Crowdcubeがコメント、コロナウィルスによる投資行動への影響は限定的

2020年3月19日 コンテンツ

株式投資型クラウドファンディング(Equity CrowdFunding)で先行している英国において市場を牽引しているCrowdcubeからコロナウィルスに関するニュースが3月13日に配信されている。

Crowdcube は、金融危機をきっかけに2009年に創業。株式市場が急落する中、小規模企業が資金を調達することが困難になり、潜在的な投資家が投資機会にアクセスすることも困難となった状況に課題を感じ創業している。 2011年にサービスを開始し、当時、合計16 0万ポンド、7案件の資金調達を行った。2018年には、イギリスの起業家の4人に1人がクラウドファンディングを通じてエクイティファイナンスを調達するまでに普及している。今や、イギリスの16のユニコーン企業のうち、3社がCrowdcubeを利用したのち、ユニコーン企業となっている。

今回のコロナウィルスの感染拡大について、Crowdcube は『コロナウィルスの大流行が始まって以降、投資行動への影響は限定的です。株式投資型クラウドファンディングの投資は長期的であるため、Crowdcubeでの投資行動は、公開されている市場のマクロ経済的要因の影響をはるかに受けにくくなっています。ただし、英国、ヨーロッパ、そして世界経済の状況を引き続き注意深く注視していきます。』と述べている。

さらに、『Crowdcubeは、2008年の危機の直後に設立され、Brexitの不確実性が高まる中でも、ビジネスへの影響はほとんどなかったため、同社は困難な時期を乗り越えてきた歴史があります。』と述べている。

イギリスのECFだけでなく、アメリカのECF市場も、現状ではコロナウィルスによる投資行動の影響は限定的のようだ。当社としては海外情報に更新があり次第、随時更新していく。

(馬渕 磨理子)

参考)

https://www.crowdcube.com/explore/blog/crowdcube/coronavirus-update-from-crowdcube