既存の立体音響技術は、ストリーミングサービスの拡大に伴い需要が拡大※
専用デバイスや特定環境への依存を払拭できれば、立体音響の“日常化”を後押しする可能性を秘める
※ Poket-lint「What is 360 Reality Audio: Sony's immersive sound tech explained」
弊社は、ミキシング技術に基づく立体音響構築技術「8Way Reflection」を中核としたサービス「8Way Audio※1」を展開しています。
従来の立体音響技術は、人の耳の形をもとに音を再現する方式で、人によって音の感じ方が異なるという課題がありました※2。
弊社の「8Way Reflection」は、日本国内(特許第6862021号)および米国(US 12,284,510 B2)で特許を取得しており、音の反射や遅延を制御することで、専用機器での録音や高価な再生機器を必要とせず、誰がどのイヤホンやヘッドホンで聴いてもリアルタイムに自然な立体感を得られ、現場にいるような臨場感を普段のデバイスで楽しめるよう設計されています。
1 8Way オーディオ(8Way Audio)は、ネオス株式会社/next Sound株式会社の登録商標です。
2 Scientific reports "ステレオで立体音響再生するバイノーラル方式においては人の耳の形などの差により聴こえ方が異なるため、HRTF(頭部伝達関数)を個別に測定し、パーソナライズ化する必要がある"
AQUOS/アクオスおよびAQUOSロゴ、AQUOS Rロゴは、シャープ株式会社の登録商標です。
また、シャープのスマートフォン「AQUOS R9 pro SH-54E・AQUOS R10」への技術搭載実績を有しています。さらに、スピーカー向け立体音響技術である「Crosstalk Control Technology(クロストーク制御技術)」も開発済みであり、普通のステレオスピーカーでも『横や後ろから音が飛び出してくる』立体的な音の再生が可能な技術基盤の整備を進めています。
今後は、新開発の8Way Audioシステムをプラグイン化し、ゲーム・映像・ライブ制作などの制作現場で利用できる形へ拡張することを計画しています。これにより、制作工程に直接入り込み、立体音響の表現幅を高めるとともに、ミドルウェア向けのライセンス提供など、より広範な領域での活用可能性を広げていきたいと考えています。
あわせて、自社スピーカーの開発にも着手し、エンドユーザー向けプロダクトとして立体音響を日常的に体験できる環境の実現を目指します。技術ライセンス・制作現場向けプラグイン・自社プロダクトの三位一体により、立体音響技術を核とした事業領域の拡大を図っていきます。
代表の飛澤は、1980年代前半にミキサーのアシスタントとしてキャリアをスタートし、日本のバンドブーム全盛期を代表するアーティストのセッションに参加。1980年代後半にフリーランスとして独立してからも、幅広いジャンルのトップアーティストを手掛けてきました。そして40歳で大阪芸術大学音楽学科に入学し、在学中に和声法やコード理論を学んだことで立体音響技術のアイディアを着想しました。
個人の感想です
従来の立体音響技術は、HRTF(頭部伝達関数)の個人差により人によって聴こえ方が大きく異なる問題を抱えている※ほか、高額な専用機器が必要なこともあり一般ユーザーへの普及が進まないという障壁があったと考えています。また、既存の立体音響プロダクトでは方向感や距離感を的確に表現できず、本来期待される没入感を十分に提供できていないのが実情であると考えます。
スポーツ中継においても同様の問題が存在します。臨場感に欠ける音響体験が視聴者の没入感を阻害し、会場で感じられる興奮や一体感が画面越しでは伝わりにくい状況となっています。さらに、従来の立体音響技術は特殊な録音機材と制作手法を必要とするため制作コストが高く、スペシャリストの数も不足しています。また、現時点では試験運用的な立体音響技術しか存在しないため、普及が進んでいないと考えています。
こうした課題に対し、弊社は40年以上のミキシング経験に基づく独自の位相コントロール技術「8Way Reflection」と「Crosstalk Control Technology」を開発し、専用の再生機器を必要とせず、誰もが普通のイヤフォンやスピーカーで3D立体音響を体験できる環境を実現しました。
弊社は、配信ライブ、スポーツ中継、ゲーム、ASMRなど幅広い分野に立体音響技術を提供することで、物理的な距離による体験格差を解消したいと考えています。コンサートホールやライブ会場に実際に足を運べない人々にも、その場にいるような音響体験を届けることで、「音源を聞く体験」から「現場の音響を体験する」というパラダイムシフトを実現し、エンターテインメントの新たな価値創造への貢献を目指してまいります。
Scientific reports ”立体感をステレオで表現するバイノーラル方式では、耳や頭の形、肩から上の反射回折による音質の変化をリスナー各々に合わせる必要がある”
従来の立体音響は、多数のスピーカーを360度に配置する方式が基本で、ステレオで再現するバイノーラル方式で聴くためには、聴く人ごとに最適化する複雑な処理が必要でした。個々人の耳の形状や聴感に合わせた調整が避けられず、また360度の空間定位にミキシングした専用音源の制作をする必要があり、結果としてコンテンツ制作や配信現場での普及が進みにくい状況となっていたと考えています。
弊社技術は、元の音源に対して複数のディレイを加えることで位相をコントロール(音色の変化)し、距離感や方向感を表現する方式を採用しています。個人に合わせた設定や専用音源を制作する必要もなくシンプルに、既存のステレオ音源でもその場で立体音響に変換できる点が特徴です。
さらに、同技術をスピーカー再生に適合させることに成功しました。通常のステレオスピーカーでは左右の音が混ざった状態で聞こえますが、右チャンネルの音を打ち消す逆位相信号を左側から到達時間を計算して左右それぞれの音を分離する「クロストーク・キャンセリング」という既存技術を使います。
さらに「8Way Reflection」技術を応用したフェイズ・コントロール・ディレイを360度の平面座標の中に多数配置することで、前方のステレオスピーカーだけで、リスナーの横や後ろに音が配置されているような表現を可能にしていると考えています。
これにより、本来イヤホンやヘッドホンでしか得られなかった没入感の高い体験を一般的な2本のスピーカーでも再現可能にします。
また本技術は、通常まったく別の理論と技術が使われる『スピーカー』と『ヘッドホン/イヤホン』の立体音響再生をひとつのエンジンで再生可能にしています。このような技術は世界的にも希少な技術だと自負しています。
今後は自動車内のスピーカーや家庭用オーディオなど、スピーカー数が限られる環境にも展開し、より多くの利用シーンで高品質な立体音響体験を提供していきたいと考えています。
1 JAS Journal 2019 Vol.59 No.5(9 月号)
2 BOXOFFICE「MPA: 2019 Global Box Office and Home Entertainment Surpasses $100 Billion」を基に算出
3 Poket-lint「What is 360 Reality Audio: Sony's immersive sound tech explained」
4 IFPI「Global Music Report 2023」を基に算出
近年、音響体験の高度化がストリーミング業界全体で進みつつあります。代表的な事例として、Netflixは2021年に空間オーディオ(Spatial Audio)機能を実装※1し、映画やドラマの没入感を高める取り組みを開始しました。これにより、映像配信プラットフォームを中心に立体音響への注目が高まり、今後は音楽やスポーツなど他分野への技術展開も進むと考えられます。
また、国内のチケット制有料オンラインライブ市場は2023年時点で約295億円規模に達しており※2、オンラインライブや配信コンサートの需要が拡大しています。さらに、スポーツ分野でも有料配信(PPV)による観戦需要が高まっており、ある格闘技イベントではチケット価格5,500円で約50万件を販売し、総売上25億円超を記録した事例もあります※3。
有料配信型コンテンツの拡大とともに、より高い没入感を得られる音響体験へのニーズが高まっていくと考えています。こうした潮流の中、8Way Audioは通常のステレオ音源を立体的に再構成できる特性を持つことから、オンラインライブやスポーツ観戦などの体験型コンテンツとの親和性が非常に高い技術です。今後、拡大を続けるこれらの成長領域において、8Way Audioの応用可能性は一層広がっていくと考えています。
1 phileweb 「Netflixがアップル「空間オーディオ」に対応。AirPodsでサラウンド再生可能に」
2 ぴあ総研 「2023年のオンラインライブ市場は295億円(対前年減少率36.7%)に縮小」
3 ITmedia 「「朝倉未来VS.平本蓮」で“THE MATCHの視聴数”を超えるか RIZIN代表に聞くPPVビジネスの原点」
弊社は、独自の立体音響技術を核とした二つの事業を展開しています。
一つは、日米で特許を取得済みの「8Way Reflection」を基盤とした 音響制作事業、もう一つは「8Way Audio を活用した」ライセンス事業です。
ライセンス事業では、当社技術がシャープの最新スマートフォン(AQUOS R9 pro SH-54E・AQUOS R10)に採用されており、ステレオ音源全般を立体音響へ変換する機能として実装されています。これにより、一般ユーザーが日常的に自然な立体音響を体験できる環境を提供していると考えており、今後は搭載機種を増やし、海外メーカーへ販路を広げていく計画です。
さらに現在は、スピーカー再生での立体音響化にも取り組んでいます。スピーカー向けには、左右の音の混ざり(クロストーク)を抑え、立体感を再現できる「Crosstalk Control Technology」を開発済みで、この技術によりヘッドホン以外のデバイスでも没入感の高い空間音響を実現する体制を整えています。
また、本技術を搭載したスピーカー再生システムは、出展社数1,000社以上・来場登録者数3万人超の日本最大級の映像・音響・放送技術展示会にて公開され、約150社との商談機会を獲得しました。その商談の中で特に要望が多かったのは『プラグインとして提供してもらえるならすぐにでも使いたい』でした。元々、原音にディレイを付加する8Way Audioはプラグイン化が容易なシステムであり、来期は放送系やゲーム系のサウンドエンジニア向けのプラグインを製作し、ライセンス展開とデバイス開発の両面で技術の応用範囲を広げていきたいと考えています。
sony「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)「立体的な音がつくりだす、リアルな空間」」
弊社技術の最大の特徴は、専用の再生機器を必要とせず、普通のイヤフォンやスピーカーで立体音響を再生できる点です。従来のバイノーラル録音技術が特殊な録音機材を必要とし、再生できる音源も限られていたのに対し、当社の技術は既存の音源を立体音響に変換でき、生放送やリアルタイム配信にも対応可能です。
また、スピーカー対応により活用領域が広がる点も優位性であると考えます。従来の立体音響は利用シーンが限られる一方で、弊社技術はスピーカーでの再生にも対応することで、車載機器やテレビなどのホームオーディオ、パブリックビューイングをはじめとする公共空間での活用も可能であると考えています。
さらに、代表取締役の飛澤正人は40年以上にわたり日本の音楽業界の第一線で活動し、2,000万枚を超えるレコードセールスに携わってきた経験を持ちます。ミキシングの現場で培った知見を技術開発に直接反映することで、音響再現の品質を高度に維持していると考えています。
弊社は、独自の立体音響技術「8Way Reflection」を中核とし、ライセンス供与・3D音響制作、将来的にはプラグイン開発と製品開発を加えた4軸で事業の展開を考えています。
主力のライセンス事業では、同技術を搭載したシャープ製スマートフォンからロイヤリティ収入を得ております。3D音響制作事業では、ゲーム・映像・ライブ配信などの分野で立体音響を活用した空間設計を提供。また、テーマパークなどの空間音響デザインも手がけていく計画です。代表の40年以上にわたるミキシング経験を活かし、従来の方式では難しかった自然な立体感の表現を目指しています。
さらに、スピーカー対応技術「Crosstalk Control Technology」を開発し、今後は音響制作者向けのプラグイン開発や自社プロダクトの展開、またOEMによる製品化も視野に入れています。営業・製造面では、資本提携先のネオス株式会社と連携し、立体音響技術の社会実装に向けた取り組みと日本発の技術を世界に発信していきたいと考えています。
下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の成否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。また、売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びバイアウト等を保証するものではありません。
実績
予測
売上計画
2025.2
2026.2
2027.2
2028.2
2029.2
2030.2
2031.2
2032.2
約0.06億円
約0.05億円
約0.15億円
約0.72億円
約2.05億円
約3.6億円
約5.8億円
約8.93億円
0
1.5
3
4.5
6
7.5
9
10.5
12
0
3
6
9
12
億円
昨期〜今期は開発中心に行い売上はほとんどありませんでしたが、ヘッドホンとスピーカーの双方に対応する立体音響再生技術を単一エンジンで実現しました。
2025年11月に開催された展示会へ出展し、幅広いユーザーにおいて立体音響効果が体感できることを確認しています。
従来の専用機器や個別最適化を前提としない点を特徴としており、今後は本技術を活用した新たな分野への展開を検討しています。
展示会で得た試聴体験者からの意見や要望を踏まえ、特に期待値の高かった「プラグイン」の開発を優先的に進める方針としました。
本プラグインは、音楽や映像、ゲームのサウンド制作現場での立体音響技術の提供を目的に、企業向けソリューションとしての開発を進めていく予定です。
あわせて、放送・配信向けのシステム提供やサウンド制作支援などを通じて営業面の強化を図り、ライセンス事業の拡大を目指します。将来的にはアジア圏や欧米市場への展開も視野に入れ、新技術に関する特許取得に取り組んでいく方針です。
プラグイン完成後は、当該技術を活用した3Dサウンド制作の内製化・提供範囲の拡大を進めていく計画です。商業施設やパブリックビューイングなどを対象とした空間音響デザインについても、コンサルティングを含めた形で展開していく方針としています。あわせて、プラグインの海外展開を見据え、ゲーム分野のサウンド制作者を中心に国内でのシェア拡大を目指します。
その後、スピーカー開発にも着手する計画です。従来のスピーカーにおいて指摘されてきた視聴位置やコンテンツ制約といった課題に対し、8Way Audioの技術的特性を活かした製品開発を進めるとともに、認知向上に向けた広報活動を行い、将来的な海外展開も視野に入れて検討していきます。
また、ライセンス事業については、海外のスマートフォン市場、主に中国や韓国などアジア圏への進出を目指し、国内では放送・配信向けサーバへの組み込み実績の拡大と信頼性向上を図っていく方針です。
「ライセンス事業」「3Dサウンド制作/コンサルティング事業」「プラグイン開発事業」「プロダクト開発事業」の4つの事業を柱とした体制を構築し、収益基盤の安定化を図っていく計画です。
プラグイン事業については、引き続きゲーム分野のサウンド制作者を中心に国内での利用拡大を進め、海外展開しやすい土壌を作り出すことを目標とします。また制作工程から配信まで幅広く活用できるツールとしての展開を目指します。
また、もうひとつ海外展開に向けた取り組みとして、2028年1月に開催されるCES(世界最大級のテクノロジー展示会)への出展を視野に入れ、「3D音響制作プラグイン」および「3D再生スピーカー」を展示することで、海外市場における「8Way Audio」の認知向上と事業機会の創出を図ります。
国内市場において安定的な事業運営と製品としての信頼性を確立した上で、海外での需要拡大を目指し、CESやNAMM SHOW(世界最大規模を誇る楽器のトレードショー)など海外展示会へ積極的に出展していく方針です。
プラグイン事業ではCESをステップに北米ゲーム市場への展開を目標とします。
また、ライセンス事業については、中国を中心としたアジア圏において、スマートフォンへの搭載拡大を目標とし、海外市場での安定的な需要確保を目指します。
『プラグイン事業』とスマートフォン搭載による『ライセンス事業』の海外展開を確実なものとしていくことを目指します。
全体的な目標として下記の3つを掲げ実践して行きたいと考えております。
1. 顧客の望む方向を敏感に捉える
2. 技術のアップデートを常に考え顧客満足度を上げる
3. スピーカーなど新たなプロダクト開発構想、技術開発も同時進行で行なっていく
「▶︎ボタン」をクリックすると各年度目標の詳細をご確認いただけます。また、上記のサービス追加は、今回の資金調達に伴って行われるものではなく、今後、新たな資金調達を行うことによる追加を計画しているものです。なお、新たな資金調達の方法は現時点において未定です。
弊社は、立体音響技術「8Way Reflection」をベースに、スピーカーでも同様の立体効果を再現できる新技術「Crosstalk Control Technology」をすでに開発しています。これにより、従来はヘッドホンでのみ体験できた3D音響を、スピーカー環境でも再現できるようになりました。現在はこの技術を搭載したスピーカーの開発と音響制作者向けのプラグイン開発を進めており、将来的な製品化を見据えています。
さらに、弊社ではリラクゼーション領域への応用可能性を検証しています。 慶應義塾大学 理工学部 満倉靖惠教授(工学博士・医学博士)の協力のもと、本技術による音響刺激が人の感情や集中状態に与える影響を測定しました。その結果、通常のステレオ音源と比較して「ストレス度」が低下し、「興味度」「集中度」が上昇する傾向が確認されました※。
これにより、「8Way Reflection」による立体音響が、リスナーに心理的リラックスと没入感を同時に生み出すことが科学的に示唆されています※。現在は、この成果をもとにウェルネス・メンタルケアなどのリラクゼーション領域での応用を検討しており、音響技術を感性科学の観点から社会実装する取り組みを進めています。
共同研究成果より
1984年4月、制作プロダクション直属のKRS STUDIOへ入社。レコーディング・エンジニアリングとしてのキャリアをスタートした。 以降、数多くのヒットメーカーのレコーディングに参加し、80年代バンドブームの真只中を過ごす。
1989年、27歳の時にミキシングエンジニアとして独立。以降有名アーティストの作品を多く手掛けながら、2008年には自身のスタジオ『Flash Link Studio』を設立。レコーディング専門誌でのレビューや特集記事での執筆、レコーディング技術のセミナーなどを積極的にこなす。
またYouTubeに公開されているミキシング・レクチャー動画の総再生数は33万回を超え、後進のスキルアップにも貢献している。
2017年4月、渋谷に拠点を移し『PENTANGLE STUDIO』を設立。立体音響の研究をスタートした。
2019年に立体音響生成技術『8Way Reflection』の開発に成功し、事業拡大のため2020年3月にnext Sound株式会社を設立。代表取締役に就任
2016年、映像の世界は「VR元年」と呼ばれ、大きな変革期を迎えていました。バーチャル・リアリティという言葉が一般化し、360度カメラなどの機材も手頃な価格で流通し始めていました。一方で音の世界は、「モノラル」から「ステレオ」へ進化して以降、約半世紀にわたり本質的な進化が止まったままでした。
映像がこれほど進化するのであれば、音も同じように進化すべきだと考え、2017年に渋谷でスタジオを設立しました。しかし当時の音楽制作ツールでは、バーチャル映像に見合う立体感を表現できず、音だけが再び取り残されるという無力感を味わうことになりました。
既存の制作ツールで立体感を表現できないのであれば、自ら技術を作るしかないと考え、研究を開始しました。そして2019年7月頃に、後に特許を取得する「8Way Reflection」の基礎技術を完成させました。この技術をさらに発展させるために立ち上げたのが、next Sound株式会社です。
特別な再生機器を必要とせず、リスナーが日常的な環境のままで立体音響を楽しめるようにすること。この思想を軸に、世界に通用する音響技術の開発を目指しています。
弊社スマートフォン AQUOS R9 pro、AQUOS R10 には、立体音響技術『8Way Audio』を搭載しております。
この革新的な技術の実現にあたり、next Sound 様には多大なご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
音のクオリティを追求し、何度も協議を重ね、スマートフォンの性能を最大限に引き出すためのチューニングを実施しました。その結果、聴く環境や使用するヘッドホンを問わず、音の世界に入り込める新しい技術が誕生しました。
依然としてステレオ音源が主流である中、ステレオ音源を立体音響として楽しめるこのシステムの進化は、スマートフォンにおける音響体験の新たな可能性を切り拓くものです。私たちは、この技術がもたらす未来に大きな期待を寄せています。
next Sound 社とは、同社パートナーのネオス社とともに、「8Way Audio」技術の市場導入をともに推進し、シャープ社のご協力のもと、ドコモで発売中のAQUOSスマートフォンの一部に搭載が実現しています。
非常に細やかな音響最適化に尽力され、コンテンツを選ばずに、いつもの音楽や動画を手軽に立体音響としてお届けすることができる点が強みであり、好評いただいています。『Crosstalk Control Technology』では、スマートフォンの枠を超えて、様々なデバイスで立体音響技術の進化を実現、新たな音響体験を創出し、お客様の驚きに繋がることを期待しております。
next Sound社の8WayReflectionに最初に触れた時の衝撃を、今でもよく覚えています。本格的なAudio装置なしで、このようなダイナミックな音場再生を可能にする技術を世の中に送り出して行きたいという思いで、即、出資パートナー兼共同事業パートナーとしての関わりを決断致しました。その後、スマートフォン搭載のための技術開発に着手するとともに、シャープ様、ドコモ様にこの技術を認めて頂き、2024年12月よりシャープ製スマートフォンへ初めて「8Way Audio」の搭載を開始しております。
また、2025年11月19日からのInter BEE 2025に出展した通り、新開発であるCrosstalk Control Technologyを取り入れ、リアルなスピーカー再生においても空間オーディオを再現することに成功しました。スピーカー再生が可能になったことで、応用範囲が大きく拡大するものと考えています。
日本発のこの技術が世界に大きく羽ばたくことを夢見て、今後も取り組みを推進してまいります。
弊社グループではこの「8WayReflection」を応用した「8WayAudio」を共同開発させて頂いていますが、今後は弊社アイワマーケティングジャパン株式会社が展開しているaiwa Androidタブレットの新モデルには、「8WayAudio」を更に最適化した「aiwa 8WayAudio」として今後の新モデルに順次実装すべく開発の準備を進めています。
往年のオーディオメーカーとしてのaiwaならではのサウンドへの追及を、この8Way Reflectionの技術を組み込む事で現代のIT製品の新しい提案として、臨場感溢れるサウンドを実現した製品を開発し、如何にこの技術が素晴らしいかを一般のユーザー様にお届けできる日を楽しみにしています。
費用対効果バランスを考えつつ常に未来の状況を想定していくプロデューサーとして考えるべきことはいつもシンプルで、それが正しい方向かどうかが重要です。これは恐らく皆様にとっても同じでしょう。
多数のスピーカーを伴う「マルチサウンド」の表現が進化した理由は、その意味や効果が明確にあるからです。様々な方向から聞こえる/多くの人が体感できる/いままでにない表現など、その効果の意味は多岐にわたり、それが故に発展したもの。
対してステレオつまり2つのスピーカー/ヘッドフォンで聞ける世界の中でどこまで表現を高めていけるのか。これはステレオというフォーマットが登場した瞬間から多くの人がチャレンジしてきたことです。
このような「制限がある中でなにをどこまで追求するか/できるのか」のアプローチは常に革新的な想像力と発展が集約されます。より新しいもの/より便利に/更になにができるかに集中できるから。特に日本人の気質はこの点に秀でており、日本の人は世界最高の技術者集団=ドワーフ(dwarf)にこそ向いていると考えます。
飛澤さんの8Way Audioにおける立体音像表現はこれまでの音響技術者が追求してきたステレオサウンド表現を一切否定せず、これまでにない新たな表現方法を提供する素になるものです。
今後に期待できる要素は揃ったと理解しています。特に現時点の最新バージョンで、驚くほど飛躍的に音の解像度が高まりました。そしていま、より高い解像度で処理を行える環境が揃い、それをエンジニアリングできる素晴らしい音響エンジニアが確保されている。
「権利を保持できる特許」を持ち、「誰もが聞いて理解できる高い品質」「8Way Audioを活かせるコンテンツ」が多種多様にある中で「技術開発できる人的リソース」まで存在する。となれば、次のステップは明確です。
それは、多くの制作者がストレス無く8Way Audio技術を利用できるようにしていくこと。この動きが8Way Audioを利用したコンテンツが増えることに繋がります。今回のクラウドファウンディングの目的はここにある。なるほど実にシンプルで、正しい方向に向かっていると理解しています。
なにせ8Way Audioコンテンツを聞くことができるターゲットもすでに揃っています。それは現在のすべてのサウンド再生システム。つまり「世界中のすべての人」が「今持っている環境のまま」で8Way Audioの効果を体感することができる事がわかっている。
これまでのステレオ表現技術を長年追求してきた飛澤さんという音響エンジニアが実現した8Way Audio。この技術が実現できる明確な未来への期待に、私も最大の協力をしていきたいと考えています。
私は、オーディオ制作に関連する機材の販売を主に行っており、自身でもイマーシブオーディオの制作にも携わっております。近年はイマーシブオーディオ普及を目指しており、制作環境のサポートも行っています。イマーシブオーディオでは通常のステレオの2本のスピーカーよりさらに多くのスピーカーを設置する必要があります。スペースやコストの都合上導入することが困難なケースもあります。
私が8Way Audioをスピーカーで体感した時に感じたのは、実際にスピーカーが後ろに置いていないのに、音が後ろから聞こえる驚きです。この技術があれば、スピーカーを複数台用意しなくても没入感を得ることができます。イマーシブオーディオは現在ヘッドフォンシーンがメインだと思いますが、スピーカーでの体験はさらなる感動を与えてくれます。8Way Audioはライブシーンやホームオーディオ、ホームシアターなど様々なシチュエーションで活躍することでしょう。
私はこれまで5.1chや7.1chのサラウンド時代から、多くの「2chで立体音響を再現する」技術を取材してきました。イマーシブが主流になってからも、7.1.4、22.2chなどをヘッドホンや2chスピーカーで再現しようという試みは数多く登場しましたが、“後ろからの音”が本当に後方に定位する例は、正直ほとんどありませんでした。
ところが、今回Inter BEEで体験した next Sound の「Crosstalk Control Technology」デモは、まったく次元が違いました。個人のHRTF測定不要で、誰が聴いても自然に後方定位が得られる──こんな技術はこれまで存在しなかったと思います。音という言語非依存の領域だからこそ、世界に広がる可能性を強く感じました。
飛澤さんが5〜6年かけて取り組んできた研究を間近で見てきた身として、今回の成果には心から驚きました。これは音楽制作・オーディオの未来を変えうる、本物のブレイクスルーです。
弊社は、 事業会社より出資をいただいています。
※ 上記遷移先はFUNDINNOのものではありません。
※ 上記遷移先はFUNDINNOのものではありません。
※ 上記遷移先はFUNDINNOのものではありません。
| 資本金: | 30,499,000円(2025年10月14日現在) |
| 発行済株式総数: | 20,333株(2025年10月14日現在) |
| 発行可能株式総数: | 50,000株 |
| 設立日: | 2020年3月16日 |
| 決算日: | 2月28日 |
| 開発人件費 | 768万円 |
| 当社への手数料 | 151万円 |
| 開発人件費 | 1,736万円 |
| 当社への手数料 | 343万円 |
| 開発人件費 | 1,736万円 |
| 増加する資本金の額 | 1株当たり | 5,000 円 |
| 増加する資本準備金の額 | 1株当たり | 5,000 円 |
発行者の財務情報について、公認会計士又は監査法人による監査は行われていません。
株式会社FUNDINNOによる株主名簿及び新株予約権原簿の管理
next Sound株式会社株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要
※以下はnext Sound株式会社株式に投資するにあたってのリスク・留意点等の概要です。詳細については必ず契約締結前交付書面をご確認ください。また、一般的なリスク・留意点については 「重要事項説明書」 をご確認ください。
発行する株式は譲渡制限が付されており、当該株式を譲渡する際は発行者の承認を受ける必要があるため、当該株式の売買を行っても権利の移転が発行者によって認められない場合があります。また、換金性が乏しく、売りたいときに売れない可能性があります。
募集株式は非上場の会社が発行する株式であるため、取引の参考となる気配及び相場が存在いたしません。また、換金性も著しく劣ります。
募集株式の発行者の業務や財産の状況に変化が生じた場合、発行後の募集株式の価格が変動することによって、価値が消失する等、その価値が大きく失われるおそれがあります。
募集株式は、社債券のように償還及び利息の支払いが行われるものではなく、また、株式ではありますが配当が支払われないことがあります。
募集株式について、金融商品取引法に基づく開示又は金融商品取引所の規則に基づく情報の適時開示と同程度の開示は義務付けられていません。
有価証券の募集は、金融商品取引法第4条第1項第5号に規定する募集等(発行価額が1億円未満の有価証券の募集等)に該当するため、金融商品取引法第4条第1項に基づく有価証券届出書の提出を行っていません。
発行者の財務情報について、公認会計士又は監査法人による監査は行われていません。
発行者は前期決算期末(2025年2月28日)及び直近試算表(2025年8月31日)において債務超過ではありません。今後、売上高が予想通りに推移しない場合、債務超過に陥るリスク及び有利子負債の返済スケジュールに支障をきたすリスクがあります。
発行者の前期決算期末(2025年2月28日)及び直近試算表(2025年8月31日)において営業損失が計上されています。今後、売上高が予想通りに推移しない場合、営業損失が継続するリスクがあります。
今後の市場動向及び市場規模など不確実性を考慮した場合、競合他社の参入等により当該会社の市場シェアの拡大が阻害され収益性が損なわれるリスクがあります。
発行者の設立日は2020年3月16日であり、税務署に提出された決算期(2025年2月28日)は第5期であり、現在は第6期となっています。上場企業等と比較して銀行借入等による融資や各種増資について円滑に進行しない可能性があります。発行者の資金調達計画(今回の募集株式の発行による増資を含みます)が想定通りに進行せず、事業拡大に必要な資金が調達できない場合、事業計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。発行者は当募集において目標募集額を920万円、上限応募額を3,000万円として調達を実行します。但し、現時点では上記資金調達が実行される保証はありません。なお、発行者は当募集後、2026年5月に不足分の資金調達を予定(※但し、今回の資金調達により上限応募額に到達した場合は、2026年5月の不足分の調達は行わない予定です)していますが、売上実績が想定どおりに進まない場合には予定している資金調達に悪影響を及ぼし、今後の資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は創業以来、配当を実施していません。また、事業計画の期間に獲得を計画しているキャッシュ・フローは事業拡大のための再投資に割り当てる計画です。そのため、将来的に投資家還元の方法として配当を実施する可能性はありますが、事業計画の期間においては配当の実施を予定していません。
発行者の事業において販売するサービスは、販売時の景気動向、市場の需給状況により予定販売単価及び想定販売数量を大幅に下回る可能性があります。
著しい売上高の下落、予想外のコストの発生、現時点で想定していない事態の発生などの事象により、資金繰りが悪化するリスクがあります。
発行者は、事業を実施するにあたり関連する許認可が必要となる可能性があります。発行者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後に係る許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
発行者の事業は、代表取締役の飛澤正人氏(以下、同氏)の働きに依存している面があり、同氏に不測の事態が発生した場合、発行者の事業展開に支障が生じる可能性があります。
ファンディング・プロジェクトが成立しても、払込金額及び振込手数料が一部のお客様より払い込まれないことにより、発行者が当初目的としていた業務のための資金調達ができず、発行者の財務状況・経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
発行者から当社に対しては、審査料10万円(税込:11万円)が支払われるほか、今回の株式投資型クラウドファンディングが成立した場合、募集取扱業務に対する手数料として、株式の発行価格の総額の20%(税込:22%)相当額(2回目以降のファンディング・プロジェクトが成立した場合、1回目の募集取扱契約書の締結日を基準として以下の区分により募集取扱業務に対する手数料を発行者から申し受けます。)が支払われます。
| 1回目の募集取扱契約書の締結日 | 店頭有価証券の発行価格の総額に対する当社手数料の比率 |
| 2023年12月21日以前の発行者 | 15%(税込:16.5%) |
| 2023年12月22日以降の発行者 | 18%(税込:19.8%) |
申込期間中に上限応募額に到達した場合は、上限応募額に到達した時間から24時間(1日)以内に限りキャンセル待ちのお申込みをすることができます。(但し、上限応募額に到達した時間がお申込み期間の最終日の場合は、お申込みの受付、キャンセル待ちはお申込み期間最終日の終了時間までとなります。)
上限応募額に到達した時点で、投資金額コースの「お申込み」ボタンが「キャンセル待ちをお申込み」ボタンに変わります。なお、本サイトにおける有価証券の募集は、金融商品取引法第4条第1項第5号に規定する募集等(発行価額が1億円未満の有価証券の募集等)に該当するため、金融商品取引法第4条第1項に基づく有価証券届出書の提出を行っておりません。
ネオス株式会社 池田 昌史
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