「どのフェーズでも活用価値がある」VCの助言で活用を決意。287名の応援団を築いた“新事業PR×エクイティ調達”の裏側
| 企業名 | 株式会社レグミン |
|---|---|
| 設立年 | 2018年 |
| 代表者 | 野毛 慶弘、成勢 卓裕 |
| 事業内容 | 自律走行型農薬散布ロボットを開発。ロボットを用いた農薬散布代行サービス「マクミン」の展開 |
| 過去の資金調達 | 大手VCや金融系VC、アグリテック特化型VC、事業会社や自治体が出資 |
| ウェブサイト |
https://legmin.co.jp/ (遷移先はFUNDINNO外部サイトです) |
ステージ アーリー
ステージ ミドル
ステージ レイター
ステージ
課題
- 新規事業フランチャイズ展開の立ち上げに苦心
- 加盟数拡大に向けたサービス周知の不足
- VC調達や借入等ではない資金調達の選択肢の多様化
成果
- 287名から7,188万円を調達。顧客紹介などシナジーも発生
- 計画上振れで着地見込み。フランチャイズ契約も進捗
- 金融機関や行政、農家など全方面からの評価向上
新事業の拡大を悩ませたPR・マーケティング課題
─ 御社の事業内容を教えてください。
野毛弊社は、自律走行型の農薬散布ロボットを自社で開発し、そのロボットを使った農薬散布の代行サービスを手掛けています。人手不足が深刻な農業分野において、スマート農業の社会実装を推進しています。
─ 2025年7月にFUNDINNOを活用されました。当時抱えておられた課題についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
野毛ちょうど資金調達を進めていた時期で、資金調達の手法を増やしたいという想いがありました。また、弊社は全国規模で農薬散布代行を進めていくためにフランチャイズ戦略を採用しているのですが、「もっと周知したい」「どうやってPRをすれば良いのか」と考えている時期でもありました。
「FUNDINNOを使って積極的にアピールをしていこう」-大手VCからの勧めで活用へ
─ 当時、株式投資型クラウドファンディングにどのような不安がありましたか?
野毛他のスタートアップも同じだと思いますが「上場できるのか」という点はやはり気になっていました。ただ、弊社の株主である大手VC様から「ぜひ活用したら良いのでは」というお話をいただいて、色々とサービスに理解を深める中で「これなら大丈夫だ」と思いました。
─ 株主のVC様は、どのような背景でレグミン様にFUNDINNOの活用を勧められましたか?
野毛やはり、FUNDINNOで資金調達をすることによって周知を図ることができるということです。代表パートナーの方から「農業法人の方々や、地域の方々、フランチャイズに加盟してほしい事業者の方々、今後の資金調達などを見据えて金融機関の方々に知ってもらうためにも、積極的にアピールしていこう」と強く勧めていただきました。
「新株予約権者の人数が増えても問題ないと思うようになりました」
─ 弊社の担当者とお話しされる中で、どのような印象を抱かれましたか?
野毛担当の方は金融・VC出身ということもあり、幅広い知識を持っていらっしゃって、しかもかなり深く理解をされていると感じました。何でも率直に回答いただいて、すぐに不安が払拭されたというのが本音です。
─ FUNDINNOを活用すると決めた瞬間や決め手について、教えてください。
野毛経営者としては当然、全ての株主や新株予約権者の皆さまに説明する義務があります。今やっている株主様向けの定例報告会のようなものをより大規模に実施するということになっても、結局自分がやるべきことは一緒だと思いました。FUNDINNOの担当の方が金融領域出身で、幅広く深い知識で色々と率直に教えていただいたこともあり、「人数が増えても別に問題ないな」と思うようになりました。また、元々「レグミンに出資したい」というお言葉をいただくことが多かったのですが、株式投資型クラウドファンディングであれば約10万円という金額から出資が可能になります。個人の知り合いにも出資の機会を提供できると感じた点も大きなポイントです。
287名から7,188万円を調達。PRも事業計画作成も「勉強になった」
─ 募集準備期間や募集期間を振り返って、気付きになったことや学びになったことは何かありましたか?
野毛プロジェクトページの作成では「表現が上手だな」と感じました。元々レグミンはPRが苦手領域なのですが、我々の事業、想いやビジョンなど、私たちの頭の中にあるものを上手く言語化してもらうことができ、「そうそう、それが伝えたかった」となる瞬間が多かったです。これはPRが得意でない弊社のような企業にとって、とても有り難いことではないでしょうか。また、事業計画についても、これまで社外の専門家の方に作成を支援していただく機会はなかなかなかったので、ブラッシュアップする良い機会になったと感じています。また、募集期間中には「オンライン事業説明会」を複数回開催しました。多くのご質問やご意見をいただき、私たちとしても改めて弊社の事業についてや、その伝え方などの面で大変学びになりました。
─ 募集開始後、2日間で目標募集額1,632万円を達成し、最終的に287名の方から7,188万円の資金調達に成功されました。この結果の印象はいかがですか?
野毛想像以上に多くの方々からお申込みをいただくことができ、とても嬉しかったです。元々出資したいと話されていた方も含め、知り合いの方々にも多数ご出資いただきました。また、結果を受けて既存株主様からも喜びの声をいただき、市場からの弊社への評価が可視化されたことで、再評価していただくことができたと感じています。
今期計画上振れ見込み。引き合い多数、VCや金融機関も高評価
─ FUNDINNOでの募集後、PRやマーケティング面での効果はありましたか?
野毛ページを見た方からの問い合わせが多数あります。金融機関の方や行政の方、農家さんからも「見たよ」と声を掛けていただきました。採用活動でも数件応募がありました。さまざまな方面から応援のコメントも貰っています。
─ 資金調達後の事業進捗について教えてください。
野毛フランチャイズの立ち上げや営業面で資金を使わせていただいており、数件決まってきそうになっています。また、今期は計画を上振れて着地見込みです。
─ 資金調達後、VCや金融機関からの評価に変化はありましたか?
野毛FUNDINNOとは同時並行で第三者割当増資や融資も進めていました。「株式投資型クラウドファンディングを使うと他の手段での資金調達が難しくなる」と聞いたことがありました。ただ、決してそのようなことはなく、第三者割当増資も融資も無事に完了しています。むしろ、「それだけ多くの方々が出資してくれて、その金額が集まるベンチャーで素晴らしい」という評価が多かったです。
「上場のイメージが湧きました」-新株予約権者287名とのシナジーも発生
─ 287名の方々が新株予約権者になられました。何か良いシナジー効果は生まれていますか?
野毛新株予約権者の皆さんからご提案いただく機会が多いです。例えば、元々知り合いだった方からは「新株予約権者になったからもっと色々サポートするよ」ということで、農業法人の紹介やビジネスマッチングのお話をいただいています。「新株予約権者として頑張ります」という声も多数いただいており、知り合いの方々がさらにサポートしていただけるようになった、というケースが結構多いです。
─ 新株予約権者様の管理の面で、何か大変なことや問題点はありますか?
野毛非常に大変なイメージをしていたのですが、FUNDINNOが提供する「FUNDOOR」を活用させていただいており、「とても楽だな」と思いました。IRについても既存株主様へのご報告内容をベースに作成しており、決して管理・情報共有などの面で大変と感じていません。
─ 上場を見据え、多くの個人投資家様が新株予約権者様になられたことについて、どのように感じていますか?
野毛上場した場合に、市場からどれぐらいご評価いただけるかは未知数でした。今回287名の方々に7,188万円という資金をご出資いただき、一定の評価をいただけるのかもしれないと思いました。FUNDINNOは上場前に市場からの評価を図ることができる試金石と感じましたし、「考えていたことがいけるんじゃないか」という自信に変わりました。
─ 新株予約権者の方々に何か一言伝えるとしたら、どのようなお言葉になりますか?
野毛目標必達のために頑張るということと、食の未来のために取り組んでいくので、今後も何かご意見やご感想、ご質問等があればいつでも仰っていただきたいと思います。引き続きご紹介等もいただけると嬉しいですね。
「多くのスタートアップは、どのフェーズでも活用する価値がある」
─ FUNDINNOを検討している企業へ、メッセージをいただけますでしょうか。
野毛toCのスタートアップが相性が良いと思われるかもしれませんが、弊社のようなtoBの企業でも、PR・広報・マーケティングという観点では活用した方が良いと思います。また、その中でも、これからアクセルを踏んでいきたいタイミングのスタートアップにとって非常に良いサービスではないでしょうか。シード、アーリーだけでなく、ミドル、レイターに至るまで、どのフェーズでも活用する価値があるサービスだと感じています。
─ 最後に、一次産業とFUNDINNOの相性についても、何かお考えがあればいただきたいです。
野毛食べ物は、生きていく上で全員に関係するものです。昨今の人手不足という課題もあり、「生産者をサポートしたい」という声は多いと思います。そのような方々が、生産者を支援するアグリテックやスマート農業系のスタートアップの株主になることで、生産者を間接的に支援・応援できる仕組みだと考えています。弊社も同じ立場として、一次産業への技術・プロダクトの実装の難しさを感じていますが、全国から応援してくださる方々を味方につけることは有効に働くと思います。ぜひ、積極的にFUNDINNOの活用を検討されてはいかがでしょうか。
FUNDINNO 編集後記
【toB企業必見】VCが評価する「パブリックの信用」。PR戦略としてのFUNDINNO
レグミン様の事例は、「PRが苦手なtoB企業」にとってのFUNDINNOの価値を示しています。自律走行ロボットという高度なアグリテック事業は、一般の生活者には伝わりにくい側面がありますが、FUNDINNOを通じて「食の未来」という共感性の高いテーマに変換されました。
野毛様がインタビューで語られた以下の点は、多くのスタートアップにとって重要なインサイトと考えられます。
・VCが評価した「パブリックな信用」の獲得
レグミン様の成功の根幹には、既存株主の大手VC様からの積極的な推奨と、それによる「パブリックな信用」の獲得があります。資金調達と同時並行で進められた第三者割当増資や融資が問題なく完了したどころか、「多くの方に応援されていて素晴らしい企業だ」というポジティブな評価を得ています。これは、「株主や新株予約権者が多いと不利になるのではないか」という通説を覆し、FUNDINNOがVCや金融機関への「市場評価の証明」として機能することを示していると考えられます。
・事業拡大期に必要な「PRとサポーター」を同時確保
レグミン様がFUNDINNOを活用されたのは、フランチャイズ戦略を立ち上げ、アクセルを踏むタイミングでした。「PRが苦手」という課題に対し、FUNDINNOは資金面に留まらず、今後の同社自身によるPR・マーケティング活動への学びの機会、農業法人や行政、金融機関への認知度向上を短期間で提供する多機能な成長エンジンになりました。287名の新株予約権者様は、農業法人の紹介やビジネスマッチング機会の提供など、事業拡大に直結するサポーターへと変貌しています。
「FUNDINNOは、どのフェーズでも活用する価値があるサービスだと感じています。」
レグミン様の資金調達ストーリーに共感された企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。