※自社調べ
毛髪検査キット「MINE」を無償または、割引価格でご提供(詳細)
※上記URLの遷移先はFUNDINNOのものではありません
出典:Medical Tribune
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弊社代表・井上は、神戸商船大学(現:神戸大学)在学中に起業を経験し、卒業後は大阪産業局にて産業振興に向けた行政サービスの企画に携わってきました。
その後、家業の事業再生から売却まで経験し、2018年に大阪公立大学での研究成果の社会実装を目指すため、弊社を設立しました。
チームメンバーは、同大学大学院工学研究科の教授であり、弊社のコア技術である毛髪検査技術を開発した辻を技術顧問に、前職のハードウェアスタートアップで100億円以上の資金調達を支援してきた丹田をCFOに迎え入れ、事業を展開しています。
さらに、他の医学・薬学系大学研究者との産学連携を通じて、常に最先端の科学技術を取り込み、毛髪検査技術のトップランナーとして事業を行っています。
弊社は、大阪公立大学発のヘルスケアベンチャーとして、数本の毛髪から体内の必須ミネラル量を計測し、健康管理をサポートする「MINE(マイン)」を提供しています。
弊社の検査技術は従来の方法と比べ、手軽・迅速・安価な点が高く評価され、サンスター株式会社から検査事業の受託や、大手美容チェーンや保険会社が提供する毛髪検査へのサービス提供も行っています。
また、株式会社三菱総合研究所(以下、三菱総合研究所)が主催するオープンイノベーション「ICF Business Acceleration Program2023」にて最優秀賞を受賞したり、アジア最大級のカンファレンス「イノベーションリーダーズサミット」にてアストラゼネカ株式会社から協業候補に選出されるなど、様々な形で評価をいただいています。
このような実績を背景に、2023年12月からは大手ペット保険会社と提携し、ペット向けの水銀検査キット「MerQ(メルキュー)」の提供も開始しました。
これらのサービスを通してヒトや動物の健康増進を図る機会を提供し、予防医療の普及に貢献していきたいと考えています。また今後は、検査で得られるビッグデータをもとに、食事や保険、医療やマーケティングまでサポートする企業への成長を目指しています。
2022年の9月にFUNDINNOで募集した際は、目標募集額750万円の中、約2,900万円のご支援をいただき、多くの期待をお寄せいただきました。おかげさまで、三菱総合研究所や大手保険企業との提携により、事業拡大に向けた基盤が整いました。
【成長のための課題】
・毛髪検査サービスの認知度拡大
・事業拡大に向けた企業との連携強化
【解決方法】
・世界的ヘルスケアメーカーとのOEM共同開発による認知獲得
・同業他社を競合とは捉えず、ともに市場拡大を狙うパートナーして様々な形で提携
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毛髪測定事業における当期間中において行った毛髪測定回数
これまで自社商品「MINE」は、美容サロンなどの販売チャネルを用いて自社販売を拡大していく計画でしたが、販売拡大に苦戦しました。その結果、前回計画した売上やKPIに対しては未達となってしまいました。
そこで挽回を図るため、他社が提供する毛髪検査を受託する形でOEM事業を開始したところ、毛髪検査市場において最大シェアを誇る企業や大手保険会社との提携が実現し、2024年3月末の毛髪検査回数は2,960回と、前年度比1.8倍以上に増加しました。
この背景として、弊社検査方法が従来の方法と比べても精度に問題がなく※、さらに、迅速かつコストが抑えられる点により、OEM案件が伸びたためです。今後も、OEM案件の獲得に注力していくことで、売上の基盤を作っていきたいと考えています。
出典:自社調べ
2023年12月には、ペット向け水銀チェックサービス「MerQ」の提供を開始しました。ペット産業が拡大する中、猫が抱える潜在的なリスクである「水銀」に着目し、水銀をリスク評価する技術の開発に成功しました。
水銀は健康リスクを高める一方、動物病院でも測定できません。そこで、ペットの寿命増進に貢献するため、大手ペット保険会社との提携によって、検査を基軸にプレミアムフード展開や保険商品の開発も視野に多角化を図ります。
2023年には、三菱総合研究所が主催するオープンイノベーション「ICF Business Acceleration Program2023」で、208件のプロジェクトの中で最優秀賞(三菱総研賞)を受賞しました。
弊社の毛髪検査サービスが、三菱総合研究所の掲げる「企業のビジョン創出に向けた中期的な経営機会・リスクを分析し、戦略・計画を策定する」という事業戦略の実現と親和性が高く、健康経営企業への販路拡大に向けた支援を受けています。
2024年の7月には、三菱総合研究所が実施する社内健康イベントへの出展も決まっており、こうした実績をもとに健康経営に取り組む企業へのPRも進めていきたいと考えています。
また、三菱総合研究所は医薬品企業や大手治験会社と提携し、弊社が医療業界に進出することを念頭に、エビデンスを作るための支援体制が組成されました。弊社の毛髪検査サービスが医薬品としての認定を受けることで、メディカル領域への展開も視野に、次のステージへ成長する足がかりとなることが期待されます(前回の募集ページはこちら)。
出典:自社調べ
健康維持に必要なカルシウムや鉄などの「ミネラル」は、血液や骨のもとになる欠かせない栄養素です。しかし、体内で作り出すことができないため、食べ物やサプリメントから意識的に摂取する必要があります。
ミネラルは適量摂取が難しく、不足すると便秘や肌荒れなどの体調不良を引き起こし、深刻な場合は心臓疾患や糖尿病といった疾病の原因となります。一方、ミネラルを摂りすぎると過剰症や中毒を引き起こしてしまうため、バランスよく摂取することが重要です。
毛髪の部位によるミネラル量の変化の例
代表的なミネラル量の計測方法は、毛髪や血液、尿による検査です。
毛髪以外の血液や尿などの検体では変動が激しく、検査直前の一時的な情報しか取得することができません。また、従来の毛髪検査は、設備コストや専門的な知識が必要でした。
一方、弊社の毛髪分析は、概ね1か月の平均的なデータを取得するため、日常的な食生活の栄養過不足を評価することが可能です。しかし、ユーザーの心身ストレスや検体採取の手間がかかり、なかなか導入が進みませんでした。
出典:自社調べ
1 出典:経済産業省
2 出典:Medical Tribune
病気を未然に防ぐ、いわゆる「未病」に関連するビジネスは年々市場が拡大しています。公的保険外のヘルスケア産業の市場規模は、2025年に約33兆円(2016年度比約8兆円増)まで拡大するとされています※1。
これらの未病ビジネスの代表的なものとして「健康診断・管理」がありますが、一般的には血液や尿、レントゲンなどの専門機器を用いた検査が主流となっています。
しかし、これらは直前の食事などに影響される可能性や、日々手軽に行える検査ではないため、日常から管理を行うという点では欠点もあります。
そのような中、痛みや人手を伴わず、過去から現在までの正確な情報を計測できるという点で、「毛髪」を使った検査が世界的に注目を集めています。
【国内事例】毛髪診断コンソーシアム
2017年4月1日に設立・開始。毛髪に蓄積される健康指標や疾患指標による新たな非侵襲型診断システムの確立に向け、科学的なエビデンスに基づくビッグデータの構築を目指す共同研究プロジェクト。
研究開発を行う独立行政法人、大手毛髪ヘルスケア関連企業、日本最大級のポータルサイト運営企業、東証プライム上場の大手半導体・電子部品開発企業、東証プライム上場の大手化学製品メーカー、大手生命保険会社
【海外事例】米国 毛髪エクスポソーム研究で世界トップレベルの実績を持つL社
2021年3月に設立されたバイオベンチャー企業。同社独自のプラットフォームは、自閉症や消化器疾患、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、腎臓病、がんなど様々な健康状態において、1本の髪の毛を利用して発見を可能とする新しい精密エクスポソームバイオマーカーを導入。2021年にはFDA Breakthrough Device Designationを取得
世界的製薬・医療機器メーカー(米国)、世界最大の自動車部品サプライヤー(ドイツ)、大手製薬会社(米国)など。その他、日本の多国籍企業が同社に対して約10億円を出資するパートナーシップを締結
この提携は、シリーズA2の資金調達ラウンドの一環であり、シリーズA2で同社は約800万ドルを追加調達。この期間で同社が調達した資金総額は2,550万ドル以上※2
1 出典:経済産業省
2 出典:Medical Tribune
当技術および特許は公立大学法人大阪が保有しており、弊社はロイヤリティを支払い、当技術を独占的に利用しています。なお、公立大学法人大阪は大阪公立大学を運営しています。
弊社は、従来120本必要だった毛髪検査を根底からアップデートし、数本の毛髪からミネラル量を可視化する技術を用いて、ヘルスチェックサービスを提供しています。
弊社のコア技術は、大阪公立大学の辻教授(弊社の技術顧問)の微量元素分析方法を応用して独自開発したテクノロジーにより、簡易的かつ安価に検査することができ、ユーザー自ら日常的に健康診断できるソリューションです。
体内のミネラル量は日々変化しているので、まずは自分の状態を定量的に把握することが健康維持管理に必要であると考えています。
弊社は、数本の毛髪から体内のミネラル量を可視化するサービスを提供しています。
【ヒト向けサービス「MINE」】
ミネラルの過不足を把握することで、「何をどれだけ摂取すべきか」について手軽に判断できるようになります。また現在は、自社ブランド商品の販売だけでなく、大手ヘルスケア企業やサプリメントメーカーなどから毛髪検査サービスのOEM開発を受託しています。
【動物向けサービス「MerQ」】
2023年12月には、猫の健康を願う飼い主向けに、水銀検査キット「MerQ」をローンチしました。少量のペットの毛を検体に、体内の水銀量を分析することができます。
同サービスは、大手ペット保険会社やペットフード企業との提携を通して、スピード感をもって普及させていきたいと考えています。
直近は、三菱総合研究所や臨床検査機関などパートナー企業との提携により、BtoBでのニーズが増加しています。現在は、毛髪検査サービスを受託するOEM事業が売上比率として最も大きく成長しており、今後もBtoBtoCで販路を拡大する計画です。
またBtoCでは、美容クリニックやサロンなどへの代理店販売や、自社ECサイトでの直販を行っています。「MerQ」は、ECサイトでの直販や、大手ペット保険会社(以下、同社)を通じて、同社の保険加入者への販売を増やしていく計画です。
自社調査より
現在、販売サイト上では3,800円(税込)で販売しています。4,000円(税込)は今後の販売予定価格です。
弊社の毛髪検査サービスは、他社の検査より「手軽」「迅速」「安価」に検査・分析ができる点が特徴です。大阪公立大学の辻教授による研究成果をもとに開発しており、これまで120本程度の毛髪が必要だった検査が、たった数本で可能になりました。
また、価格も半分以下に抑えることができるため、ユーザーは心身や金銭的負担をほとんど感じずに健康レベルを可視化することができます。
「病気を未然に防ぐためには、日々の健康管理が重要である」と、多くの人が理解しているにも関わらず、行動に移せない人が大半です。その点、従来の方法をアップデートした検査の簡素化は、弊社の目指す「行動変容」において特に重要であると考えています。
さらに、徹底的な仕組み化により、圧倒的に低い原価率を実現しています。オペレーションを細分化することで、検査にかかる大部分の業務を専門的な知識がない人でも対応でき、外注リソースを効率的に活用しています。
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の成否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。また、売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。
実績
予測
売上計画
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
約0.04億円
約0.3億円
約1.04億円
約1.33億円
約4.64億円
約7.37億円
0
1.75
3.5
5.25
7
8.75
10.5
12.25
14
0
3.5
7
10.5
14
億円
D2C健康食品業界は現在、詐欺まがいの商法や薬機法違反など、業界におけるトレンドや企業の在り方が変わってきています。
こうした市場も踏まえ、「サプリメントを売るための検査」とならないよう、自社でのサプリメント提供はよりエビデンスの高い研究のもとに実施する方針に変更しました。
サプリメントを小ロットで生産して販売することは難しくないものの、現在はまだ時流を見ている状況です。
また、技術的ブレークスルーにより、猫の水銀検査に特化した商品を販売開始しました。
アニマル事業での販売強化を目指す予定です。
この商品は啓発が必要であるため一般の飼い主にはまだ届いていませんが、ペット保険や動物病院からは大型の引き合いが寄せられており、6月前後には、初回のキャンペーンを実施する予定です。
この活動により、水銀と猫の寿命の関連を明らかにし、ペットの長寿命化を図るためのプレミアムフード事業(外部連携)や、保険商品の開発も視野に入れ、協業を進めていく計画です。
計画より早めに臨床研究の打診を受け、治験会社・製薬会社・三菱総合研究所との連携により、毛髪データと疾患データの相関を探索する活動に着手する計画です。
これにより、例えば骨粗鬆症とカルシウム、眼疾患と亜鉛など、特定ミネラルの摂取状況との相関を見いだせれば、バイオマーカーとしてエビデンスを固め、医療分野への道が拓けるようになると考えています。
この頃になると、メーカー企業からは強い関心が寄せられていると想定しています。
大掛かりな開発になるため、まずは、現商品の普及による需要喚起を通して、スポンサーを探索し、血圧計のように使える小型装置の開発に繋げる計画です。
中国、韓国、台湾、インド、欧米諸国などの海外展開を視野に、まずは中国富裕層をターゲットに進出する足掛かりを作る計画です。
また、海外進出や健康増進に繋がるような事業の多角化を図りたいと考えています。
そして、2030年に東証グロース市場への上場を目指しています。
「▶︎ボタン」をクリックすると各年度目標の詳細をご確認いただけます。
また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
弊社は現在、検査回数を主要KPIとして設定しており、「予防医療」の観点で毛髪検査の普及を目指しています。今後も継続して、検査サービスを提供する事業やフェムテック領域の企業との提携によるOEM受託を通じて、数値目標の達成にコミットしていく予定です。
将来的には、体の状態を測るだけではなく、測定結果に応じた食生活のアドバイスやサプリメントの提供など、「改善」につながるソリューションを提供していく計画です。
長期的な構想としては、インバウンド観光客向けにサービスを提供しつつ、海外展開をしていきたいと考えています。
近年、自国より医療水準の高い国へ行き、治療や検診などを受ける「メディカルツーリズム」を企画運営する企業も増えています。そこで弊社は、健康意識の高い外国人に対し、ホテルやタクシーといったあらゆる接点で検査キットを提供する計画です。
また、弊社の検査結果を通して蓄積されるビッグデータを活用して、疾患の早期検知や予後管理に有用な遺伝子情報などを探索し、医療業界への貢献を目指します。
三菱総合研究所との提携によるエビデンス作りと併せて、メディカル領域に本気で挑戦していきます。弊社は、2030年のIPO実現を目指しており、引き続き企業価値向上に取り組んでまいります。
下記のKPIの推移については、事業計画書(売上高等推移予想)の内容を反映しております。なお、KPIの推移については、発行者の予測であり、必ずしも保証されるものではありません。事業計画書につきましては契約締結前交付書面の別紙1-1・別紙1-2をご確認ください。
実績
予測
毛髪検査回数(※1)
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
約0.29万回
約0.38万回
約0.89万回
約1.48万回
約8.55万回
約14.91万回
0
3
6
9
12
15
18
21
24
0
6
12
18
24
万回
※1 毛髪測定事業において当期間中に行う計画の毛髪測定回数です。
実績
予測
OEM件数(※2)
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
2件
3件
4件
5件
6件
0
1
2
3
4
5
6
7
8
0
2
4
6
8
件
※2 BtoBtoC毛髪測定事業において当期末時点で実施する計画のOEM件数です。
実績
予測
アニマル被毛測定回数(※3)
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
ー
8,000回
29,500回
35,000回
56,000回
70,000回
0
1.5
3
4.5
6
7.5
9
10.5
12
0
3
6
9
12
万回
※3 アニマル事業において当期間中に行う計画の被毛測定回数です。
実績
予測
サプリメント販売数量(※4)
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
ー
ー
ー
780個
2,220個
3,660個
0
3.5
7
10.5
14
17.5
21
24.5
28
0
7
14
21
28
千個
※4 サプリメント販売事業において当期間中に販売する計画のサプリメント数です。
実績
予測
装置レンタル台数(※5)
2024.3
2025.3
2026.3
2027.3
2028.3
2029.3
2030.3
ー
ー
ー
ー
ー
ー
67台
0
12.5
25
37.5
50
62.5
75
87.5
100
0
25
50
75
100
台
※5 小型装置レンタル事業において当期末時点にレンタルを行う計画の小型装置台数です。
大阪公立大学大学院 物質生命化学系専攻 博士課程。
神戸商船大学(現:神戸大学)商船システム工学卒。
飲食事業で学生起業し、個人コンサル、大阪産業局でのベンチャー支援業務、家業のゼネコン代表を経て、2018年より株式会社ノビアスの代表に就任。
2020年からは大学院博士課程にも所属。
1992年東北大学 工学研究科修了後、助手。
2002年 大阪市立大学准教授、2008年より現職(大阪公立大学大学院工学研究科 教授 博士)。
専門は、分析化学、蛍光Ⅹ線分析。
蛍光X線分析法を高度化し、毛髪、爪などの生体試料に応用する手法を開発。
非破壊、迅速、高精度な成分分析を実現し、ヘルスケアサービスとしての普及を目指す。
2018年 株式会社ノビアスに参画。
主に分析手法の確立、ハードウェアの開発を担う。
1988年 立命館大学理工学部化学科卒業。
大学卒業後、滋賀県に本社を置く、創業5年目の株式会社アイエステイに入社。基礎研究開発、製品開発、生産技術、製造、経営企画を経験。3つの新製品の立ち上げ、新規事業の立案、研究開発補助金の獲得、ISO9001も取得。
2010年 同社子会社スーパーレジン工業株式会社に出向。執行役員/経営企画部長に就任。さらに、中国子会社(寧波麗成超級樹脂有限公司)初代社長として約2年間、経営に携わる。
2014年 セブンドリーマーズ株式会社の設立に参画。取締役として、第三者割当、事業売却、業務提携、補助金獲得等で、3年間で100億円超の資金調達を行う。また上場準備プロジェクトを指揮
2019年 株式会社ノビアスに参画
2020年 合同会社くれぁ・ふぉせったを設立。資金調達や上場準備をメインとした経営コンサルティングが主業務。
保有資格(一部):認定IPOプロフェッショナル、ビジネス実務法務検定2級。
マーケティングマネージャー兼管理栄養士。
大学卒業後、アパレル関連会社でECやWebマーケティング業務を経験。
2022年 株式会社ノビアスに参画。
マーケティング全般、販促企画、デザイン、および、管理栄養士としてユーザーフォローと幅広い業務を担当。
20代の頃から産学連携やベンチャー企業の支援側の立場でのキャリアを積む中で、全国的に大学発ベンチャーの経営人材が不足しているという課題に直面し、自らプレイヤーとなってその役割を担うことに関心を持つようになりました。
いつか独立するのであれば、この経験と大学の資源を生かして起業しようと決め、必要なノウハウを身に着けてきました。
起業に至った一番のきっかけは、30代半ばで家業が経営危機に陥り、事業を売却せざるを得ない状況になったことです。事業承継の道が閉ざされてしまい再起を図ろうと考えたときに、かねてから縁があった大阪公立大学(旧:大阪市立大学)と本プロジェクトに取り組むことになりました。
健康科学分野は、事業そのものがヒトの生命に貢献できるということも私たちのモチベーションにつながっています。
そして、大学の研究成果を社会実装し、地域、大学に還元することでまた新たな研究を生み出すという大学発のエコシステムを大阪に根付かせたいと考えています。
代表の井上さんは、私が大阪市のスタートアップ・中小企業支援団体の大阪産業創造館に勤務していた時代の同僚です。
彼は、製造業支援やスタートアップ(ディープテック)支援を担当していました。
大学の研究シーズの用途を開発し、実用化してマーケットに展開する事例を数多く経験している稀有な人材です。
やがて、再建を目的に34歳の若さで家業である建設業に戻ります。
祖父の代から続いた会社ですから、関係者も多い中で、さまざまな感情や葛藤があったと思います。
でもどんな時も私欲ではなく、「会社の未来としてどうあるべきか」という信念のもとに経営判断を重ねていました。
結果として、社員の雇用を守るために売却という決断をしたわけですが、最後まで諦めることなく、できうることを全てやり切った姿勢に感銘し、拙著「劇的再建〜非合理な決断が会社を救う〜」(新潮社)でも事例として紹介させてもらいました。
彼の物語を読んだ多くの経営者や後継者が「勇気をもらった」と「もっと頑張ろうと思った」との声をもらいました。
そんな井上さんが、スタートアップの世界でも最も難易度の高い大学発ベンチャーの経営者として再挑戦すると聞いて、「彼らしい」と直感的に思いました。
彼が今回もやり切る姿を見届けたいと思います。
株式会社ノビアスは、大阪公立大学から生まれた革新的なヘルスケアベンチャーです。
人間だけでなくペットの健康管理にもその技術を応用でき、同社独自の毛髪分析技術を利用することで、ペットの健康状態も迅速かつ正確に把握できます。
そのため、ペットオーナーにとっても大きな価値があります。
このようなユニークなサービスは、ペットケア市場においても注目のサービスになり得ると考えております。
弊社は、D-アミノ酸を研究開発する名古屋大学発ベンチャーです。
D-アミノ酸は、飲食料品の原料はもちろん、ヒトや動物の存在量を測定することで特定の疾患を把握できる興味深いアミノ酸です。
株式会社ノビアスの「水銀チェックキットMerQ」は、猫の体毛のサンプルを郵送するだけで水銀蓄積量を測定できるため、キャットフードの選択や猫の健康管理に役立てることができます。
そのため、弊社のペットフード事業や猫の腎疾患検査キット事業とのコラボレーションの可能性に関心を持ちました。
猫の体調変化はなかなか気づくことが難しく、日々その変化を気にかけてあげる必要があります。
忙しい生活を送る中では簡単なことではないと思います。
水銀の蓄積による体調不良を手ごろな価格でチェックできる「MerQ」は、日々の生活の中に簡単に取り入れることができ、愛猫との幸せなペットライフを長く享受するための必携ツールだと思います。
飼い猫の頭数は、国内で900万頭弱、全世界で4億頭弱いるという統計データもあり、とても大きな市場へのチャレンジはもろ手を挙げて応援させていただきたいと思っています。
弊社とのコラボレーションもぜひよろしくお願いします。
大阪公立大学では2024年4月に、スタートアップを支援するあらたな組織体制を構築し、大学発スタートアップの起業と発展を支援するあらたな方針を打ち出しました。
本学発のスタートアップである株式会社ノビアスは、数本の毛髪をもとにヒトの健康状態や食習慣を把握し、的確なアドバイスを行うサービスを展開しています。
そして新たに、猫の健康状態をモニターできるサービスも開始しています。
今後、ヒトやペットなどのヘルスケアサービス拡充を通じて、さらに同社事業が発展することを期待しています。
※上記掲載のURLから遷移するWEBサイトは、FUNDINNOのものではありません
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弊社では、株主の皆様のご支援に感謝するとともに、弊社サービスについてのご理解を深めていただくための株主優待を実施しております。詳しくはこちらからご確認ください。なお、購入ページはこちらからご確認いただけます。
※上記掲載のURLから遷移するWEBサイトは、FUNDINNOのものではありません
【優待の基準日】
毎年10月末日
【優待内容】
弊社検査サービスを無償または、割引価格でご提供いたします。
【お申し込み方法】
【ご注意】
資本金: | 21,050,000円(2024年4月22日現在) |
発行済株式総数: | 47,010株(2024年4月22日現在) |
発行可能株式総数: | 400,000株 |
設立日: | 2018年4月16日 |
決算日: | 3月31日 |
株式会社ノビアスによる株主名簿及び新株予約権原簿の管理
株式会社ノビアス株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要
※以下は株式会社ノビアス株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要です。詳細については必ず契約締結前交付書面をご確認ください。また、一般的なリスク・留意点については 「重要事項説明書」をご確認ください。
発行者は前期決算期末(2024年3月31日)において債務超過となっています。今後、売上高が予想通りに推移しない場合、債務超過が継続するリスク及び有利子負債の返済スケジュールに支障をきたすリスクがあります。
発行する株式は譲渡制限が付されており、当該株式を譲渡する際は発行者の承認を受ける必要があるため、当該株式の売買を行っても権利の移転が発行者によって認められない場合があります。また、換金性が乏しく、売りたいときに売れない可能性があります。
募集株式は非上場の会社が発行する株式であるため、取引の参考となる気配及び相場が存在いたしません。また、換金性も著しく劣ります。
募集株式の発行者の業務や財産の状況に変化が生じた場合、発行後の募集株式の価格が変動することによって、価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。
募集株式は、社債券のように償還及び利息の支払いが行われるものではなく、また、株式ではありますが配当が支払われないことがあります。
募集株式について、金融商品取引法に基づく開示又は金融商品取引所の規則に基づく情報の適時開示と同程度の開示は義務付けられていません。
有価証券の募集は、金融商品取引法第4条第1項第5号に規定する募集等(発行価額が1億円未満の有価証券の募集等)に該当するため、金融商品取引法第4条第1項に基づく有価証券届出書の提出を行っていません。
発行者の財務情報について、公認会計士又は監査法人による監査は行われていません。
発行者の前期決算期末(2024年3月31日)において営業損失が計上されています。今後、売上高が予想通りに推移しない場合、営業損失が継続するリスクがあります。
今後の市場動向及び市場規模など不確実性を考慮した場合、競合他社の参入等により当該会社の市場シェアの拡大が阻害され収益性が損なわれるリスクがあります。
発行者の設立日は2018年4月16日であり、税務署に提出された決算期(2024年3月31日)は第6期であり、現在は第7期となっています。 上場企業等と比較して銀行借入等による融資や各種増資について円滑に進行しない可能性があります。 発行者の資金調達計画(今回の募集株式の発行による増資を含む)が想定通りに進行せず、事業拡大に必要な資金が調達できない場合、事業計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。発行者は当募集において目標募集額を1,350万円、上限応募額を6,000万円として調達を実行します。 但し、現時点では上記資金調達が実行される保証はありません。なお、発行者は当募集後、2024年10月に不足分の資金調達を予定(※但し、今回の資金調達により上限応募額に到達した場合は、2024年10月の不足分の調達は行わない予定です。)していますが、売上実績が想定どおりに進まない場合には予定している資金調達に悪影響を及ぼし、今後の資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は創業以来、配当を実施していません。また、事業計画の期間に獲得を計画しているキャッシュ・フローは事業拡大のための再投資に割り当てる計画です。そのため、将来的に投資家還元の方法として配当を実施する可能性はありますが、事業計画の期間においては配当の実施を予定していません。
発行者の事業において販売するサービスは、販売時の景気動向、市場の需給状況により予定販売単価及び想定販売数量を大幅に下回る可能性があります。
著しい売上高の下落、予想外のコストの発生、現時点で想定していない事態の発生などの事象により、資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は、事業を実施するにあたり関連する許認可が必要となる可能性があります。 発行者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、 その後に係る許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
発行者の事業は、代表取締役の井上史之氏(以下、同氏)の働きに依存している面があり、同氏に不測の事態が発生した場合、発行者の事業展開に支障が生じる可能性があります。
ファンディング・プロジェクトが成立しても、払込金額及び振込手数料が一部のお客様より払い込まれないことにより、発行者が当初目的としていた業務のための資金調達ができず、発行者の財務状況・経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
発行者から当社に対しては、審査料10万円(税込:11万円)が支払われるほか、今回の株式投資型クラウドファンディングが成立した場合、募集取扱業務に対する手数料として、株式の発行価格の総額の20%(税込:22%)相当額(2回目以降のファンディング・プロジェクトが成立した場合、1回目の募集取扱契約書の締結日を基準として以下の区分により募集取扱業務に対する手数料を発行者から申し受けます。)が支払われます。
1回目の募集取扱契約書の締結日 | 店頭有価証券の発行価格の総額に対する当社手数料の比率 |
2023年12月21日以前の発行者 | 15%(税込:16.5%) |
2023年12月22日以降の発行者 | 18%(税込:19.8%) |
一般社団法人ベンチャー型事業承継 代表理事