「信頼できる伴走者」残高1万円から売上170倍超に成長。ソーシャルスタートアップの躍進を支えるファン株主獲得戦略
| 企業名 | 株式会社アニマルクエスト |
|---|---|
| 設立年 | 2020年 |
| 代表者 | 池田 智史 |
| 事業内容 | 動物特化型ギフティングアプリ「Animal Quest(アニマルクエスト)」の運営 |
| ウェブサイト |
https://ani-que.com/ (遷移先はFUNDINNO外部サイトです) |
ステージ アーリー
ステージ ミドル
ステージ レイター
ステージ
課題
- 赤字先行型の成長戦略による深刻なキャッシュ不足
- 銀行や公庫からの資金調達に苦戦
- 投資側の意向に経営が左右されることへの懸念
成果
- 調達資金を基盤に3年で売上約170倍の急成長を実現
- ファン株主の紹介で動物病院での新規事業PoCが始動
- 事業計画策定の支援で将来に向けた精緻な経営指針を獲得
銀行融資の苦戦と残高1万円の綱渡り。「共感」が届くチャネルを求めて
─ 御社の事業内容を教えてください。
池田弊社は、ペットの社会課題を解決するために生まれたソーシャルベンチャーです。
ペットの不幸を最小化し、人の幸福を最大化することをビジョンに掲げています。この大きなゴールを達成するためには、法律を変えるだけでなく、産業や経済そのものを変える必要があると考えています。そのため、まずはアジアを代表するペットドメイン企業を目指し、現在はリピート需要の強いプレミアムフードを中心としたEC事業に注力しています。
─ FUNDINNOをご利用された当時、どのような課題を抱えておられましたか?
池田当時はキャッシュに非常に苦しんでいました。1期目、2期目と赤字を掘るスタートアップ型の経営をしていたため、銀行の融資も下りず、資金調達には非常に苦戦していました。残高が1万円ほどになる危機が5、6回もあり、まさにギリギリの綱渡り状態でした。
─ 数ある手法の中で、最終的にFUNDINNOを選んだ決め手は何でしょうか?
池田弊社の事業ドメインは社会貢献性が高く、「共感」を生むサービスだと考えています。そのため、多くの個人投資家の方々と直接つながることができるFUNDINNOは最も合う選択肢だと感じていました。FUNDINNOでの資金調達が完了した8月には出ていくお金が決まっており、ここで調達できていなければ倒産していたかもしれない、というタイミングでしたが、おかげさまで順調に成長し、今日を迎えられています。
「購入型とは別物」。事業計画の添削が大きな助けに
─ 募集の準備を振り返ってみていかがでしたか?
池田一般的な購入型クラウドファンディングとは全く別物だと感じました 。金融商品としての特性が強く、ルールも非常に厳格です。しかし、FUNDINNOではその道のプロの方が事業計画書を細かくチェックしてくださったり、伴走してくださったり、非常に有り難いと感じました。自分一人では、あのレベルまで詳細な計画は作れなかったと思います。
3年で売上170倍、4年で300倍以上、黒字化を実現
─ 調達後、売上が3年で170倍、4年で300倍以上、黒字化と驚異的な成長を遂げておられます。背景には何があるのでしょうか?
池田3つのポイントがあります。1つ目は、事前のリサーチに基づき勝算を8割ほど持っていたこと。2つ目は、私自身の「時間の価値の最大化」です。採用やPR、不要な交流会など「やらないこと」を決め、一人で何倍ものパフォーマンスを出すことに集中しました。3つ目は「お金の使い方」です。お金がない時期は精神衛生上も良くないですし、できることも時間も限られてきます。キャッシュの苦しみを知っているからこそ、稼げる以上には絶対に使わないという「単純な算数」で早期の黒字化を実現できました。
投資家からの紹介で新規事業の実証実験がスタート
─ 株主となった方々とのコミュニケーションはいかがですか?
池田基本的には自由に見守っていただいており、私にとっては非常に心地よい距離感です。一方で、裏側では大きなシナジーも生まれており、例えば、株主の方から動物病院の経営者を紹介していただき、そこを入り口とした新しいモバイルオーダー事業の実証実験が動き出しています。毎月のIRレポート配信は今や習慣になっており、自分自身の数字管理を正すためにも役立っています。
伴走者と共に、なすべきことを成し遂げたい起業家へ
─ FUNDINNOでの調達を検討している企業へ、メッセージをお願いします。
池田周囲のスタートアップを見ていると、投資する側・株主の意見に左右されてしまうケースもあるようです。FUNDINNOでは、小口ではあっても中長期的な視点で応援してくださる方々が多い点は、他の資金調達手段にはない魅力だと思います。「時間が掛かってでもなすべきことを成し遂げたい」と考えている起業家には非常に向いている手法ではないでしょうか。また、手数料に関しても、募集ページや動画の制作、事業計画の策定支援、調達後の株主総会や株主管理サポートまで含めれば、決して高くありません。投資家様との間に立ち、どちらにも忖度しないフラットさがあるからこそ、信頼できる「伴走者」になってくれるプラットフォームだと感じており、おすすめです。
FUNDINNO 編集後記
【ソーシャル×ビジネスの真髄】ファン株主と歩むソーシャルスタートアップの新しい形
残高1万円という極限の危機を乗り越え、3年で売上170倍、4年で300倍以上にまで成長したアニマルクエスト様。その快進撃の源泉は、池田代表の「ソーシャルベンチャーこそ、ビジネスとして圧倒的ナンバーワンにならなければ産業を変えられない」という不退転の決意にあります。
社会への貢献を志すスタートアップは、短期間で大きな収益を生むことが難しい局面も少なくありません。だからこそ、中長期的な視点でビジョンに共鳴し、見守っていただける「ファン株主」の存在は、経営者の精神的な支え、そして強力なサポーターとなります。
さらに、独りよがりの熱意に陥らぬよう、FUNDINNOが提供する精緻な事業計画の策定支援や資金調達完了後の株主管理等における支援は、いわば「CFO代行」として企業の成長を導く羅針盤となります。ビジョンを掲げ、着実な一歩を踏み出したいソーシャルスタートアップにこそ、弊社の伴走の価値を体験していただきたいと考えます。