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第3号案件 クラウドファンディングで『共感して頂ける方々』を募る~株式会社オールユアーズ 木村代表~

2018年3月23日


こんにちは、日本クラウドキャピタルのアナリスト馬渕磨理子です。『社長インタビュー』を通して、「FUNDINNO(ファンディーノ)」で資金調達した企業にお話を伺います。

今回は、株式会社オールユアーズの木村昌史社長にお話を伺いました。同社は、購入型のクラウドファンディングを以前からされており、現在「24カ月連続でのクラウドファンディングに挑戦中」です。そこで、『株式投資型のクラウドファンディング』の導入を考えられた経緯が気になりましたので伺ってまいりました。根底にあったのは『共感して頂いた』という考え方です。


共感頂いた方々=株主

同社は問題解決型の商品を企画開発する企業です。洋服を『耐久消費財』ととらえる、木村社長は、「トレンド感がなく」「シンプルで」「ストレスがなく」「ずっと着られる」ものを開発、販売するというビジネスモデルを掲げています。

同社は、『カスタマーから評価されるプロダクトを持っている』という状態を作ることが望ましいと考え、新規性があるものを、新規性を評価するマーケットで売ることにチャレンジしたことが、購入型クラウドファンディングを始めたきっかけです。

そこには、ファンコミュニティを形成するという考え方が根底にあります。共感頂いた方々(ステークホルダー)を募るという意味では株主さんも同じだという考えのもと、株式投資型のクラウドファンディングを活用したようです。

木村社長は、『金額の大小ではなく、応援してくれる方の人数が多い方が価値がある』と考えおり、また、『自らの資金を使って応援してくれる人は、コンシューマーでも株主でも』我々に共感頂いた方々であり大切な存在であるという点で同じだとのことです。

FUNDINNOにより、できたこと

『FUNDINNO(ファンディーノ)』において2017年8月21日に197名の投資家から3,237 万円の資金調達を行っています。それによって、事業計画に述べていた、

(1)EC事業・クラウドファンディング事業の拡大と

(2)直営店の移転と本社機能の統合

を進めることができました。

(1)EC事業に関わるシステム構築費1280万円のうち70%が進捗しており、新しいサイトの運営をスタートしています。

(2)直営店の移転と本社機能の統合費の1000万円は100%完了しており、4月に移転が完了するようです。

今まで、1坪の直営店と三軒茶屋の事務所での運営をしていますが、今後、10坪の直営店と本社機能と統合したオフィスに移転することで業務の効率化が進むと言えそうです。1坪の直営店では、繁忙期にはお客様の試着に2時間待っていただくこともあり、かなり不便さを感じていたようです。

『FUNDINNO(ファンディーノ)』を通して、資金調達を行ったことで、その他、在庫・受注・経理システムの向上や機能性をより高めたものを開発・構築にも力を入れているようです。

投資家との交流

『FUNDINNO(ファンディーノ)』を活用してからTwitter・Facebookなどで株主さんとも交流が増加したといいます。株式や仮想通貨に投資している投資家さん周りにも認知度が高まり、既存の購入型のクラウドファンディングとは違った、新しい層が取り込めた側面もあるようです。

FUNDINNOの投資家さんが、購入型のクラウドファンディングで商品の購入をしたり、イベント開催費用への投資や、店舗への来店などもあり、実際に投資家さんとの交流が増えたことに喜びを感じているようです。

『未来に希望があるものにお金を使いたい』という、共感頂いた方々の『成長過程を一緒に見たい』という思いに応えるためにも、さらに事業を拡大していきたいと強く決意しているようです。

透明性があることは価値『全て見せちゃおう』

木村社長はECサイトでも『全て見せちゃおう』というアイデアが生まれたそうです。いつアイデアを「発想」して、どこの工場で、誰と作っているかも公開しており、「発送」したあと買ってくれた人はどのよう感じているのか、までをウェブストアで見ることができます。

同社のECサイトは、FUNDINNOを利用した際に『透明性があることが価値なんだ』と感じたことにより、取り入れたようです。FUNDINNOの資金調達により、新しく構築したサイトで『何人支援していて、いくら支援が集まっているかを公開』しています。

実際、同社のECサイトの商品紹介ページは、プロダクトの販売ページというより『1つのコンテンツ』を読んでいる感覚になります。木村社長は、『購入型・株式投資型のクラウドファンディングを混ぜることで不特定多数の、皆さんからの監視によって、さらに透明性が出るだろう』と考えているようです。

FUNDINNOでは財務・経営面が鍛えられた

同社の経営方針として、同じゴールを目指す時に、従来型と新しいやり方があるなら、『新しい方を選択する』という経営方針があるようです。

FUNDINNOで株式投資型のクラウドファンディングに挑戦する際に、日本クラウドキャピタルとは幾度に渡る審査会をしました。事業計画、財務周りを10人程の公認会計士に審査を受けつつも、一緒に整理していく作業は学ぶことが多かったようです。

財務面での透明性も確立できたことに喜びを感じているようです。

経営面でも、透明性を持たせて経営したい方であれば、株式投資型のクラウドファンディングは適しているサービスだと感じているようです。

『ファンコミュニティを作りながら、株主さんともコミュニケーションを取りつつ、みんなから応援されている状態の中で事業を大きくしていきたい経営者の方に適しているサービス』だとのことです。

新しいサービスの立ち上げ

ファンディーノによる資金調達で、ウェブストアで商品開発段階の工程を読み物として見ることができる、『コンテンツ製作』に集中することができるようになりました。同社の世界観をサイトで表現できるようになり、更に加速度的に、新しいサービスを2つ展開予定です。

1つ目は、『セカンドライフ』です。機能性に特化した技術を持つ同社は、『お客様のタンス在庫を全てうちの商品にしてしまえ!』という発想です。お気に入りの洋服を加工して機能強化することで、ずっと着られる物を提案していく事を考えています。

2つ目が、『定額モデル』です。オールユアーズの商品は長く使うことが前提なので、『着た分だけを払うという考え方』ができます。

つまり、洋服を耐久消費財としてとらえて、保守・メンテナンスを行う対象として考えることができます。ストック型のこの発想はアパレルブランドの成り立ちとは180度真逆のスタンスであり、既存の概念に収まらない発想ではないでしょうか。

今後は、このアイデアを実現化していくと同時に、更なる人材獲得も必要な段階に入ってきており、次のステージに入るために再び資金調達も考えているようです。木村社長のコンセプトと思想を基に、ファッションアパレル業界を革新し、トレンド消費ではない、新しい選択肢を消費者に提示し続ける姿には今後も注目が集まりそうです。

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※本レポートは対象となる企業の取材を通じて、情報提供を受けていますが本レポートに含まれる仮説や結論、その他すべてはアナリストの見解になります。また、本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為を勧誘するものではありません。企業の発行する有価証券の価値を保証または承認するものではありません。

(日本クラウドキャピタル アナリスト 馬渕磨理子 )

株式会社日本クラウドキャピタル
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長 (金商) 第2957号
加入協会:日本証券業協会

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