シダックス社との資本業務提携が決定!【テクノロジーで人材教育の課題解決を目指すピーシーフェーズ社 ~調達後の動向を深堀り~】

2019年3月29日
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「働き方改革」が声高に叫ばれている昨今、業界問わず各企業、業務の効率化、生産性の向上につながるタスクに懸命に取り組んでいます。

その中でとりわけ企業を悩ませているのが人材の採用と定着化の問題。

20代を中心に活発に見られる「人材の流動化」は企業からすれば人材育成への投資がサンクコストになりかねず、企業経営に大きな影響を与えるほど深刻化しています。

こうした課題を解消するツールとして注目を集めているのがピ-シーフェーズ株式会社が開発した《shouin》。

同サービスは人材の育成と管理を両面で支援していくプラットフォームで、動画を活用し従業員の習熟度を可視化することにより組織全体の課題を抽出・改善へと導いていきます。

今回の『社長インタビュー』は、同社吉田代表にご登場いただきました。

昨年9月にFUNDINNOで資金調達に成功して以降、同社はシダックス社との協業が決まるなどIPOに向けて順調な歩みを見せています。

そんな同社の吉田代表に資金調達後の活動状況、今後の構想などお話を伺っています。


シダックス社との資本業務提携が決定。事業のスケール化へ前進

―― 貴社の《shouin》は、現在、多くの企業が頭を抱える「人手不足」の問題とリンクしています。市場の反応はよいのではないですか。

吉田

「おっしゃる通りです。商談を通じて人材管理はもはや企業経営の優先的な課題になったと感じます。

育成した人材が流出し、新たにしかも幾度となく現場で指導を行なうことは効率的ではありません。企業の現場は「指導疲れ」を起こしており、生産性向上には程遠いそんな現状があります。

弊社は大手レストランチェーン「きちり」社に代理店をお願いしているのですが、FUNDINNO公開後は特に引き合いが増え12社の導入が決まりました。

業界は飲食、流通、進学塾、食材卸など多様ですが、従業員500名以上で人事部が独立している点は共通しています。

ただ、《shouin》は大企業向けではありません。月20万円から始められるということもあり従業員100~200名規模の企業からも関心をもたれています。

今後、幅広い客層を取り込めるよう、現在、料金体系を再考している最中です。」

これは質問同士の間にマージンを入れるための空ブロックです。

 

―― そんな中、シダックス社(東証JQ 4837)との資本業務提携が決まりました。IPOに向けて大きなトピックになるのではないでしょうか。

吉田

「そうですね。シダックス様はアウトソーシングの受託事業を民間、行政問わずトータルで手掛けられていることから人材の確保は必須なのですね。

従業員をグループ全体で1万人近く抱え、人材を『人財』と捉えておられます。

他の企業以上に現在の人手不足や人材流動化の問題を真剣にお考えになられ、且つ、上場企業としての使命をお持ちですのでそうした企業と協業できることで弊社内の士気もあがっています。」

―― 具体的にはどのような協業なのでしょうか。

吉田

「先ず、シダックス様に《shouin》をご導入頂きます。食堂、学童、道の駅など多様なアウトソースを手掛けておられますので、その中の幾つかの事業、グループ会社で人材管理にお役立ていただきます。

その他はまだ確定していませんが代理店の役割を担っていただくことも検討しています。

いずれにしてもシダックス様の経営基盤を広く活用させていただけるということで、一気に事業がスケールしていくことも想定しています。」

これは質問同士の間にマージンを入れるための空ブロックです。


特許を取得。競争優位性が強固に。

―― 《shouin》は動画を活用したツールです。世の中の「動画トレンド」も追い風ですね。

吉田

「大きいです。かつての人材育成向けのマニュアルは、紙で作成されしかも数百ページからなる非常にアナログ的なものでした。それでは、今の10代、20代には敬遠されてしまいます。

生れてからネットがあった世代を育成しようと思えば、やはり、動画が最も有効だと思います。そしてスマホで見られるなど『誰でもどこでもいつでも』という環境を企業サイドが設けることは必須なのではないでしょうか。

《shouin》をご利用いただいている企業様の導入決定要因は、そうしたことが決め手になっています。

『文字ではなく動画』は、これからの人材育成にはマストだと思います。」

―― では、競合も増えていきそうですね。

吉田

「増えるでしょうね。ですので《shouin》のようなサービスは技術力で優位に立ち続けなければなりません。ブランドの構築も技術優位があってこそですので、常に、競争環境はモニタリングしています。

そうした中、弊社は先ごろ特許を取得しました。「トレーニング(研修)」というカテゴリーにおける、動画を操作する上での早送りや巻き戻しを行なう機能に関してです。

これはユーザーが見たいシーンにピンポイントでたどり着くために必ず、使う機能ですのでこの部分で特許が取得できたことは、ユーザビリティの卓越性が証明されただけでなく競争優位の確立という点でも極めて大きいです。

更に、もう1つリモートワークに関する機能の特許を申請中です。弊社は、ユーザビリティを追求し続けていくことで参入障壁を高めていきます。」


事業構造の転換に成功。エンジニアの採用、定着も順調

―― FUNDINNOでの資金調達では、300名近くの投資家が貴社を支援されましたね。

吉田

「はい。とてもありがたいです。昨年9月のFUNDINNO公開時は、丁度、事業構造の転換を図っていたころだったのです。

大手企業の受託開発から《shouin》という自社システム開発へ大きく舵を切ろうとしていましたので、FUNDINNOを通じて《shouin》の将来性が投資家の方々にご理解いただけたことは、経営者として大きな自信につながりました。

結果、資金もシステム開発へ充当することができ、事業構造の転換に成功しました。その恩恵でしょうか。

弊社は毎月のように若手エンジニアの採用を行なえています。皆、経験者でとても戦力になっており、社内のムード、開発力いずれも格段にアップしたと思います。

離職者も出ず、現在、エンジニアは16名になりましたが、自社システムの開発こそエンジニアの最大のモチベーションなのだと実感しています。

経営者として現在の弊社がIPOへ向けてよい感じで進んでいると思えるのは《shouin》の販路が広がっていることと同じくらい、エンジニアエンゲージメント向上の要素が大きいです。」

―― 最後に、投資家の皆様に今年、注力していく事業活動とメッセージをお願いします。

吉田

「今年は代理店をさらに増やすことで業績拡大を図っていきます。大企業には従来通リ弊社がダイレクトでアプローチをしていきますが、上述しましたように《shouin》は大企業に特化したツールではありません。

規模の小さい企業を開拓できるような仕組み、導線も並行して構築していきたいと考えています。

施策としては、ビジネスショーへの出展や動画広告の出稿を検討しています。シダックス社との協業もありますし、今年度は良い報告を投資家の皆様にできるのではないかと思います。

今後も丁寧に事業報告をさせていただきます。何卒、ご支援のほどお願いいたします。

     

※本レポートは対象となる企業の取材を通じて、情報提供を受けていますが本レポートに含まれる仮説や結論、その他すべてはアナリストの見解になります。また、本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為を勧誘するものではありません。企業の発行する有価証券の価値を保証または承認するものではありません。
(日本クラウドキャピタル アナリスト 馬渕磨理子 )



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