Business -ビジネスについて-
医療がネットを前提とされていない仕組みを再定義する!
私たちは、健康や病気について、医師に直接相談可能な遠隔医療相談サービス「anamne(アナムネ)」を運営しております。現代、情報収集の仕方はネットを活用することが多くなりましたが、ネットの情報だけで健康状態を自身で判断することは難しいです。そこで「医師からの直接の情報」という確かな価値を提供することにより、ユーザーの健康不安を相談できるサービスを提供しています。
また、出産や育児を通しての「女性特有の悩み」という、繊細な問題が顕著化しており、本サービスでは、そのような女性ならではの悩みを解決すべく、女性に特化したサービスを提供しています。
▲ クリックすると、動画をご覧いただけます。
Problem -解決したい課題-
女性の健康に対する悩みを解決するには、現代の医療は非効率
男女を比較したときに、女性が抱える特有の悩みがあります。
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◆ 男性に比べ、生理や妊娠といった体のライフイベントが多々発生する
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◆ 20代を過ぎた頃から体の変化が起こりやすい(下記グラフ:厚生労働省 20代から女性の外来受診率が増加)
このような事情で、女性は健康感度が高く、常に正しい健康・医療情報を取得したいと思っています。ただ、
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◆ 病院に行くには、時間と手間がかかる
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◆ インターネットで簡単に調べられるが、正しい病気の情報かどうかをユーザーが判断できない
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◆ 医者の人件費が高く、診療報酬のつかない「遠隔医療ビジネス」が高価なものになりがち
といった、現代のIT技術の変化と、医療に対する、確かな情報へのアクセスが、実際は手軽に行えない要因があります。
また、「サイバーコンドリア」問題が存在し、これは、カラダの不調をネットで調べた際に、自分の症状を検索結果から自ら判断し、ユーザーが余計に不安を抱えてしまう症状です。( 米:Microsoft Researchが報告書を発表 )
女性を取り巻く体の悩みを「手軽に解決できる仕組み」が、現代の医療サービスになく、女性にとって不便な仕組みになっています。
Solution -課題解決-
医師がネット上で対応する遠隔医療相談サービス
「医療情報をネットで調べる」という行為に、「ネットで医師に直接相談できる」という仕組みを構築することにより、「オンライン上で確かな情報を提供する」という、ユーザーが本質的に必要なサービスを「anamne(アナムネ)」で提供します。
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◆ ネットで手軽に医師に相談ができる
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◆ 出産育児で医療現場を離れている女性医師が担当
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◆ サービスを安価に提供できる
というソリューションをアナムネで提供することにより、「健康管理」と「医療」の中間の仕組みを作ることができ、ユーザーが効率的に、確かな医療情報へアクセスできる社会の実現が生まれると考えています。
Product -プロダクト-
女性医師に医療相談ができる
医師に相談したい場合は、365日24時間オンラインチャットで、すぐに相談ができるようになっています。さらに、出産・育児経験のある女性医師である「ママ医師」が対応します。「医療に携わっていた」「ママとして生活している」この二つの経験をしたママ医師だからこそ、本当の意味でユーザーに寄り添えると考えています。
医療情報を見やすく整理しなおした「メディカル・ダッシュボード」
サービス内の「メディカル・ダッシュボード」では、病院で受けた「健康診断」や「診療結果」を電子上で管理・整理することができます。これにより
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◆ アナムネ医師がダッシュボード上の情報を確認し、より適切なアドバイスが行える
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◆ 検査結果のフォーマットが病院ごとに異なっていても、数値を管理・整理できる
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◆ 検査結果の数値に紐づいた判定結果を確認できる
といった、健康や病気のリスク管理が、ユーザー自身で行ないやすくなります。
お家で手軽に血液検査
アナムネが提供している「お家で健康チェックサービス」は、指先のわずかな血液を専用キットで採取しその結果をもとに、アナムネ上で医師に相談ができる健康支援サービスです。この情報をメディカル・ダッシュボード上で管理し、アナムネで医師に相談することができます。
Market -市場獲得-
遠隔医療相談を切込み⼝に、医療サービス市場へ参入
私たちのサービスは現状、遠隔医療相談市場に存在します。しかし、今後、遠隔診療や医療領域の規制緩和が進めば、更なる市場へのサービスの拡大が可能になります。現在は、この市場でサービスの土台を整えることに注力しています。【遠隔医療相談市場:シードプランニング調べ】【国内ヘルスケア市場:⽇本貿易振興機構、富士経済調べ】【国内外来診療市場:厚生労働省調べ】
Advantages -優位性-
女性医師の「働く環境」を構築し、医師ネットワークを拡大
「医者」という能力を活用できていない、出産や育児で現場を離れている女性医師に、アナムネを通して、ライフスタイルに合わせて働く仕組みを提供することにより、「安価な労働力の獲得」と「サービスの質の向上」を両立しています。また現在、ママ医師のネットワーク拡大のため、女性医師に特化した企業と業務提携しています。今後は、病院と提携し、女性医師の復職支援をサポートする予定です。
医師の思考回路をアルゴリズム化できるチーム体制
アナムネの運営を通し検証を行った結果、医者もネットの情報を参照し、自身の医学的知識から、情報の信用性を判断するフローが確認できました。これにより、医者の頭脳や情報検索パターンを、AIとビックデータを活用して分析することにより、医者の頭脳をシステム機能化できる構想に至っています。
今後、このシステムを構築することにより、医療という分野に様々な角度から参入できると考えています。
現役ベンチャーキャピタリストによるビジネス開発力
アナムネでは、ユーザーがいかに使いやすいサービスになるかを考え、「ユーザー目線」「サービス目線」「経営企画目線」に専門家を配置し、ビジネスの分業体制を取ることでサービスの基盤を強固なものにしています。
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① ユーザー目線
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看護スタッフにユーザーの心理的ケアを専念させることで、高いホスピタリティを実現
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② サービス目線
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医者に確かな情報の提供に専念させることで、サービス品質を高める
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③ 経営企画目線
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キャピタリスト目線でのビジネス開発と、最適なシステム開発体制を内整化
Business model -ビジネスモデル-
Milestone -マイルストーン-
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の可否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。
売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です
Trigger -きっかけ-
妻が「医者」を通して生活した経験
創業のきっかけはごく身近な出来事からでした。私の妻は勤務医をしているのですが、出産・育児をきっかけにして、時短勤務が必要となったり、土日の当直が難しくなったり、子供が病気になると保育園に迎えに行かなくてはならなくなったりと、今まで通り働くことが難しくなっていました。
女性医師には大きく2つの役割があります。子供に対しての母と職業人としての医師です。医師という立場は、これまで長い勉学と実務経験を積み重ねることによって得られたものであるので、当然できるならば手放したくないものです。一方で、子供を育てることもそれ以上に大切なことです。最も良いのは、「自宅で子育てをしながら、医療に関わり続けること」だと考えました。
このような、女性医師のワークライフバランス問題を解決するために、「オンラインクリニック」の立ち上げを考えたのが、アナムネ創業のきっかけです。実際のフィジビリティーを行った結果、現時点で「オンラインクリニック」を始めるには、法規制の問題や診療報酬整備の問題があり、数年後に本格的に参入した方が良いと考えて、まずは「遠隔医療相談サービス」より参入し、女性向けヘルスケアアプリへの展開を進めております。
菅原 康之 (代表取締役社長)
生年月日:1979年6月30日
2010年 株式会社オプトホールディングにて、社内新規事業の仕組み作りおよび自身もビジネスオーナーとして社内新規事業の立ち上げ・運営から売却までを経験。
2013年 コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)事業を立ち上げ、投資先の取締役・オブザーバーとして担当企業の事業開発、マーケティング、資金調達を支援。
2015年 事業会社系ベンチャーキャピタルを設立より参画。パートナーに就任。(現任)
2014年 株式会社アナムネを創業。
慶應義塾経営大学院経営管理研究科卒業(MBA)
佐藤 洋子 (CMO:chief Medical officer)
1978年東京都生まれ。
2004年 富山医科薬科大学医学部卒業。
2004年 医師国家試験合格。慶應大学病院救命救急科
現在 済生会中央病院救命救急科勤務。自身も1児の母で、出産育児を経験しながらワークライフバランスの難しさを経験し、アナムネに参画。
<日本救急医学会 専門医、日本内科学会 認定医、東京消防庁救急隊指導医>
佐藤 公哉 (CTO:chief technical officer)
1979年生まれ大学卒業後、フリーランスのエンジニアとして主にWebアプリケーションの開発に携わる。インフラの構築やPHP、Ruby、Javaなど、バックエンド系の開発を得意とする。
2013年 プラットフォーム部ディレクターとして株式会社グリーに入社。
2013年 スタートアップ企業にてCTOに就任。
2015年 株式会社スタートアップテクノロジー取締役COOに就任(現任)
2016年 よりアナムネに参画。
2017年 株式会社スタートアップマーケティング社外取締役CTOに就任(現任)
慶應義塾経営大学院経営管理研究科卒業(MBA)
裴 英洙 (オブザーバー/医学博士)
ハイズ(株)代表取締役社長
金沢大学大学院医学研究科修了。外科医・病理医として勤務後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール) 修了、東邦大学医学部客員講師、北⾥大学医学部客員講師、静岡産業大学経営学部非常勤講師。
かつては外科医として胸部⼿術を中⼼とした診療に従事。
現在は、医療コンサルタントをする傍ら、臨床医として医療現場に携わる。専門領域は医療経営戦略、医療政策、医療機器・ヘルスケアビジネス開発。
Message -株式会社ソフトフロントホールディングスより-
【 代表取締役社長 佐藤 健太郎 】
アナムネ社が提供する「遠隔医療相談サービス」は、サービスを受ける方が場所や時間にとらわれず「いつでも」「どこからでも」専門医師に相談できるだけでなく、ライフスタイルにとらわれない柔軟な働き方を医師に提供するものです。IT技術を活用し、よりよい社会に向けてとりくむ趣旨に賛同し、当社も技術支援、出資を通じアナムネ社を応援しています。
より多くの方にアナムネ社の取り組みを理解いただき賛同いただくことで、「遠隔医療相談サービス」が拡がり、よりよい社会の実現に向けてアナムネ社が成長していくことに期待しております。
To Investor -投資家様へ-
FUNDINNOを利用し、医療をバージョンアップする!
今回の資金調達方法を選んだのは、「VC業務と事業家のファイナンスがコンフリクトする」「実際にやり取りをしてみて、サポート体制が充実していて、シードVCや、事業会社から調達するよりも価値があった」という理由からです。
投資家の皆様に、私たちのチャレンジを応援して頂き、「医療業界のバージョンアップ」を行いたいと考えております。何卒、よろしくお願いいたします。