FUNDINNO みらい会議 第18回
2022年10月21日 コンテンツ第18回FUNDINNOみらい会議は、株式会社AoyamaLab CEO/COOの内山和也様と同社取締役副社長/CMOの朝田直樹様を特別ゲストにお招きしました。テーマ1では、内山様・朝田様に創業背景や事業内容についてお話しいただき、テーマ2では、FUNDINNO事業リーダーの文屋よりFUNDINNO MARKETの最新動向についてお話しました。
目次
テーマ1:発行者様の活躍
テーマ2:今月のFUNDINNO MARKET
テーマ1:発行者様の活躍
特別ゲスト:株式会社AoyamaLab CEO/COO 内山和也様
株式会社AoyamaLab 取締役副社長/CMO 朝田直樹様
AoyamaLab社は2022年7月にFUNDINNOでの資金調達に成功されました。
募集ページ:https://fundinno.com/projects/381
AoyamaLab社は伊藤忠商事と共同で、「SECRET MALL」と「AOYAMA GIFT SALON」の2つのECサイトを運営されています。今回は、内山様・ 朝田様より「SECRET MALL」の特徴や詳細をご説明いただきました。
「SECRET MALL」は、会員様しか閲覧できない仕組みを採用することで、一般のお客様の興味・関心を誘うECサイトにしたいという思いで、「SECRET」というネーミングにしたそうです。
「SECRET MALL」最大の特徴は、ネット最安値を保証していること、そして1点から送料無料という点です。通常のECサイトは集客のための広告宣伝費が商品価格にも反映されていますが、「SECRET MALL」は会員様しか閲覧できないクローズドな環境だからこそ、他サイトよりもリーズナブルな価格での商品提供が可能となっています。現在、扱う商品の9割が食品で、野菜ジュースやワイン、ペット用品が人気とのことです。
また、「SECRET MALL」では、万が一、同じ商品が他ECサイトで1円でも安く販売されていたら、SECRET MALL内で使用できるポイントを差額の2倍分、お客様に付与するなど、確実にネット最安値で販売するための企業努力も徹底されています。
後半は、内山様、 朝田様、柴原、馬渕の4名にて「巨大なブルーオーシャン、食品EC市場に挑むAoyamaLabが描く世界とは」というテーマで、トークセッションを行いました。
まず、食品業界におけるEコマース活用の可能性について、内山様から、大きなマーケットにも関わらずEC化率がたった2%という状況にチャンスを感じたこと、そして伊藤忠商事の営業力が仕入れやネットワーク構築において強みになっていることをご説明いただきました。
そして、朝田様からは、ビジネスモデルの発想の原点は「逆張り」にあったことをお話しいただきました。伊藤忠商事時代にAoyamaLab社の事業を実験的に開始された朝田様は、周囲からの「食品は安価だからコスト倒れしやすい」「配送スピードはAmazonには勝てない」といった声に対し、企業の福利厚生に活用してもらえれば販促費がかからないのではないか、お客様が待ってでも欲しくなる商品を提供できればいいのではないか、と逆張りの考え方をした結果、今のビジネスモデルを思いつかれたそうです。
また、紫原からの「エンタープライズとベンチャー企業のコラボレーションにおける課題」という質問について、朝田様から「ベンチャー企業としてのスピード感を保つために、伊藤忠商事にはあえて出資してもらわずに、営業面での協力に留めることでいいバランスを保てている」とご説明いただきました。
質問コーナーでは、「一般会員が増えると、シークレットの意味をなさないのでは?」というご質問に対し、朝田様から、Welcome会員とThanks会員で商品数が異なること、そして同じ商品でも継続的に販売する・期間限定で販売することで違いを出すなど、販売方法にも工夫を凝らしている旨をご回答いただきました。
最後に、内山様から今後の事業構想についてもお話しいただきました。AoyamaLab社は、10年後に売上1兆円規模に成長すべく、定期的に商品を購入いただけるお客様にはお値引きやキャッシュバックをお約束する「エンゲージメントコマース」といったビジネスモデルを構想中とのことで、今後の成長が期待されます。
AoyamaLab社 HP:https://aoyamalab.co.jp/
テーマ2:今月のFUNDINNO MARKET
株式会社FUNDINNO 事業リーダー 文屋克隆
WEBページのリニューアル
7月にWebページを大幅にリニューアルしました。
海外のベンチャー株式のセカンダリマーケットを参考に構築した新しいWebページでは、各銘柄の基本情報や財務情報がより分かりやすくなっています。
会費制の撤廃
FUNDINNO MARKETでは今まで月額1,000円の会費をいただいておりましたが、より多くの投資家様にご利用いただきたいという想いで、8月から会費制を撤廃しています。これにより、FUNDINNO MARKETでかかる費用は売買手数料(売買金額の5.5%)のみとなりました。
ユーザー層の拡大
法人のベンチャーキャピタル様や大型の投資家様からのご要望を受け、9月より法人投資家様もFUNDINNO MARKETでお取引が可能となりました。
特定投資家制度の導入
株式会社FUNDINNO 代表取締役CEO 柴原祐喜
FUNDINNOでは、より多くの投資家様に幅広く案件を選んでいただける枠組みを提供すべく、9月より特定投資家制度を導入し、業界においても新たな一歩を踏み出しました。これにより、条件を満たす投資家様は、株式投資型クラウドファンディングにおける一社あたりの年間投資額50万円の上限がなくなります。
そして、特定投資家制度の導入にあたって、FUNDINNOプラスという新規サービスを立ち上げました。FUNDINNOプラスは事業会社様も1億円以上の資金調達が可能なサービスで、レイターステージの案件を中心に取扱う予定となっています。
ご興味がある方はぜひ当社までお問い合わせください。
イベントを終えて
AoyamaLab社の内山様・朝田様からは、食品業界という大きなマーケットにおいて、ECサイト上で販促費を還元するビジネスモデルを通じてお客様のエンゲージメント向上を目指す、チャレンジ精神溢れるお話を伺わせていただきました。
また、FUNDINNO MARKETでは、7月から9月における最新動向についてご説明させていただきました。
FUDINNOでは、投資家の皆様のご期待を超えられるようなサービス提供をするため、今後も、チーム一丸となって前進してまいります。引き続きご指導、ご支援をお願いいたします。