1月8日からはスニーカーの販売も開始いたしました。
靴の「大量生産」に終止符を打つために、今後も幅広いジャンルの靴に対応できるよう精進していきます。
弊社の最初の製品であるオーダーメイドパンプスを安価で短期間に提供できるようになったポイントは、3Dテクノロジーの活用です。お客様の足の計測には最新の3D計測器を使用し、靴型の作成には3Dプリンタを活用して自動生成することで人件費を抑えています。
また、この靴型の作成にも弊社の大事な技術が秘められています。スキャンした足のデータを参考に、そのまま足に合う靴の型を成形するだけでは不十分なため、スキャンしたデータに対し多少の変形を加えます。
詳しいことは企業秘密ですが、長年オーダーメイド靴の作成に携わってきたチームメンバーの様々なノウハウによって緻密な設計が可能となることにより、他の企業が真似できないフィット感を実現していると自負しています。
このように、テクノロジーを活用したことによるコストと単価の削減、そして弊社の作成ノウハウなどを組み合わせることで、他社にない優位性を築くことができています。
いかに“SDGs”を意識して靴を作るのかも、これからの時代には求められてきます。弊社の場合は、靴型を“作る工程“”と“仕上げる工程”での素材の使用量を最低限にすることで、環境に配慮したモノづくりを目指しています。
例えば、靴型を作る工程は、掘削方式ではなく3Dプリンタによる付加製造技術を採用しており必要な形に植物由来のPLA樹脂を加熱して押出成形するため、余計なゴミが出ません。また、ヒールや靴底などの素材は日本国内で調達しています。
さらに、表面に使用する本革は、オプション料金をいただくことで、国内での個体数が増えすぎて問題になっている「エゾシカ」革を活用するなど、環境に配慮した作成を可能にしています。
2021年の世界の履物市場規模は、およそ34兆円と予測されています(2020年経済産業省発表)。弊社が実施するのは、この市場の中で量産品を買い求める消費者層を、いかにしてオーダーメイドへと移行させるかだと考えています。
すでにメディアなどを通じて、30〜40代の女性を中心とした「自分の足に合う靴を履いたほうがいい」という思考をもったミドル層の方々が「AYAME」へと移行しはじめています。
このマインドチェンジを若年層にも促し、「オーダーメイド靴は高級品」というイメージを払拭させることが弊社の戦略です。そのため、SNSやインフルエンサーを活用したPRなども今後は実施していく計画です。
今後はBtoBへの展開も計画しています。弊社が持つ3D計測器を量販店などにも展開し、様々な店舗で足型の計測を可能にします。そのデータを弊社に集め、3Dプリンタで成形し、工場で靴を生産する仕組みを作ることで、より多くのお客様のオーダーメイド靴を作成することが可能になると考えています。
この施策については既に数社と協議をしており、早い段階での実現に向け準備を進めています。
昨今の新型コロナ対策として、足型計測キットの配送サービスも予定しています。3D計測器を自宅に送り、各家庭で足型を計測できるようにします。
来店せず自宅でオーダーメイド靴を作成することを可能にし、対面を避けたい今の時代に沿ったサービスの展開を目指していきます。この配送サービスは2021年2月からの本格展開を予定しています。
弊社のオーダーメイドサービスは世界にも需要があると考えています。既に当サービスをリピートしてくださっているお客様が台湾におり、そこを起点に台湾への進出を計画しています。
靴の悩みは全世界共通な問題であるとの考えから、台湾からアジア諸国へと拡め、3Dテクノロジーと日本人の器用なモノづくり技術を融合させ、世界に通用するオーダーメイド靴を作っていきたいと考えています。
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の可否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。また、売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。
足の3D計測を行うために店舗へ出向くこと無く、自宅で完結できるサービスを本格始動させる計画です。
革見本、サンプルシューズ、3D計測用の専用タブレットを宅配にて個人宅へ配送し、ユーザー自身で足の3D計測が簡単に行えるようにする計画です。
2021年2月から先ずはパンプスでサービスを開始し、10月からは紳士靴でもサービスを開始する計画です。
さらに10月からは、紳士靴に新たな仕様(より製作に時間や手間のかかる伝統的な製法)によるシューズの追加も計画しており、2つの製法のシューズを選択できるようにラインナップを拡充する計画です。靴にとびきりのこだわりがある方向けのアッパークラスのラインナップ拡充も図る計画です。
既存の靴メーカーに対して、弊社の3D技術を生かした靴型の提供を開始する計画です。
既存の靴メーカーが店頭でお客様の足を3D計測し、それを弊社に伝送してもらいます。3Dで専用の靴型をプリントし、靴メーカに納品します。オーダーメイドシューズ向けの靴型提供サービスの開始も計画しています。弊社の店舗以外でのオーダーメイド3Dシューズの普及のために、弊社の必要な機能を外部へ開放する計画です。
2023年内に、靴型の総製造数3,000足の達成を計画しています。また、BtoBの契約者数も伸ばしていく計画です。
現在もコンピュータにて作成している靴型の製作について、さらなる自動化や形決定のロジック改良を加えて、より効率良く精度の高い靴型が作れるようにシステムを改良する計画です。
2025年内に、靴型の総製造数9,000足の達成を計画しています。可能であれば年末までに10,000足までの達成も計画しています。
「▶︎ボタン」をクリックすると各年度目標の詳細をご確認いただけます。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
下記のKPIの推移については、事業計画書(売上高等推移予想)の内容を反映しております。なお、KPIの推移については、発行者の予測であり、必ずしも保証されるものではありません。 事業計画書につきましては契約締結前交付書面の別紙1-1・別紙1-2をご確認ください。
弊社代表の諏訪部は、学生時代にロボット工学を学び、ロボットコンテストで全国ベスト4に入るなどの功績を有しています。卒業後は、ITコンサルを経てオーダーメイドパンプスを作る会社に務め、そこで3D技術とオーダーメイド靴と3D技術を融合させ、より効率よく靴を作り上げる方法の開発に至りました。社内には、革靴の製甲一筋65年の靴職人も在籍しており、測定から納品まで社内一貫して行える体制が構築できております。
1984年 8月生まれ
2002年 沼津高専でロボコンのリーダを務め、地区大会優勝。全国ベスト4を記録
2005年 3月 国立沼津工業高等専門学校 制御情報工学科卒業
2007年 3月 国立長岡技術科学大学 経営情報システム工学科卒業
2007年 ITコンサルタントとして小売業のお客様を中心に基幹システムの構築やメンテ、One2Oneマーケティングシステムの構築や専用端末の開発に10年ほど従事
2017年 オーダーメイドパンプスに3D技術を融合させた新サービスの開発を行う。3Dスキャナの開発にも従事
2019年 独立し株式会社crossDs japanを設立
2020年 オーダーメイド3DパンプスAYAME サービス開始(婦人靴)
2020年 11月 オーダーメイド3Dシューズ菖蒲 サービス開始(紳士靴)
1985年 生まれ
東北大学を出て、電機系の設計開発の仕事に就く
靴に興味があり、個人で靴教室に行くなどして、5年の経験を積む。靴作りのレパートリーは広くパンプス、ブーツ、サンダルなど製作の経験がある
2017年 靴メーカーにて木型製作の責任者として従事
2019年 株式会社crossDs japanに参画、木型データ作成時間を当初の1/6程度まで短縮することに成功。木型製作と靴作りを横断的に監督しワークフロー改善も実施
1938年 生まれ
靴製甲一筋65年の靴職人
現役時代にはオーダーメイドの靴ブランドで会社を設立。代替わり後も、バレーシューズメーカのシューズアドバイザーや靴工房の講師等を兼務
その後、ITによる靴事業の革命を目指し株式会社crossDs japanに参画
靴業界で10年以上、仕事をしている
靴作りでは婦人靴、紳士靴両方において全ての製作ができる何でも屋。仕上げた靴の出来は大変評判が良い。量産品の現場をも経験があるため、内製から外部製作を移すところなどで活躍中。株式会社crossDs japanで働きながら、将来はオリジナルの紳士靴ブランドを持つ事が夢
大量生産された既製品を購買するのではなく、自分のためだけに、専用に作られた使いやすいモノを使う生活を、今実現してみたいと思い「crossDs japan」という会社を始めました。
そして、自分の息子や娘たちに胸を張ってバトンを渡して行けるよう、新しい循環の仕組みを作っていきたいと考えています。
自分のためだけに物を作るという贅沢、ずば抜けた利便性、しかしそれが環境に優しいと言う、この相反するような難しい難題を私は3Dを使ったIT技術で解決していけると思っています。
私は、学生の頃はロボットを作る学校に通い旋盤や溶接などの加工技術を学びながら、制御工学という難しいロボット制御の分野、オペレーティングシステムや情報通信技術、物理層から情報のレイヤーまで幅広く学んできました。そのなかで高専ロボコンにもチャレンジし、全国ベスト4になるなど、経験積みと実績を残してきました。
ものづくりを学んでいくうちに段々と情報システムITの世界に興味を持つようになり、ものづくりのレイヤーからだんだんと上の方のレイヤーに移っていきました。
大学では経営情報システム工学を専攻し、経営についてITシステムはどうサポートできるのかというところを学び、研究では地域医療のための情報システムを研究しました。
社会に出てからは、ITコンサルの会社に就職し10年間、小売業を中心としたお客様の経営の課題についてITシステムを使った解決などをしてきました。
特に印象に残っているのはワンツーワンマーケティングと呼ばれる顧客一人一人を見てセールスプロモーションかけていくというような仕組みです。
従来、新聞の折り込みチラシなどで大量にばら撒いていた小売のセールスプロモーションでしたが、顧客一人ひとりの特性に合わせて割引する内容を変更することによって、最小の投資で最大の購買を引き出すというようなことを実践することをお客様とともにチャレンジしていました。今から考えてみれば小売におけるマスカスタマイゼーションの走りとも呼べるような事例に携わっていたと思います。この経験は、後にものづくりの世界でマスカスタマイゼーションをする動機にもなっています。
他にも、クラウドが繁栄を極める直前であった時代で、一般商用の中では当時世界最速と思われるリレーショナルデータベースの構築でテックリードとして活躍するなどしていました。
ITコンサルで、このような仕組みや経験をしていた最中に、3Dプリンタの特許が切れてメイカームーブメントが起こりました。
高専のロボコンをやってた時から比べると、ものすごくモノ作りに対してハードルが下がってきたなというのを日々感じていく中で、自分でも何かものづくりができるんじゃないかというふうに改めて思うようになりました。
今まで3百万円していたような3D-CAD が月々数千円の値段で使えるようなものが出てきました。たった10年でものすごく世の中が変わってきたことを痛感しました。
そういった中で3Dプリンタを組み立てキットで購入して、実際に組み立ててみて色々な物をプリントしてみました。3Dスキャナについても手軽なホビー用のものを使って3Dスキャンをしてみたりしていました。
実際に3Dにスキャンしたものを3D プリントしてみたのですが、2017年頃の当時の内容だとそのまま3Dプリントしたものを最終製品として売ったり使ったりするというところはあまり一般的に普及するような感じではないなという風に感じました。
と言うのも、3Dプリンタを機械としてみた場合、メンテナンスというところがどうしても今の原理上は、なくならないなというところが判りました。個人でも買えるぐらい、お手軽に扱えるような値段にはなったのですが、機械がよくわからない一般の家庭に一家に一台普及するというようなことは到底起こり得ないだろうと思いました。
最終製品を作るのは難しいなというところは実際に触ってみてわかったところですが、では、3Dプリンタで中間部材を作るために使うのであれば十分使えるんじゃないかと考えるようになりました。
ここでワントゥワンマーケティングの話にも通じるのですが、一人一人の要望に合わせた形を作るための治具として、補助用具として3Dプリンタで作った造形品を使うことはできないのかという風に考えるようになりました。
そんな中で当時働いていた職場の周りの女性がバリバリ働くタイプだったのですが、皆さん足が痛いとか疲れるとかで、パンプスを脱いで仕事をしている様子が目につきました。
実際そのパンプスについて調べてみると、踵を高くするためにヒールがあります。かかとが上がった状態で長時間靴を履くので足に負担がかかる。だから疲れやすい。また、自分の足に合ったサイズのパンプスが売っているかと言うとそれは宝くじに当たるようなもので、なかなか巡り会えない人がほとんどである事が判ってきました。
男性だと足の甲を紐で調整できるような靴を履くことが多いためあまりわからないと思うのですが、パンプスは甲が覆われていない状態の靴で少ない面積で足をホールドする必要があります。紐で調整することもできないため足に合っているかどうかというところが、とても大切になります。
足に合ってないパンプスだと、変な力を足にかけて歩くのでより疲れたり、足が前に滑って行ってしまって外反母趾になり、足が痛くなってしまったりと、様々な問題を抱えている靴だということがわかりました 。
このパンプスに3Dの技術を応用して一人一人の足に合ったパンプスを作るということができないのかなという風に考えるようになりました。
政府が働く女性を後押しするというような発信もしていて、これから働く女性も増える。世界的にみても人口は増えていくので女性向けの靴というところの市場は日本でも伸びるし世界でも伸びるのではないかという風に考えるようになりました。
そうして3Dを使ってパンプスや靴の問題へアプローチすることができないかいう風に色々考えるようになり、現在の一人一人の足を3Dスキャンして、靴型を3Dプリンタでプリントしてパンプスを作るというビジネスモデルにたどり着きました。
また、足に合わない靴というところを調べていく中で、量産靴のメーカーが作っているサイズの範囲を考えると無駄なものを作っているというところがほとんどなんだなということにも気がつきました。
足の形を長さと幅という二つの指標だけで表すことはとてもできません。しかしその二つの指標をベースにして量産靴のメーカーはいくつかの種類の靴を作っています。
もしその二つの指標が自分の足に合っていたとしても、それ以外のところで足に合っていないと、履くとトラブルの原因になってしまったりします。そうしてトラブルが起きてしまった靴は履かれることなく下駄箱の中でずっと眠り続けることになってしまいます。せっかく足に合うと思って買った靴が足に合わず履けない、 お客様も買った靴が履けないメーカーとしても、そのお客様はもう一度自分の所の靴を買ってもらえることはなくなり、互いに残念な状況になってしまっています。
この状態は顧客とメーカーという垣根を超えて地球に対しても大きな課題になってしまいます。靴を作るために消費された部材やエネルギー、これらが全て無駄になってしまうのです。現在大量生産で安く靴が買えていますが、それは生産時のコストを反映しただけの価格です。実際には環境に対する負荷がその価格の何倍もかかっているという実情を消費者は知りません。
足に合わない靴を作り続ける、購買し続けるということは自分の足や財布にとっても、メーカーにとっても、地球にとっても、誰も得をしない状態になってしまっているのです。
弊社はこの課題に対して3Dの技術を使い、足に合わなくて履けない靴ではなく、足にあって長く履くことのできる靴をお客様に提供することを実現しました。これにより三者が全てハッピーになれる仕組み、仕掛けを構築し強化していきます。
私たちの社名のcrossDs(クロスディーズ)は次のような思いを込めて命名しました 。
”D”を”cross”させるモノ
Dimension(次元:2Dから3Dへ)
Domain(領域:3Dを靴の業界へ)
Dream(夢:マスカスタマイゼーションという夢を現実に)
crossDs
映画や小説、漫画などの中に広がる未来の世界を今、私たちの居る世界で実現させるために、crossDsは進んでいきます。
皆様と一緒に夢を現実にしていけるように、応援頂けませんでしょうか。よろしくお願いします。
株式会社crossDs japan様の創業前から、3Dプリントと3Dスキャンによる靴のオーダーメイドを弊社3Dプリンターをお使いいただいたのが始まりです。
当初ファッション業界と3Dテックには深い溝があり、デジタル寄りのテクノロジーをコア技術として取り入れるファッションビジネスはほぼ皆無だったと記憶しております。
服のマッチングやリコメンデーション等では一時上昇気流がありましたが、株式会社crossDs japan様は人の個性をそのままファッションプロダクトの形状に落とし込み、ダイレクトに製造する技術を真正面から提供しています。
しかも、ファッションプロダクトの中では一番といって良いほど難しい靴を、お客様の抱えている悩みを真摯に受け止めてサービス提供するところに感銘を受けました。
靴は人が外に出ている時に地面から自分を支えている唯一プロダクト、そして自分の健康を支えている物です。
人社会において靴の美しさも非常に大切な要であるとともに、同時に自分自身の健康も支える、株式会社crossDs japan様の提供するサービスは、両方同時に解決するものだと考え、このニーズは無くならないでしょう。
株式会社crossDs japan様の更なる発展と展開を応援しております。
株式会社crossDsjapanの諏訪部様とは、系列ITコンサル会社社長との人的繋がりで初めてサブスクによるパンプス(紳士靴も)のオーダーメイドに出会いました。
一昔前であれば自分だけの足型(想像できるのは木型のもの)を作り、そこに皮を合わせて靴を作るなんて、コストも時間も見合わないので全く頭に浮かんできませんでした。
ですから初めてこの話を聞いたときは「いったいどんな風にやるのだろう」と訝しげに感じながら現地に向かってみました。とはいっても会社内オフィスの一角でその測定は行われたのですが。
裸足になると足を台に乗せ3Dスキャナにより無数の測定ポイントを繋げていくとコンピュータ上に足型が立体で再構築されます。その計測データをもとに今度は3Dプリンタで足型というか靴の原型が作成されます。
魔法のようなこの仕掛けで、世界に一足しかない自分の足型が完成します。これが時間短縮とコストダウンという一見相反する2者を両立させることが可能にしています。
加えて通常では販売されていない色合いの組み合わせやシェイプパターンも選択することによりオーダーメイドシューズとしての価値を高めていきます。
さらに「AYAME」「菖蒲」のパートナーと共に自身が納得のいくまで足に合う状態を目指し、靴を修正し完成形に近づけていく。これこそが「AYAME」「菖蒲」の目指すところではないでしょうか。
世界に一足しかない自分だけの足となる靴が簡単に手に入る時代がそこまで来ています。これからこのサービスは益々使いやすいものとなり、足に悩みを抱えている方だけでなく納得いくデザインを求める方にも新たな価値の創造をお約束するものになっていくものと考えています。
「AYAME」及び「菖蒲」 のジブン専用の靴を作るサービスを、来店せずに体験できるようにするためのアプリを作成しています。
お客さま自身で迷わずに、かつ快適に足を計測できることを目指して設計しました。
靴は人間の活動の中で姿勢を作り上げる上での基礎です。私には5歳になる娘がいますが、娘は生まれた時に両足の中指がくの字に変形していました。
幸い良いフィッターさんに出会い、既製品の靴の中でも細身でしっかりと踵を支えてくれる靴を選んで履かせたことで、今ではほぼ気にならないくらいまで娘の足の指は真っ直ぐになりました。
普段遣いの靴が「ジブンの足に合っていること」は、恐らく誰もが思っている以上に身体への影響が大きいと思います。
「AYAME」及び「菖蒲」はテクノロジーでオーダーメイドのコストを下げます。「お洒落」「歩きやすい」などに加えて「健康に良い」で靴を選ぶ時代がやって来ます。
生活様式が劇的に変わっている今、パンプスや革靴を皮切りに、スニーカーやランニングシューズまでオーダーメイドすることが一般的になる様が「AYAME」及び「菖蒲」の先に見えています。
老舗のプレイヤーばかりの業界をテクノロジーで牽引する「AYAME」及び「菖蒲」を一緒に応援して頂ければ幸いです。
株式会社crossDs japan様の広報やマーケティングのお手伝いさせていただいております。
私の会社の女性社員も外反母趾で悩み続け、イベントや結婚式などでも自分の好きなパンプスを楽しめず、悩んでいました。そんなときに、「AYAME」の手頃でありながら、お洒落でオーダーメイドパンプスを拝見して、とても顧客ニーズを感じました。
また、社長の諏訪部さんの靴にかける情熱にも感じ入りものがあり、誠心誠意、お手伝いをしようと考えました。
さらに、そうした支援を通じて、デジタルマーケティングを駆使して、商品や魅力だけでなく、創業者である諏訪部さんの想い、顧客にパンプス愛を伝えるコンテンツ発信など、年齢を問わず事業そのものを「プラットフォーム化」していく思想に大きな感銘を受けていきました。
今後は、男性向けの紳士靴や、駆除対象であるエゾ鹿を素材として活用するなど、持続可能な環境問題にも取り組んでおり、今後拡大するであろうマーケットでますます投資家の関心は集まっていくだろうと考えています。
そのなかで、顧客視点のオーダーメイドにこだわる「AYAME」の真摯な事業への取り組みは、マーケットにしっかりと根付いたコミュニケーションをとりつつも、急成長を感じさせる新しいビジネスモデルとして競合との違いも明確です。今後も一層の事業成長を確信しています。
弊社が関連しているメディアについてご紹介致します。
● 【@Press】世界初!働く女性を応援するサブスク型オーダーメイドパンプス
● 【ZOZO FashionTechNews】3Dスキャンでぴったりサイズを実現!オーダーメイドパンプス「AYAME」
● 【JIJI.COM】エゾシカと人との共存共栄、SDGsな紳士靴を発売
● 【NEWS PICKS】サブスク型のオーダーメイドパンプス「AYAME」
● 【exciteニュース】サブスク型のオーダーメイドパンプス「AYAME」
● 【ShareLabNews】次世代パンプスを3D計測・3Dプリンタ×サブスクで実現
(上記掲載のURLから遷移するwebサイトは、FUNDINNOのものではありません。)
弊社では、株主の皆様のご支援に感謝するとともに、提供しているサービスをご理解いただける株式優待を行っております(※優待の有効期限:毎年2月末日)。
詳しくはこちらからご確認ください。
弊社株式を1株でもお持ちの株主の方全員
【1〜10株】
年間で新規にご注文頂いた靴1足まで、1ヶ月分の月額利用料金を無料に致します。
【11〜20株】
年間で新規にご注文頂いた靴2足まで、1ヶ月分の月額利用料金を無料に致します。
【21〜30株】
年間で新規にご注文頂いた靴3足まで、1ヶ月分の月額利用料金を無料に致します。
【31〜40株】
年間で新規にご注文頂いた靴4足まで、1ヶ月分の月額利用料金を無料に致します。
【41〜50株】
年間で新規にご注文頂いた靴5足まで、1ヶ月分の月額利用料金を無料に致します。
ご予約、ご注文時に「株主優待を利用する」とコメント欄などで必ずお知らせ下さい。お申し込み時のお名前、ご住所と株主名簿のお名前、ご住所を照合してご利用の確認を行います。株主名簿のご住所やお名前に変更がある場合はお手続きを頂いてからお申し込み下さい。
株式会社crossDs japanが展開していますAYAME(婦人靴)、菖蒲(紳士靴)どちらのブランドでもご利用頂けます。
優待は、新規でご注文頂いた靴に関してのみご利用頂けます。メンテナンスコースへの切り替え時にはご利用頂けません。優待は月額料金のみに適応されます。初期費やオプション料金などには適応できません。靴の種類により割引金額が異なりますが、差額調整などは行いませんので予めご了承下さい。
(※上記リンクから遷移するwebサイトは、FUNDINNOのものではありません)
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ご支援頂いた資金は、現在東京日本橋で行なっている対面での計測や販売内容をリモートで行えるようにする機材の購入に使用します。
コロナの影響で人の移動が減っています。さらに、現在の店舗を中心にした集客と販売のスタイルですと全国の利用者の方にこのサービスを届けるためには大量の店舗を用意する必要が出てきます。そこで、現在の仕組みをベースにユーザーの自宅にてリモートで手軽に計測ができるような仕組みの構築をしていきます。
3Dの計測技術については技術検証が終わっており、現在ユーザー向けのアプリの UI 調整をしている段階で本格開始に向けて準備中です。
これによりコロナで移動が難しくなっている昨今でも、全国のお客様へ私たちの新しい仕組みをお届けする事が可能になります。全国に商圏が広がることにより今の5倍から10倍のお客様へ未来の靴をお届けすることが出来るようになると考えています。
合わせて3D計測システムの簡易化も実現できる事になるため、今までよりも低コストで3Dの技術を導入することができるようになると思います。
直販以外にも、地方の靴屋さんに導入いただいて私たちが靴を作って届けるというようなモデルを開始するための大きな一歩を踏み出すことができるようになると考えています。
また、弊社の3D技術を靴以外の領域に広げて行ったりするためのベースになると考えています。
投資家の皆さま、どうかご支援のほどよろしくお願い致します。
資本金: | 1,020,000円(2020年12月21日現在) |
発行済株式総数: | 12,240株(2021年1月8日現在) |
発行可能株式総数: | 10,000,000株 |
設立日: | 2019年12月11日 |
決算日: | 8月31日 |
株式会社crossDs japanによる株主名簿及び新株予約権原簿の管理
株式会社crossDs japan株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要
※以下は株式会社crossDs japan株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要です。詳細については必ず契約締結前交付書面をご確認ください。また、一般的なリスク・留意点については 「投資に関するリスク・留意点等」をご確認ください。
発行者の前期決算期末(2020年8月31日)における純資産は△2,007千円となっています。また、直近試算表(2020年11月30日)における純資産は△1,918千円となっています。なお、直近試算表の金額は暫定であり、変更となる可能性があります。
発行者の発行する株式は譲渡制限が付されており、当該株式を譲渡する際は発行者の承認を受ける必要があるため、当該株式の売買を行っても権利の移転が発行者によって認められない場合があります。また、換金性が乏しく、売りたいときに売れない可能性があります。
募集株式は非上場の会社が発行する株式であるため、取引の参考となる気配及び相場が存在いたしません。また、換金性も著しく劣ります。
募集株式の発行者の業務や財産の状況に変化が生じた場合、発行後の募集株式の価格が変動することによって、価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。
募集株式は、社債券のように償還及び利息の支払いが行われるものではなく、また、株式ではありますが配当が支払われないことがあります。
募集株式について、金融商品取引法に基づく開示又は金融商品取引所の規則に基づく情報の適時開示と同程度の開示は義務付けられていません。
有価証券の募集は、金融商品取引法第4条第1項第5号に規定する募集等(発行価額が1億円未満の有価証券の募集等)に該当するため、金融商品取引法第4条第1項に基づく有価証券届出書の提出を行っていません。
発行者の財務情報について、公認会計士又は監査法人による監査は行われていません。
発行者の前期決算期末(2020年8月31日)における売上は12,402千円で、営業損失が計上されています。また、直近試算表(2020年11月30日)における売上は6,545千円で、営業損失が計上されています。今後、売上高が計画どおりに推移しない場合、営業損失が継続するリスクがあります。
今後の市場動向及び市場規模など不確実性を考慮した場合、競合他社の参入等により当該会社の市場シェアの拡大が阻害され収益性が損なわれるリスクがあります。
発行者の設立日は2019年12月11日であり、税務署に提出された決算期(2020年8月31日)は第1期であり、現在は第2期となっています。上場企業等と比較して銀行借入等による融資や各種増資について円滑に進行しない可能性があります。発行者の資金調達計画(今回の募集株式の発行による増資を含む)が想定通りに進行せず、事業拡大に必要な資金が調達できない場合、事業計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。発行者は当募集において目標募集額を630万円、上限応募額を2,500万円として調達を実行します。但し、現時点では上記資金調達が実行される保証はありません。なお、発行者は当募集後において上限応募額に達しなかった場合、2021年4月に不足分の資金調達を予定(※ただし、今回の資金調達により上限応募額に到達した場合は、2021年4月の調達は行わない予定です。)していますが、売上実績が想定どおりに進まない場合には予定している資金調達に悪影響を及ぼし、今後の資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は創業以来、配当を実施していません。また、事業計画の期間に獲得を計画しているキャッシュ・フローは事業拡大のための再投資に割り当てる計画です。そのため、将来的に投資家還元の方法として配当を実施する可能性はありますが、事業計画の期間においては配当の実施を予定していません。
発行者の事業において販売するサービスは、販売時の景気動向、市場の需給状況により予定販売単価及び想定販売数量を大幅に下回る可能性があります。
著しい売上高の下落、予想外のコストの発生、現時点で想定していない事態の発生などの事象により、資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は、事業を実施するにあたり関連する許認可が必要となる可能性があります。発行者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後に係る許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
発行者の事業は、代表取締役である諏訪部梓氏の働きに依存している面があり、不測の事態が発生した場合、発行者の事業展開に支障が生じる可能性があります。
発行者は、現時点で代表取締役の諏訪部梓氏より2,793千円の借入金が存在しています。今回の調達資金を役員借入金の返済に充当しない旨の経営者確認書を入手しています。
発行者はB種優先株式を120株発行しています。B種類株主は当該株主による種類株主総会において取締役を2名選任することができます。なおB種類株主は法令及び定款に定めがある場合を除き、株主総会での議決権の行使を制限されています。
ファンディング・プロジェクトが成立しても、払込金額及び振込手数料が一部のお客様より払い込まれないことにより、発行者が当初目的としていた業務のための資金調達ができず、発行者の財務状況・経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
発行者から当社に対しては、審査料10万円(税込:11万円)が支払われるほか、今回の株式投資型クラウドファンディングが成立した場合、募集取扱業務に対する手数料として、株式の発行価格の総額の20%(税込:22%)相当額(2度目以降の場合は総額の15%(税込:16.5%)相当額)が支払われます。また、企業情報開示のためのシステム利用や当社サポート機能の提供に対するシステム及びサポート機能利用料として、毎月5万円(年間60万円)(税込:5万5千円(年間66万円))を発行者から当社が申し受けます。ただし、プロジェクト成立後の払込日を含む月の翌月から 1 年間については、当該利用料は徴求しません。また、ファンディング・プロジェクトが一度成立した発行者については、再度FUNDINNO上で募集を行うための本審査依頼書を受け入れた場合、当該募集の成立の有無に拘らず、その月から1年間、当該利用料を徴求いたしません。